2007年12月30日日曜日

[今年を振り返って]競馬

個人的に、今年最も競馬界で印象的だったのは、馬インフルエンザじゃなくて、私が競走馬を撮ることにはまりはじめた頃からずーっと追いかけていたダイワメジャーが有馬記念を最後に引退したことでした。無事に社台SSに着いたそうで、しかも見学用の放牧もされるようです。今度北海道行ったら絶対に会いに行こう・・・。よく考えるとメンコをつけてないメジャーを見たのは、デビュー戦が最初で最後でしたから、「こんな顔だったっけ!」って思うかも。結構イケメンというか、かわいらしい顔してるんですよね。産駒の活躍も期待してます。

そして、サンデーサイレンス産駒が勝っていないGIだった安田記念を、SS産駒のダイワメジャーが初制覇。ある意味最もSSらしくない(ずぶくてキレがないけど、根性がすごい)産駒だったから安田を勝てたということもあると思いますが、彼はこのあとマイルCSも連覇し、マイルGI3連勝でした。

夏は千歳から浦河までひたすらお馬さんを見る旅。本当は乗馬もしたかったんですけど、台風に祟られてしまって断念。来年こそ。でも函館競馬場は制覇。次はどこに行こうかなあ。

今年のベストレースは何だったでしょうねえ。かなり記憶に残ってるのはチューリップ賞かな(笑)。後にダービー馬となるウオッカと、後にGI3勝、有馬記念2着、連対率100%を誇るダイワスカーレットの一騎打ち。あのときはその後のGIはすべてスカーレットが先着、そして2頭がこれだけ違う路線を進むとは思わなかったですけれども、後続に大差をつけて2頭の一騎打ちとなったこのレースは、私が馬単の裏(スカーレット→ウオッカ)に1000円を賭けてたのもあって、とても印象に残るレースでした。ウオッカという華々しいライバルがいたために、自分はマイペースで階段を上がるようにレースに慣れてこれたスカーレットと違い、当のウオッカはダービー後は(ダービー馬という称号のために)迷走しているように思えるのですが、来年もこの2頭には競馬界を盛り上げて欲しいものです。

来年の競馬は5日から。厄年明けて、最初からエンジン全開で行きたい私です。

2007年12月29日土曜日

ただいま大井競馬場



というわけで、大井競馬場で東京大賞典の観戦。今思うと、初めて行った東京大賞典は、Lウイング建設工事のために人の動きがものすごく制限されていて、一番混んでいた時だったんだと改めて思いました。普段に比べるとやっぱり混んでるのですが、有馬記念とは大分違って、パドック見たり、イベントを楽しんだり、東京競馬場以上に種類豊富な競馬場のB級グルメを楽しんだりすることができます。

相方はJRA&TCKのタイアップイベントで、オリジナルうまたせ君ぬいぐるみが当たり、私は微妙な複勝を1レース当てて(大井競馬場で当たったのは多分5年ぶりくらいだ(笑))、そしてさらに競馬場仲間の相方の先輩が20万超という超万馬券を的中させて、しゃぶしゃぶをたらふく奢って貰いました。

東京大賞典はヴァーミリアンを嫌った私は玉砕でしたが、本当にヴァーミリアン強くなりましたねえ。文字通り田んぼのような馬場だったのに、全く苦にしませんでした。今年もドバイWCに再挑戦という話もあるみたいですし、同じスカーレットインクを牝系に持つダイワスカーレットもドバイWCも視野に・・・なんて言ってるそうなので、今年こそ、最高賞金のレースを日本馬が沸かせてくれるかもしれません。

2007年12月24日月曜日

[2007年有馬記念]マツリダショック

最後の坂は、声援よりもドヨメキが目立った今年最終のGI競走でした。スカーレットの単、メジャーの単、そしてスカーレット=メジャー2頭軸の三連複を持っていた私はかなり興奮してたのですが、なんともう一頭がアウトオブ眼中のマツリダゴッホ。「総流ししてれば・・・」と思っても後の祭り。すり抜けていった700倍超というの高額配当金の夢だけが残りました(笑)。

スタート直後、やはりすばらしいスタートを決めて、先頭に立とうするダイワスカーレットを、明らかに嫌がらせと思われる騎乗で外からハナを奪ったチョウサン@横山典。でもスカーレットは見事に折り合いをつけ、大声援に掛かる馬が多い直線でもしっかりと自分のペースを保っていました。新聞でも書かれていましたが「初めての遠征で有馬記念、ファインモーションのように掛かって直線おつりが無いのでは?」と言われていた彼女、その懸念を完全にクリアです。その後ろをサンツェッペリン、マツリダゴッホ、そしてダイワメジャーが追走。まあ想定の範囲内。サムソンは中団で、これは想定よりもちょっと後ろでしたが・・・。



実は有馬記念の日に午前中だけとはいえかなり強い雨が降り、稍重のままの発走だったのは2002年以来。私が現地観戦し始めてからは初めてのことでした。それでなくても開催最終日、前日からしっかり降ったこともあって、馬場はものすごく悪かったのだと思います。確かに稍重の表示ではありましたが、力の要る馬場だったことは、上がりタイムがことごとく36秒台以上だったことからも明らか。なので、ペースは確かにタイム上は遅くはありましたが、走ってる方としては案外普通のペースだったのかも。

3コーナー辺りで各馬が徐々に仕掛け始め、4コーナーでラビット役のチョウサンはいっぱい。スカーレットとマツリダゴッホ、そして内からダイワメジャーが一気に先頭に躍り出ようとしたのですが、なんと抜けたのはマツリダゴッホ。



「先頭はマツリダゴッホだ!」の実況に、スタンドは声援と言うよりも、ドヨメキの嵐。何しろ1番人気のサムソンや、2番人気のポップロックは明らかに後方で、届くような位置ではありません。ウオッカは馬群の中。メジャーもロックドゥカンブもマツリダと比べると脚色が良いとは言えず。追いすがってきたのは3歳牝馬のスカーレットだけ。そのスカーレットも初めての急坂にすこし苦労しながらも(ものすごく外に寄れてたから、やっぱりきつかったのかも)、登り切ったところでさらに追いすがりますが、さすがに中山専用とも言えるマツリダゴッホが坂で付けた差を、3歳牝馬は短い直線で差し返すことはできませんでした。3着にダイワメジャー。距離不安が言われながらも、2年連続の3着。伸び盛りの南半球産の3歳牡馬ロックドゥカンブの追撃もかわしました。彼も中山は得意としてましたけど、チャンピオンは距離を問わないを自身が示したとも言えるでしょう。同じ場所にいたチョウサンは13着、サンツェッペリンに至ってはドベですから、メジャーの強さは証明できたと思います。

最終レース終了後、ダイワメジャーの引退式がありました。去年のディープインパクトほどじゃなかったけど、少なくともタップダンスシチーや、シンボリクリスエスの引退式を超える人が残ってました。新馬戦を生で見て、さらに皐月賞でものすごい配当をもたらして貰って以来、不振のときも、その後再びスターホースになってからもずーっと追いかけてきた馬だけに、クリスエスやタップとは違った感動がありました。引退は残念だけど、皐月賞を勝った馬が6歳冬まで第一線で競馬をひっぱっているということ自体が珍しいことで(しかも途中で引退の危機さえあっただけに)、本当に頑張ってくれたなあと思います。来年は妹を応援することにして、彼の子供が再び競馬場に戻ってくるのを楽しみにしてます。最もサンデーサイレンス産駒らしくない馬であっただけに(母の特性が強く出たのかも)、子供もSSっぽくないパワー型の馬が出ると良いですね。

2007年12月21日金曜日

[枠順]2007年有馬記念 (GI)

第52回有馬記念 (GI)
2007年12月23日(日)  中山9R  芝2500m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠  1番 メイショウサムソン 57 武   豊
1枠  2番 ドリームパスポート 57 高田  潤
2枠  3番 マツリダゴッホ   57 蛯名 正義
2枠  4番 ダイワメジャー   57 デムーロ
3枠  5番 レゴラス      57 柴田 善臣
3枠  6番 ポップロック    57 ペリエ
4枠  7番 ダイワスカーレット 53 安藤 勝己
4枠  8番 ロックドゥカンブ  53 キネーン
5枠  9番 サンツェッペリン  55 北村 宏司
5枠 10番 フサイチパンドラ  55 藤田 伸二
6枠 11番 コスモバルク    55 松岡 正海
6枠 12番 インティライミ   57 福永 祐一
7枠 13番 デルタブルース   57 川田 将雅
7枠 14番 ハイアーゲーム   57 ルメール
8枠 15番 チョウサン     57 横山 典弘
8枠 16番 ウオッカ      53 四位 洋文

競馬を始めた頃から、私の有馬記念は予想というより妄想で勝負です。しかも今年は現役で最も気に入っていた馬(ダイワメジャー)の引退レース。去年は天皇 賞時がピークだったように思うのですが、今年は宝塚のダメージがようやっと抜けたかなあと思ったのが天皇賞の頃で、逆に今回がピークなんじゃないかなあと 妄想暴走中。有馬記念のために取っておいた、マイルCSでダイワメジャーに賭けた単勝1000円(払い戻し3800円)の馬券が残っています。これをメ ジャーの単、スカーレットの単に賭けようと思ってます。

で、 枠順を見ると・・・サムソン1番、ウオッカ16番。ウオッカはもう明らかに最悪な枠を引いちゃいましたけど、サムソンは難しいなあ。今回タップのように ひっぱっていく逃げ馬がいないので、最内というのは案外難しい判断を迫られる可能性も。ただ、中山の内枠は悪くはないし、鞍上が鞍上だけに怖いですよね。

一 方ダイワメジャーは4番。彼の脚質からすると、本当はもう少し外でも良かったかなと思うのですが、去年も内枠(5番)で3着に好走してるし、どっちかっていうとやや長めと思われてる距離だけに、コースロス無く走れるのは良いかもしれません。ので、悲観はしてません。 状態は本当によさそうですし、デビューから今まで、エピソード満載の馬だけに、最後の最後もやってくれるのではと思ってます。またスカーレットはほぼ完璧 な枠を引いたのでは。アンカツさんが中山2500をどう思っているかは知りませんが、エリザベス女王杯のようなレースは、中山向きと言えると思うのです。 彼女の単は本気です。

気になってるのは、この後東京大賞典にも連闘(中5日?)するというデルタブルース。JCの意外な好走で、長距離得意な馬だけに、今度こそ、という気持ちはあります。あとはオッズを見て、ちょっとだけ流しも買うかも。

日曜日天気回復すると良いですね。いずれにせよ今年は寒そう・・・。現地観戦の方、いっしょに寒さに耐えましょう!

2007年12月9日日曜日

[2007年朝日杯]前有利の中山競馬場

毎年朝日杯の日はお天気が悪かったり、異常に寒かったりということが多いのですが、今年は日差しも暖かく、そして雲一つ無い青空の中山競馬場。芝ももうすぐ年末とは思えないほど青々してて、今年の有馬記念は良い馬場状態で迎えられそうな気がします。

元々中山競馬場は直線が短くて、しかも急坂があるために直線一気というのが難しい競馬場ですが、そんな良い馬場状態ということもあって、本当に先行有利。とにかく4コーナーで先頭にとりついていないと差しきるのは難しいという感じです。馬場要因に加えて季節的な要因もあって、馬によっては冬毛ボーボーだったりして、体重や体調の維持が難しかったりすることもあるのでしょう。堅い決着が多かった東京開催が終わり、中山・阪神になってから一気に荒れ始めています。

毎年朝日杯の日はJRAの翌年のカレンダーを貰って、「もうすぐ今年も終わりだなあ」としみじみ思うのです。有馬記念や東京大賞典の頃になるともう年末まっただ中というか、半分お屠蘇気分だったりするんですが、この時期にカレンダーを貰うと、「年末が近い」ことを気づかされる感じがします。今年(来年の)は浅田次郎氏の文に合わせて競馬の様々なシーンを切り取った綺麗なカレンダーでした。特に12月の写真は恐らく有馬記念か、それに近い時期の夕暮れの中山競馬場なんですが、私もこの時間帯の競馬場って印象深いですね。最終レースが終わると国旗が降ろされて、陽も落ちてきて「ああ今年も中央競馬は終わりだなあ」という感じ。紅白よりも私の中で蛍の光が似合うのはこの時間です。アングルは全然違うのですが、私も同じ時間帯の競馬場の写真を撮ったことがあります。また、「競馬場の朝」というのもわかるなあ。ダービーデーや、有馬記念の日は、夜が明ける前から競馬場前にいるのですが、誰もいない競馬場に朝日が差し込んでくるのが本当に綺麗なんですよね。ちなみに来年のダービーデーは6月1日、有馬記念はいつもより遅い12月28日です。

で、メインレースですが・・・。

何度も言いますが、本当に今の馬場は綺麗で先行有利なんですよね。まずそれが第一。そして、8頭の抽選を抜けてきた先行の馬が、1番枠を引いたということがもうひとつ。さらに、見事なスタートで、直後に既に1馬身抜けていたのが、その1番枠の馬だったということ。レースはすべて、その1番の馬ゴスホークケンのためにあるような感じでした。半マイル34.7。そのままほとんどペースは落ちず、4角回っても先頭。追ってきたのは直後を走っていたレッツゴーキリシマと、私期待のキャプテントゥーレだけ。しかも坂でどんどん後ろを引き離して、ゴールを抜けたときは後ろを2馬身以上ちぎってました。ものすごい強かったです。ゴスホークケンは買ってたのですが、レッツゴーキリシマは抜けてたしなあ。もう一頭の期待馬ドリームシグナルも頑張りましたが、結果的にもう少し前で競馬する必要がありましたね。



ゴスホークケンは新馬戦1着、東スポ杯4着で、今回が3戦目。来年も無事で、さらに成長した姿を見たいです。今年斎藤誠厩舎はサンツェッペリンもいたし、大活躍でしたね。そうそう、騎手もルメールとか武豊(いつも香港行ってるから、朝日杯に乗るの久しぶりですよね)とか、アンカツとか、馬も人気してた善臣先生とか、後藤とか、トップジョッキーが何人もいたのに、勝ったのが勝浦騎手で、2着幸騎手、3着が川田騎手というのがなんか面白かった朝日杯でした。これからももっとこういう若手に頑張ってもらいたいな。

さて、有馬記念まであと一週となる来週は、阪神カップ。妙に賞金の高いレースで、そのせいか現時点で登録66頭(マイネルとか、コスモとか、一体何頭出す気なんだ)。これじゃなんとも言えませんが、キンシャサノキセキが出てくるなら応援しようと思ってます。

2007年12月8日土曜日

[枠順]朝日杯フューチュリティステークス(JpnI)

第59回朝日杯フューチュリティステークス(JpnI)
2007年12月9日( 日) 中山 芝・外 1600m 
サラ系2歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 馬齢

1枠  1番 ゴスホークケン   55 勝浦 正樹
1枠  2番 セレスハント    55 蛯名 正義
2枠  3番 レッツゴーキリシマ 55 幸  英明
2枠  4番 ドリームシグナル  55 ルメール
3枠  5番 ギンゲイ      55 北村 宏司
3枠  6番 ウイントリガー   55 四位 洋文
4枠  7番 キャプテントゥーレ 55 川田 将雅
4枠  8番 フォーチュンワード 54 松岡 正海
5枠  9番 スズジュピター   55 柴田 善臣
5枠 10番 エーシンフォワード 55 福永 祐一
6枠 11番 ヤマニンキングリー 55 武   豊
6枠 12番 ミリオンウェーブ  55 小牧  太
7枠 13番 スマートギャング  55 岩田 康成
7枠 14番 アポロドルチェ   55 後藤 浩輝
8枠 15番 ドリームガードナー 55 吉田 隼人
8枠 16番 サブジェクト    55 安藤 勝己

案の定というか、結構人気が割れてますね。前日最終が1番人気でも4倍超えてますし、10倍以下が5頭。相手関係もよく分からないし、それぞれの馬の特性もいまいち見えてないし、これといった逃げ馬がいないので、流れは比較的緩やかになるのではないかとみています。中山だし、ある程度前々で競馬できる馬、と考えたときにキャプテントゥーレは面白いかなあと。新馬から3戦連続で1800mを使っているのも好感を持てるし、前走はほとんど自分だけの競馬で勝ってしまいました。あとは川田騎手が思い切って前に行けるかですが・・・。重賞競走を中心に前走を再確認したところ、面白そうかなと思ったのがルメールに乗り替わるドリームシグナル。前走は稍重の馬場で内につっこみ、あわやという2着でした。もちろんアポロドルチェは調教も前走もすばらしかったので外せないです。妙に穴人気中のゴスホークケンも気になりますが、調教が豪快だったウイントリガーも一応おさえで。

2007年12月2日日曜日

[2007年阪神JF]今年も牝馬が強いか

パドックで、明らかに他を威圧するような好馬体を見せていたトールポピー。これは走りそうだと思って、昨日言ってた馬への連の他に、単勝を500円買いました。今年は突出して強い馬というのがいない分、何頭か強い馬というのがいて案外単勝人気が割れていたんですよね。一番人気のオディールでも4倍を超えていました。

逃げると思っていたエイムアットビップが中段からの競馬になり、マイネブリッツが頭に立つかと思ったときにハナを奪って逃げたのはエイシンパンサー。前走ファンタジーSのとき、調教がものすごく良さそうに見えたので軸にした馬ですが、今回も同じようにまっすぐ、そして力強く坂路を駆け上がってくるのを見て「こいつは調教大将なのか」と思った彼女は、マイナス10キロ。ちょっと馬体が寂しく見えました。残念ながら今回は完全にラビット役。前半3Fが34.4の表示で、2歳牝馬にするとやや速かったかなあ。私の本命トールポピーはやや後方。前が速かったこともあって、直線に向いた時は全馬が横一線に並ぶような展開でした。最初抜け出したのがオディール、その外からエイムアットビップがすごい脚で抜けてきたのですが、さらにカメラから切れてしまうくらい外から差してきたのがトールポピーとレーヴダムールでした。直線の坂の辺りでちょっとモタモタしてたので、あーダメかなあと思ったのですが、阪神の外回りのマイルは直線がかなり長くなりましたからね。坂上がってからの加速はすごかったです。ただ、2着に新馬戦を勝ったばかりのレーヴダムールが来るとは思って無くて、馬連はヒモ抜け(笑)。彼女の新馬を見てたわけでもなかったので、まあこれは情報不足の負けですね。ファルブラヴ産駒は案外走るのかも。ダンスインザムードの初仔も父ファルブラヴらしいので、楽しみです。

というわけで、フサイチホウオーの全妹(というのは、昨日枠順を書いた後に知りました)、トールポピーが強い競馬で勝ちました。ただ、2着以下も人気のエイムアットビップ、オディールと来ているので、この辺りはやっぱり強いんじゃないかなあ。来年も楽しみですね。払い戻しはたいしたこと無かったけど、久々に狙った馬が狙ったようなレースをしてくれたので良かったです。というか、阪神JFは初めて当たりました。

今週はダイワメジャーとダイワスカーレットの妹、ブーケフレグランスが新馬戦に出走。ビリーヴの仔(牡馬)に負けちゃったけど、牝馬ながら528キロの馬体は、これもまた力強い感じでした。父はダンスインザダークで、距離長いほうがよさそう。最後の直線も、ものすごい追われて最後だけ鋭く伸びてきたので、ズブイタイプなのかもしれません。この子はもう少し先になってから強くなるタイプかなあ。そしてワールドスーパージョッキーシリーズの4レースはいずれもガチンコ勝負という感じの好レースで、どれも賭けていなかったけど見ていてとても面白かったです。外人ジョッキーは金かかると怖いですね。そして、中日新聞杯は、道中最後方だったサンライズマックスの直線入ってからの脚の回転に驚いたのでした。サンライズの冠名を持つ馬って、トップスピードが速い分、脚が弱い(壊れる)という印象があるんですが、無事で次のレースも頑張って欲しいです。

来週は朝日杯です。今年も牡馬はさらに小粒で、誰がいたっけ?という感じなんですが、これから前走のビデオとか見ながら狙う馬を考えます。

2007年12月1日土曜日

[枠順]阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)

第59回阪神ジュベナイルフィリーズ(JpnI)
2007年12月2日(日)  阪神11R 芝・外・1600m
サラ系2歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢

1枠 1番 ヴァリアントレディ 54 和田 竜二
1枠 2番 トラストパープル  54 田中 勝春
2枠 3番 レジネッタ     54 武   豊
2枠 4番 アロマキャンドル  54 藤田 伸二
3枠 5番 ニシノガーランド  54 プラード
3枠 6番 シャランジュ    54 村田 一誠
4枠 7番 マイネブリッツ   54 川田 将雅
4枠 8番 ハートオブクイーン 54 小野 次郎
5枠 9番 レーヴダムール   54 藤岡 佑介
5枠10番 エイムアットビップ 54 福永 祐一
6枠11番 オディール     54 安藤 勝己
6枠12番 グラーフ      54 北村 浩平
7枠13番 カレイジャスミン  54 北村 宏司
7枠14番 ラルケット     54 パスキエ
7枠15番 トールポピー    54 池添 謙一
8枠16番 ヤマカツオーキッド 54 ホワイト
8枠17番 エイシンパンサー  54 岩田 康成
8枠18番 エフティマイア   54 蛯名 正義

今年はインフルエンザの影響があったからか、長いところを1度使って、ここが2走目、3走目なんていう若い馬が案外少ないのと、逆にレースを選べなくてなのか、牝馬ながら牡馬とやりあってきた馬というのが多い気がするのですがどうでしょうね。

阪神JFはここ数年どちらかというと長い距離を使われてきた馬のほうが強いというイメージがあるのですが、今年はそれに当てはまる馬って案外少ないんですよね。明らかに長いところを使ってきたというのはトールポピーとカレイジャスミンくらい。前者は去年の阪神JFを、今思えば信じられないくらい人気薄で勝ったウオッカと同じ角居厩舎の馬。勝ちタイムも悪くないですし、直前の調教もよさそうでしたし、ここから狙おうかな。後者も案外人気薄なので、こちらも入れようと思います。

面白いと思うのが、いちょうSを勝ったアロマキャンドル。2着のスマイルジャックは東スポ杯を3着、3着のアポロドルチェは京王杯2歳Sを勝ちましたから、レベルも低くは無かったと思うのです。ファンタジーS組の取捨を迷ってるんですが、オディールは脚質的にもう少し距離が長くても大丈夫そうですし、鞍上のアンカツさんは単年GI勝利数の更新がかかってますからね。エイムアットビップは力強い逃げ馬で、舞台は先行有利な阪神マイル。去年のアストンマーチャンの例もありますから、こっちもおさえよう。

あとは2歳牝馬だけに当日の気配や馬体重も確認してからかな。

2007年11月25日日曜日

[2007年ジャパンカップウィーク]熱発回避

回避したのは私です(笑)。東京最終日0Rに参戦もできずにとても残念。まさか風邪引くとは思ってませんでした。

キャピタルSはエアシェイディを応援してたのですが、2着まで。1着に抜けたのがキンシャサノキセキでした。もちろん買ってたのですが、思いっきりガミりました。



ただキンシャサノキセキにはNHKマイル時にとても期待してたので、ここにきて漸く本格化してきたかなーと、別の意味とても嬉しいです。エアシェイディは往年のキレが無くなっちゃったかなあ。実はキャピタルSって出世レースなんですよね。ローエングリンや、後に高松宮記念を勝つオレハマッテルゼを排出してるレース。しかもキンシャサノキセキは南半球産の現4歳ですから、まだ伸びしろがありそう。来年はキンシャサノキセキを応援しよう。あと500万下の1400mダートに出ていたナンヨーヒルトップ強かったです。次回芝戻りとかで人気が無くなったら考えよう。

JCダートは昨日も書きましたが人気のヴァーミリアンがものすごく強いレースをしました。来年こそドバイWCが楽しみかも。もともと芝も走れる馬ですし、日本の名牝血統が世界最高賞金レースを沸かせてくれるのを楽しみにしています。

JCは思った以上に道中スローの平均ペースでしたねえ。チョウサンが逃げるというのも想定外でしたが、人気薄のノリが逃げてるということで、仕掛けどころも難しかったのかもしれません。ただ最終的に来たのは強いと思われてた馬ばかりだったので、あれはあれで力を出し切れたレースだったのでしょう。アドマイヤムーンは完璧なレースでしたよね。天皇賞でサムソンにやられたことを岩田騎手はちゃんと覚えていて、今の東京は内が荒れてるように見えるけれども、実は伸びるというのを実践しようと思ってたのかもしれません。岩田騎手は何故か東京の大きなレースは全然ダメという印象があったのですが、ようやく慣れてきたのでしょうか。サムソンはサムソンらしいレースでした。あのスローペースでキレる脚が無いのにあの位置取りはどう考えても騎乗ミスでしたよねぇ。もっと早めに仕掛けるかと思ったのですが、直線向くまで何もできませんでしたし。

それよりもウオッカ。道中最後方で、一旦はサムソンを差すかってところまで来ましたからねえ。ただ最後はサムソンに離されたし、現時点では古馬に混じって東京2400mを勝つほどは強くないってことかなあ。有馬だと直線も足りないし、直線の急坂は彼女の切れる脚を削ぎそうなので、微妙かなぁと思うのですが、来年まで無事でもっと強くなって欲しいです。ポップロックは去年も有馬記念好走してますし、ミスター有馬記念が乗りますから、今度こそ怖いかも?

私の期待したヴィクトリーはドベでした(爆)。今年の3歳牡馬は本当にダメだなあ。あとは有馬記念でアサクサキングスがどれくらい頑張れるかかしらん。ドリームパスポートもやはり8ヶ月の骨折休養開けで期待するほうが間違ってましたか。私の中ではあまり条件的に向いていないこのレースでデルタブルースが掲示板に乗ったのは収穫でした。今年も有馬で買っちゃうかも。

ぜーんぜんかすりもしないジャパンカップウィークでしたが、今年の東京はホントに堅いレースばかりでしたね。中山のレースに期待したいです。

2007年11月24日土曜日

[枠順]ジャパンカップ(GI)

第27回ジャパンカップ (GI)
2007年11月25日 (日)  東京10R 芝2400m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量


1枠 1番 エリモハリアー     騸7 57 武 幸四郎
1枠 2番 ポップロック      牡6 57 ペリエ
2枠 3番 コスモバルク      牡6 57 松岡 正海
2枠 4番 アドマイヤムーン    牡4 57 岩田 康成
3枠 5番 チョウサン       牡5 57 横山 典弘
3枠 6番 ヴィクトリー      牡3 55 ルメール
4枠 7番 ペイパルブル      牡4 57 ムーア
4枠 8番 アルティストロワイヤル 牡6 57 タラモ
5枠 9番 インティライミ     牡5 57 佐藤 哲三
5枠10番 メイショウサムソン   牡4 57 武   豊
6枠11番 ウオッカ        牝3 53 四位 洋文
6枠12番 フサイチパンドラ    牝4 55 藤田 伸二
7枠13番 ヒラボクロイヤル    牡3 55 後藤 浩輝
7枠14番 ドリームパスポート   牡4 57 安藤 勝己
7枠15番 ローゼンクロイツ    牡5 57 藤岡 佑介
8枠16番 サデックス       牡4 57 ムンド
8枠17番 ハリカナサス      牡3 55 ホランド
8枠18番 デルタブルース     牡6 57 川田 将雅

今日のダートはかすりもしませんでした(笑)。ヴァーミリアン強かった。時計も破格でした。やっぱりスカーレットインク一族は5歳になってものすごく強いですね。これからのダイワスカーレットにも期待できるかなーと改めて思いました。

明日はジャパンカップ。ディラントーマスが出ない時点で、かなり興味が薄れてきてしまったのですが、それでも日本馬は今考えられる最高のメンバーが揃ったと言えるのではないでしょうか。ただ、なのにメイショウサムソンの前日発売の単勝オッズが1.8倍。ディープかおまえは、みたいなオッズです。武人気もあるのでしょうけれども、正直そこまで売れるほど強いかと言われると・・・。実際初GIとなった皐月賞は「伏兵」って言われてたわけですし、今回の馬場は前日に大雨が降った天皇賞とは全く違います。ただそうやって嫌った馬があっさり勝つことも今まで何度もあったわけですが(穴党の宿命か(笑))、もうこれは勝たれたら仕方がない、100万とか賭けるならともかく、馬券の買い方考えないとという感じ。

無事ならディープに最も迫り、かつ去年のJCを同じジョッキーで好走、メイショウサムソンとの対戦成績も明らかに上のドリームパスポートがおいしいかと思うのですが、8ヶ月の骨折休養開け。いくら鉄砲走るとはいえ、難しいでしょうか。ただ今年の秋はもうアンカツさんに何度もお世話になっているので、ここも買おう。面白いと思っているのはルメールに乗り替わるヴィクトリー。東京2400mはどうかと言われると微妙ですし、本当なら有馬記念のほうが絶対良いと思ってるのですが、血統から行くと距離は持ちそうだし、鞍上怖いですしね。あのコスモバルクを好走させたルメールさんならうまく乗ってくれそう?単勝50倍くらいつくのは美味しいのでは。勝つまではなくても複勝でも10倍くらい行きそうですから、流しの先と複勝でも。ポップロック@ペリエ&ヴィクトリー@ルメールのフランス馬券もおさえようと思ってます。何度その組み合わせにやられたことか。そして人気薄の重賞=松岡正海ということで、コスモバルクの単複(笑)。今回はまっすぐ走れると良いですね。

2007年11月23日金曜日

[枠順]ジャパンカップダート(GI)

第8回ジャパンカップダート (GI)
2007年11月24日(土) 東京11R ダート2100m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠 1番 サンライズバッカス    牡5 57 安藤 勝己
1枠 2番 スチューデントカウンシル 牡5 57 ミグリオーレ
2枠 3番 キャンディデート     牡5 57 ムーア
2枠 4番 フリオーソ        牡3 55 内田 博幸
3枠 5番 カフェオリンポス     牡6 57 後藤 浩輝
3枠 6番 ワイルドワンダー     牡5 57 岩田 康成
4枠 7番 ヴァーミリアン      牡5 57 武   豊
4枠 8番 メイショウトウコン    牡5 57 武 幸四郎
5枠 9番 エイシンロンバード    牡5 57 福永 祐一
5枠10番 ワンダースピード     牡5 57 小牧  太
6枠11番 フィールドルージュ    牡5 57 横山 典弘
6枠12番 ドラゴンファイヤー    牡3 55 田中 勝春
7枠13番 ブルーコンコルド     牡7 57 幸  英明
7枠14番 フサイチホウオー     牡3 55 ペリエ
8枠15番 ジャックサリヴァン    騸6 57 アハーン
8枠16番 ボンネビルレコード    牡5 57 柴田 善臣

今日も東京競馬場に行ってみたのですが、芝もダートも前のこりのイメージ。特にダートは前日夜に雨が降ったのか(我が家のほうは降らなかったんですけど・・・)良発表とはいえ、パサパサという感じでもなく、風は強くても全く砂埃が立っていませんでした。今日は乾燥してましたので、明日はまた違うかもしれませんが、やや時計が速い馬場な感じがします。

ヴァーミリアンは前走JBCですんごく良いなあと思ったので外しがたいのですが、スチューデントカウンシルはすごい力強そうで楽しみですね。あとはドラゴンファイヤーと思うのですが、それじゃ1番人気2番人気3番人気でちっとも面白くない(笑)。穴狙いだとこれといった逃げ馬がいないので逃げそう+福永祐一+人気薄という不気味なエイシンロンバード(東京は3102)、JBCのときも狙ったサンライズバッカス、調教は良さそうだったカフェオリンポス、フリオーソ辺りを狙ってみようかな。

2007年11月18日日曜日

[2007年マイルCS]ダイワメジャー連覇

ハットトリックに大外からハナ差差された一昨年、早めぬけ出しでダンスインザムードの追撃をかわした去年。ここ2年、毎年マイルCSはダイワメジャー本命の私は、今年も◎ダイワメジャー。6歳馬のマイルCSの成績はあまり良くないとか、そろそろ世代交代でしょう、という予想家も多かったのですが、直前の調教が良かったしマイルが一番合ってそうなので、単勝で勝負です(笑)。

スタートして、「誰がいく?」という感じのたまりがあったあと、ローエングリンが逃げ始めます。ラストランはローエンらしくと陣営も言っていましたから、これは予定どおりでしょう。ただ良いときだったら、ローエングリンはスタート直後に「おまえフライングだろ」と思えるくらい先に行ってる馬でしたから、やっぱり年齢ですかね。が、それにつられたのか、(私の中ではメジャーの後ろから行くはずだった)フサイチリシャールも掛かり気味に上がっていってしまいました。ダイワメジャーはその後ろの外目。直線向いて、内側からマイネルシーガルが抜かそうとするところで鞍上はそのとき内で差そうとするシーガルではなく、外を確認してゴーサイン。恐らく敵は外から来る馬を考えていたのだと思われます。ただ、直線抜け出してからは彼の独壇場でしたね。外からものすごい脚でスーパーホーネットが差してきますが、結局並んだときにはまだ余裕のあるメジャーの一方で、スーパーホーネットはもういっぱいいっぱいでしたし。正直鞍上の差もあったようにおもいます。スズカフェニックスは案の定脚を余したような3着。ある意味武豊騎手らしい騎乗でした。

メジャー軸の馬連は、スーパーホーネットは時計が足りないだろうし、人気すぎて面白くないと思って切ってしまったので、獲れたのは単勝だけでしたが、メジャーが勝ったからいいや。これでGI5勝。あとはラストランとして有馬に出て欲しいけど、無理せずに回ってきて欲しいです。兄妹対決も見てみたいけどなぁ。でもそしたらアンカツさんはどっちに乗るんだろう・・・。某掲示板で、年度代表馬はスカーレットブーケだな(ダイワメジャーとダイワスカーレットのお母さん)なんてレスがありましたが、確かにそうですね(笑)。

さて来週は東京競馬場最終週。ジャパンカップウィークです。しかもインフルエンザで中止になった分を含めた臨時開催1日も含めて、3日連続開催。本当にディラントーマスがやってきました!ドイツのサデックスも気になるし、アルティストロワイヤルも怖そうだし、またダートはスチューデントカウンシルに注目してる私です。一方で、日本馬だって負けていません。ダートのほうは先日のJBCクラシックのパドックで、「うぁーすごく良くなったなあ」と思ったヴァーミリアン(これもダイワメジャーやダイワスカーレットと同じスカーレットインクの一族)、叩き2走目の上に今年GIを総なめ状態のアンカツさん騎乗のサンライズバッカス、そして私が期待している3歳馬の1頭、ドラゴンファイヤーも出走します。芝のほうは人気になるだろうメイショウサムソン、いつも相手なりに走ってしまうフサイチパンドラ、あのコスモバルクには松岡騎手、ヴィクトリーにはルメール騎手が乗ることになって、楽しみなことこの上なし。骨折休養開けでどうかとは思いますが、アンカツさんが乗る予定のドリームパスポートも久々を苦にしないタイプですし、今まで掲示板を外したことがない堅実さも怖いです。もう今から楽しみ。お天気が良いと良いですね。

2007年11月17日土曜日

[枠順]マイルチャンピオンシップ(GI)

第24回マイルチャンピオンシップ (GI)
2007年11月18日(日) 京都11R 芝・外1600m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量


1枠  1番 コイウタ      55 吉田 隼人
1枠  2番 エイシンドーバー  57 ルメール
2枠  3番 キングストレイル  57 岩田 康成
2枠  4番 マイネルシーガル  56 後藤 浩輝
3枠  5番 ローエングリン   57 武 幸四郎
3枠  6番 フサイチリシャール 57 ペリエ
4枠  7番 スーパーホーネット 57 藤岡 佑介
4枠  8番 ダイワメジャー   57 安藤 勝己
5枠  9番 カンパニー     57 福永 祐一
5枠 10番 トウショウカレッジ 57 池添 謙一
6枠 11番 スズカフェニックス 57 武   豊
6枠 12番 アグネスアーク   57 藤田 伸二
7枠 13番 ローレルゲレイロ  57 和田 竜二
7枠 14番 ピンクカメオ    54 四位 洋文
7枠 15番 ジョリーダンス   55 川田 将雅
8枠 16番 ピカレスクコート  57 秋山真一郎
8枠 17番 ベクラックス    57 ムーア
8枠 18番 サンバレンティン  57 角田 晃一

ダイワメジャー、出否も未定とか陣営がすごく弱気な発言だったからどうなんだろうと思っていたら、ここに来てようやく宝塚のダメージから解放された感じで、調教も良かったです。やっぱり脚質的にもマイル前後が彼には合ってると思うし、本来右回りのほうが安定してるので、自信の本命で。秋のふがいなさで人気が落ちそうなのも美味しそう(とはいえ、現時点で一番人気)。有馬で兄妹対決して引退という噂もあり、ここは妹に負けていられないですからね。

あとピンクカメオに期待したい私です。秋華賞は明らかに叩きという印象が私にはあり、オークスもそれなりに好走しているにも関わらず、牝馬戦のエリザベス女王杯ではなく、あえて古馬&牡馬混合戦のマイルGIを選択したのはこれが目標だったからではと睨んでいます。鞍上は今年は大一番で神騎乗の四位騎手。もちろん人気も無いので楽しみです。

札幌記念から天皇賞までずーっと2着のアグネスアーク。毎日王冠のときは、実はパドックみて「この馬ギリギリじゃない?」と思ってたんですよね。ところがその後天皇賞でも好走したことから考えると、元々こういう体型で、小さい体で瞬発力を最大限に活かすタイプなのかもしれません。これも抑えで。

スワンSでちょっと設けさせて貰ったリシャール(鞍上ペリエ込みで期待)、今回がラストランになるローエングリン(おつかれさま)とか、相手は迷うなー。もちろんカンパニーやスーパーホーネットとかも怖いし。

2007年11月13日火曜日

今年はすごいぞジャパンカップ

福島競馬場で再び馬インフルエンザ陽性馬が出た!という話。先週の福島記念には誘導馬としてボールドブライアンとウインブレイズも出ていたからそれはそれで心配なんですが、とりあえず福島競馬場で出走した競走馬は全馬陰性だったということで、ちょっとホッとしています。今年はあと来週に迫ったジャパンカップがすごいメンバーなんですもん。日本馬じゃなくて外国馬が。

トレセン・競馬学校ブログ: 【競馬学校】ヨーロッパ勢とJCダートにも既に写真があがっていますが、米国のアルティストロワイヤル、ドイツのサデックス、そして今年のキングジョージと凱旋門賞を勝った英国のディラントーマス。ディラントーマスはブリーダーズカップは破れてしまいましたが、この記事この記事を見ると、「柔らかい馬場が敗因」と、堅い馬場を求めて日本に来てくれる模様。来年からは種牡馬入りが決定しているらしく、JCはボーナス狙い+ラストランという日本にとっては本当にありがたい来日となりそうです。残念ながら今日グランドクチュリエは故障で辞退ということになってしまいましたが、日本のメイショウサムソンや、アドマイヤムーンも加えて、世界から注目されるレースになりそう。今年はインフルエンザのせいでサムソンは凱旋門賞無念の辞退となりましたが、そのレースが向こうから来てくれたって感じ。アルカセットが勝ったJCよりも盛り上がりそうですね。

既にアルティストロワイヤルは日本到着。JCダート出走予定のお馬さんたち(JCダート出走予定のスチューデントカウンシル、写真見たらさすが米国馬、なんか力ありそうですごいと思った。)も続々到着してて、上記トレセンブログや、JRAの広報によると15日には他の馬も来るそうです。本当にディラントーマスが来るのか、期待半分「ウソでしょ」半分で、毎日のようにRacing Post紙や、Google NewsのUK版を検索したりしてソワソワしていたのですが、何のことはない、サンスポに来日決定の記事が出ました(爆)。

24日、25日が楽しみです。

2007年11月11日日曜日

[2007年エリザベス女王杯]女王の鉄板レース

数日前に秋華賞2着のレインダンスが熱発で取り消し、当日の朝に秋華賞3着のウオッカ取り消し(4着のベッラレイアは故障で最初から登録なし)で、約15億円が返還馬券になるという波乱含みのレース。スタンプのためにウインズに行ってみたら、そこら中に「エリザベス女王杯の3番ウオッカ号は出走取り消しです」と貼り紙されてるし、しかも入り口の看板の前には案内の人が拡声器で「ウオッカ号は出走を取り消しました」とアナウンスしていました。それなのに3番の罠にはまっている人がたくさんいて、私の前に並んでいたおじさんも「この馬番は発売しておりません」と機械に怒られています。窓のところからおばちゃんが出てきて、「3番は取り消したのよ、お父さん」と諭されていました。

ただ、レースそのものは、堅いだろうと私が昨日予想したとおり、そしてみんなが考えていたとおり、「これぞ鉄板レースのお手本」みたいなレースでした。着順は秋華賞馬→去年の女王→一昨年の女王、人気も1→3→2人気。ダイワスカーレットおめでとう、早くも3冠です。しかもJpnIではなくGIに勝利しました。

「周りみてからどうしようか決めようかと思ってたのに、出たと思ったらもう突き抜けてたからそのまま行った」というアンカツさんのすごーく馬を信頼したレースぶりが見事はまった感じでしたよね。私はどちらかというと追い込みの馬より、目標にされても自分のレースに徹するという逃げ・先行の馬が好きなのです。他馬なんか関係ない、最も速いタイムでこの距離を駆け抜けた馬が勝つんだ、差せるものなら差してみろというレースこそ横綱らしいレースだなあと。圧倒的1番人気を背負いながらも自分で逃げ切ってしまったダイワスカーレットは正に「横綱レース」でした。勝ちタイム2:11:9は今までの女王杯と比べても遜色なく、淀みないレースで走ってるのに、最後は11秒台を3F続けて出されては、後ろの馬はきついですよね。アンカツさんは「ウオッカがいたら・・・」みたいなことを言ってましたが、私はやっぱり彼女が勝ててたと思います。ああいう馬がいるとどんな形でも後ろから差していこうとする馬は厳しいです。変なところ(特に京都は勝負所の3コーナーにきつい坂がある)で脚を使わなくてはならないし。

アサヒライジングは出負けしたのもありますが、結局スカーレットについていくほどの脚は無かったってことなのかなあ。自分がハナを奪っていたらもう少し粘れたかと思います。ただ距離もこの馬にはやや長い気がしますね。パンドラやスイープは良い位置にいたと思いますが、坂の上りで仕掛けなければならなかったパンドラ、どちらかというとスローペースでよーいどんを狙っていたスイープには辛いレースだったと思います。私は穴でアドマイヤキッスを狙っていた(3歳時に比べてあまりに人気がなさ過ぎで、案外こういう馬が来るのではと思った)のですが、こちらも+10キロはきつかった(笑)。毛づやは悪くなかったですが、もう一絞り欲しいという感じでした。そしてルメールさんはこれでGI何度目の2着?

スカーレットからパンドラ、アサヒ、キッスに200円づつ馬連を買っていたのですが、取りガミにはならなかったものの、払い戻しは雀の涙でした・・・。レースとしては面白かったから良いか。ウオッカが取り消した時点で買ってはいけないレースでしたね。そのウオッカは案の定JCに登録するんだそうで。あはは。頑張れウオッカ。もう一度スカーレットと対戦する前に、もう1個くらいすごいGI勝って、女傑vs女王とか言われるレースをして欲しいです。

来週はスカーレットのお兄さんが去年勝ったマイルCS。ただ、お兄さんは天皇賞の直線でのファイトが響いて、出否が微妙とのこと。残念ですが、既に勝ったレースだし、あまり無理して出なくても良いかな。どうせ京都じゃ見に行けないし。最後万全な状態で有馬に出て欲しいです。スカーレットの有馬参戦もちょっと期待してるんですけどね(こっちも無理せず来年のヴィクトリアマイルで元気な姿を見せて欲しいというのもあるんですが)。

2007年11月10日土曜日

[枠順]エリザベス女王杯(GI)

第32回 エリザベス女王杯 (GI)
2007年11月11日(日) 京都11R 芝・外 2200m
サラ系3歳以上 オープン (国際)牝(指定) 定量

1枠  1番 デアリングハート  56 藤田 伸二
2枠  2番 スプリングドリュー 56 川田 将雅
3枠  3番 ウオッカ      54 四位 洋文
3枠  4番 スイープトウショウ 56 池添 謙一
4枠  5番 ローブデコルテ   54 福永 祐一
4枠  6番 アドマイヤキッス  56 岩田 康成
5枠  7番 ダイワスカーレット 54 安藤 勝己
5枠  8番 ディアチャンス   56 横山 典弘
6枠  9番 アサヒライジング  56 柴田 善臣
6枠 10番 タイキマドレーヌ  56 小牧  太
7枠 11番 コスモマーベラス  56 吉田  豊
7枠 12番 フサイチパンドラ  56 ルメール
8枠 13番 ディアデラノビア  56 武   豊
8枠 14番 キストゥヘヴン   56 幸  英明

桜花賞馬2頭、オークス馬1頭、秋華賞馬2頭、エリザベス女王杯馬2頭、しかも今年の牝馬3冠レースの勝ち馬はすべて揃い、そして今年のダービー馬までいるエリザベス女王杯。あとはカワカミプリンセスが出れば完璧だったなーと思える、文字通り現役牝馬の最強決戦になった今年のエリザベス女王杯です。結構楽しみです。

ひとつは春からのテーマでもあるスカーレットとウオッカはどっちが強いのか、という命題があるでしょう。どっちも切れずにどちらかを頭に馬単、というのは私も買う(私の場合はもちろんスカーレット頭)と思われます。

ただ、今回は案外ダイワスカーレットが人気無い雰囲気なんですよね。距離不安や、外差し有利、逃げ不利というコース形態。そして古馬初対戦。不安材料をあげれば多々あり、その中で距離的にも脚質的にもダービー馬であるウオッカのほうが有利じゃないかという意見は結構多そうです。

2強、と言われてますけど、今年の4歳も牝馬が強いって言われてましたからね。昨年棚ぼたで勝ったフサイチパンドラや、アドマイヤキッス(人気の盲点になりそう?)も忘れちゃいけないように思います。そしてあてにならないスイープも、流れ次第では・・・。

流れと言えば、アサヒライジングがどう乗るかにかかってるかなぁ。アサヒに乗ったときの柴田善臣騎手は何か別人で、今回は積極的に逃げる馬もいないから、案外強気で行くんじゃないかなぁと思います。その後ろでダイワ、ルメールさんはその後を狙ってるみたいなことを言ってましたね。みんなが考えるそういう流れになった場合は、なんか後ろからも仕掛けられずに流れが落ち着いて、そのままなだれ込み、も考えられるかなーとか思ったり。ただ、ダイワスカーレットが頭を奪ってしまったり、玉砕覚悟の他の馬がハナを切ったりすると分からないですね・・・。

強いと言われてる馬のボックスを買えば当たりそう(荒れなさそう)な気がしますが、一方でボックスで買ったらトリガミ、という別の意味で難解なレースになりそうです。当日の馬体重やパドックの様子まで迷うかも。

(11/11追記)

掃除終わってテレビつけてびっくり。なんとウオッカに縦線入ってるじゃないですか。右寬跛行で取り消しだそうで。もう始まる前から大波乱。でもこれってスカーレットにとってはかなり痛いですよね。強いと思われてる人気の2頭が前と後方にいて、後ろの馬はウオッカをマークする場合が多かったと思う(だからベッラレイアみたいに脚余すような競馬をする馬が出てくる)のに。。。ただ、スイープが思ったより状態が良さそうだと、また騎手の視点が前と後ろに分かれるので良いと思うんですが。
ただ、後から差す馬と違って、スカーレットは自分で動ける強味があります。お兄さんほどジリ脚じゃないも良いかも。鞍上もウオッカを待ったりしないという話をしていたので、他の馬は関係ないというレースをしてくれることを祈ってます。いずれにせよウオッカが吸っていた人気が一気に吐き出されて、スカーレットからの馬連は全く妙味が無くなってしまいました。これは馬券の買い方も考えないと?

2007年10月28日日曜日

[2007年天皇賞(秋)]世代交代

台風一過の秋晴れ。夏に逆戻り?というくらい日差しの痛い一日でした。昨日のスワンステークスでフサイチリシャールが頑張ってくれたお陰で、ちょっとだけ払い戻しがあった私は、ダイワメジャーの単勝で応援に行ったのですが・・・勝ったのはメイショウサムソンでした。ダイワメジャーは直線、他の外枠の馬たちと一緒に大きな不利を受けちゃうのですが、スタートからいつもなら先行できるのに、やや中団の位置取りになってしまったこともその不利を受ける一因でしたよね。そろそろ歳なのかなあ。馬体は毎日王冠のときよりもずっと良さそうに見えたんですが・・・。


(直線、抜けようとするダイワメジャーと、アドマイヤムーン[外])

外のメジャーだけに焦点合わせてたので、レース中のサムソンが無くてごめんなさい。そのメイショウサムソンは、パドックからとても落ち着いていて、先頭を後ろの15頭を誘導しているような感じで歩いていました。特に馬場に入ってくるときは、他の馬は観客の歓声に驚くのか、飛び出すように出て行ってしまうのが多いのですが、サムソンは悠然としてましたし。


(馬場入場するサムソン。誘導馬みたい?)

それが逆にちょっと覇気がないようにも見えたのですが、元々こういう「動じない馬」なんでしょうね。口取り写真では、レース後で興奮している馬が多いのに、大勢の人間に囲まれて鼻面をなでられても大人しくしていました。まるで「自分も人間だ」と思っているようでした。彼なら、表彰式にも出られるかもしれないですね(笑)。


(人々に囲まれて、なでなでされてるサムソン)

帰りもカメラを向けると、こっちを向いてくれました。でもよく見ると引き綱がおいしかったみたいで、ずーっとしゃぶりながら帰って行きました。改めてみると、ダービーの時よりもオトナになったなーという感じです。


(一仕事終えて満足そう?)

メイショウサムソンは、石橋守騎手が乗っていたらもっと応援したくなるんだけどなー。このまま行けば、JCも有馬記念も有力ですね。今年はJCに結構外国馬が登録してますが、どのくらい強いのが来るか、かなー。

(10/29追記)
そう言えば、おととい、「外から差してくる馬は全部切ろうと思っています」というところは本当、完全に正しかったのですが、その「外から差してくる馬」の中に、先行するはずの自分の本命馬がいようとは(笑)。アンカツさんも「こんなことなら行けばよかった」みたいなことを言ってるそうなので、毎日王冠で、前を追いかけて無理しすぎたという気持ちがあって「行けなかったのではなく、行かなかった」のかもしれません。うーん、ちょっと残念。

2007年10月27日土曜日

[枠順]天皇賞(秋) (GI)

第136回 天皇賞(秋) (GI)
サラ系3歳以上オープン(国際) 牡・牝(指定) 定量

1枠  1番 メイショウサムソン
1枠  2番 エイシンデピュティ
2枠  3番 コスモバルク
2枠  4番 デルタブルース
3枠  5番 ローゼンクロイツ
3枠  6番 カンパニー
4枠  7番 シルクネクサス
4枠  8番 ボンネビルレコード
5枠  9番 アグネスアーク
5枠 10番 ブライトトゥモロー
6枠 11番 シャドウゲイト
6枠 12番 アドマイヤムーン
7枠 13番 チョウサン
7枠 14番 ダイワメジャー
8枠 15番 ポップロック
8枠 16番 マツリダゴッホ

金曜日発売の1番人気が、何故かアグネスアーク。さすがに現在は1番人気メイショウサムソン、2番人気アドマイヤムーンの宝塚記念組になっていますが、かなり驚きです。まあ競馬に絶対はないし、金曜日の投票状況なら、そういうこともアリなのかもしれませんが。。。

しかし思った以上に雨が降りました。多分明日は台風一過で一気に晴れ上がるでしょう。ただ、競馬場の人が言っていましたが、東京の芝が「不良」になるのは「かなり稀なこと」なんだそうです。現在、東京の芝はその不良表示になっています。明日天気になり、晴れたとしても、稍重まで回復するかどうか・・・。ダートは泥というより、川になってましたよね。

外から差してくる馬は、全部切ろうと思ってます。それでなくても東京の芝は内から乾いていくというイメージがあります。ダイワメジャーはそう言う意味で今回ラッキーなのでは。14番枠という去年と同じ枠、そして去年と同じく4番人気(このまま行けば)、差し馬には厳しい馬場。年齢による衰えを気にしている予想が多いのですが、これは天が見方してると思いたいです。

相手は道悪が得意なサムソン、シャドウゲイト、毎日王冠でも狙ったブライトトゥモロー、そしてコスモバルク。ただ、サムソンは武豊騎手に(私が思う彼の騎乗イメージに)合わないと思うんだけどなー。天才はそんなの関係ないですか。

2007年10月21日日曜日

[今週の反省]2007年菊花賞

昨日の富士Sは、やっぱり雨上がりの良馬場は内が強いという東京競馬場の特性がそのまま出たようなレースで、性懲りもなくエアシェイディを応援していた私にとっては微妙に悲しいレースでした。しかしオレハマッテルゼが良いペースで引っ張ったレース自体は、最後の直線で横いっぱいに広がって叩き合いが行われるという非常に見応えあるもので、それはそれで見ていた私は面白かったのですが。。。というわけで、写真はエアシェイディ(笑)



勝ったのはマイネルシーガル。この馬は、東京の1600mが本当に合ってるんでしょうね。



今日の菊花賞は、もう何から買ったらよいのか分からないので、ヴィクトリーから馬連をちょこっと買いました。が、やっぱりかかっちゃいましたねー。枠も災いしたと思うのですが、もう玉砕覚悟で行かせてしまってもよかったんじゃないかと私は思うのですが、どうでしょう。アルナスラインもアサクサキングスも買ってたけど、見事な縦目。アルナスラインから馬連を買うという暴挙?に出た相方は、見事に馬連が当たってましたが、荒れると思っていた割に微妙な配当でした。ロックドゥカンブは、馬も騎手も経験のなさが出てしまったかなーという感じ。最後は伸びてきているし、惨敗というわけではないので、これから楽しみかもしれません。

勝ったアサクサキングスは、掛かる感じもなく、でも先行できるという強味があるので(長距離ではあまりいないタイプ?)、古馬と対戦しても結構いけるかもしれないですね。2着アルナスラインもインティライミやポップロックといった一線級と互角のレースをしているので、今年の3歳馬は牡馬も決して弱くなかったというのを証明したのかもしれません。JCとか有馬記念でのウオッカとの再対戦も楽しみかも。

さて、来週は再び東京に舞台は戻って天皇賞(秋)です。今年はインフルエンザ禍という想定外の事件が起きてしまったせいで、海外へ行くはずだった馬たちが、天皇賞(秋)へ出走してきます。私はこれまた性懲りもなくダイワメジャーを応援するわけです。コスモバルクとのワンツーフィニッシュ再びが見てみたい私です。

2007年10月20日土曜日

[枠順]菊花賞(JpnI)

第68回菊花賞(JpnI)
2007年10月21日(日) 京都11R 芝・外3000m
サラ系3歳オープン牡・牝(指定) 馬齢

1枠  1番 ヒラボクロイヤル  57 武 幸四郎
1枠  2番 ウエイクアイランド 57 幸  英明
2枠  3番 ブルーマーテル   57 田中 博康
2枠  4番 ロックドゥカンブ  55 柴山 雄一
3枠  5番 エーシンダードマン 57 角田 晃一
3枠  6番 コートユーフォリア 57 川田 将雅
4枠  7番 タスカータソルテ  57 福永 祐一
4枠  8番 マンハッタンスカイ 57 小牧  太
5枠  9番 サンツェッペリン  57 松岡 正海
5枠 10番 アサクサキングス  57 四位 洋文
6枠 11番 フサイチホウオー  57 安藤 勝己
6枠 12番 アルナスライン   57 和田 竜二
7枠 13番 ローズプレステージ 57 秋山真一郎
7枠 14番 デュオトーン    57 藤田 伸二
7枠 15番 ベイリングボーイ  57 渡辺 薫彦
8枠 16番 ドリームジャーニー 57 武   豊
8枠 17番 ホクトスルタン   57 横山 典弘
8枠 18番 ヴィクトリー    57 岩田 康成

毎年菊花賞は難しいと思うのですが、今年はさらに輪をかけて難しいですね。ノーリーズンが仕方なく1番人気に押し出された02年の菊花賞を彷彿とさせる混沌メンバーです。意外とホクトスルタンが専門紙なんかでは妙に人気してるように思うのですが、2600mの阿寒湖特別を勝っている+4年連続2着の横山典弘騎乗+菊花賞馬メジロマックイーン産駒だからでしょうか。面白いとは思うのですが、「何が何でも逃げる」馬にしては随分外の枠を引いてしまいましたよね。今のところ1番人気はロックドゥカンブ。ただ、私は調教を見ていたら、ヴィクトリーが案外良いかなーと思ったのですがどうでしょう。それってノーリーズンの罠と同じですか(笑)。気性的にはともかく、血統的にはリンカーンの下ですから、距離が問題なさそうですし。タスカータソルテも京都は2勝で妙味がありそうですが、距離持つかなあ。穴だとローズプレステージが気になってます。秋山騎手、ベッラレイアを獲られた鬱憤をここで晴らすんだ!あと、京都の人気薄と言えば武幸四郎騎手、というわけでヒラボクロイヤル、長距離得意そうで前走が思った以上によかったアルナスラインを挙げておきます。

いずれにせよ、軸1頭って難しそう。買い方も考えないと、ですね。富士Sの写真は明日。

2007年10月14日日曜日

[2007年秋華賞]最優秀3歳牝馬の行方

給料日前の重賞競走は、的中可能性と払い戻しを天秤にかけて、どの馬を切るかという自分との戦いです(笑)。昨日から聞く予想見る予想「3強で決まるわけがない、もし切るならダイワスカーレット」というのを何度も目に(耳に)していたし、日刊競馬の柏木さんも宮崎さんも両方がベッラレイアを本命にしてたので、やや不安はあったのですが、短い直線の京都内回りなら、彼女は後ろから差されたりしないだろう、逆に切るなら届かないかもしれないベッラレイア、という当初の予想のまま、スカーレット→ウオッカの馬単、スカーレットからミンティエアー(オークスでも買ってた)、ラブカーナ、ハロースピード(人気薄の松岡)、ローブ、レインダンスの馬連を購入しました。

結局勝ったのはダイワスカーレットでした。ダイワスカーレット強かったですねー。というか、今回の秋華賞は心理戦だったなという印象です。実際、勝ちタイムは1分59秒1と、今までの秋華賞と比べてそれほど速くない、逆に遅いと言っても良いタイム。1000m通過も59秒2くらいと、本当に平均的なペースだったのです。でも、ひっかかるのが怖かったのかウオッカは結構後方でしたし、直線の末脚に信頼があったベッラレイアも直線向くまで最後方でした。ダイワスカーレットは後ろのことは全く気にせずに、逃げてもいい、行く馬がいるならついていくという自分の競馬に徹していましたから、勝手に隊列をひっぱってくれて、3コーナー過ぎで勝手に潰れてくれたヒシアスペンを前に見ながら、最初から最後までマイペース。手綱をひっぱったままでヒシアスペンを抜いたら、追い出しを少し我慢して短い直線を一人旅。ウオッカは3F33秒2、ベッラレイアに至っては3F32秒9の脚を使っているのですが、京都の内回りコースで一番前を走っている強い馬に33秒9の脚で走られては、追いつくわけがありません。ウオッカはやはり久々の休み明け、しかも途中蹄球炎などの頓挫もあったので、完全に順調とは言えなかったのでしょう。結局早めに追い出されたレインダンスを競り落とすこともできずに3着でした。

というわけで、他の馬を全く気にする必要のなかったスカーレットの強さとアンカツの好騎乗、そしてレインダンスの好走のおかげで、今週のご飯代が戻ってきた私です。ただ、ウオッカ3着、ベッラレイアも4着と大きく負けてるわけではない(どっちかっていうとベッラレイアは騎乗ミスという印象も)ので、やはり3強は強かったのかな。タイムとか、どの馬が本当は強いとかは抜きにして、これが競馬だよな、と思える一戦でした。

ウオッカはどうせここがメイチじゃなかったでしょうし、次のレースが楽しみ。結局スカーレットには先着できなかったけど、ウオッカは脚質的にも精神的にも、強さよりも器用さを要求されるぬるいペースの牝馬限定中距離戦は向いてないんじゃないかと思うのです。あえて秋華賞ぶっつけだったのも、これを叩いてJCという腹づもりがあったのでは(JCに出て欲しいという私の願望入りまくり)。ピンクカメオもマイルCS狙いなのかなーという気がしてたので(調教も軽い感じで、今日も緩い雰囲気だった)、マイルCSに出るなら再考しようと思ってます。

ウオッカの今後にもよりますけど、64年ぶり牝馬のダービー馬を2度も下したダイワスカーレットは、とりあえず最優秀3歳牝馬は貰えそう?というか、ダービー馬に2度先着したんだから、最優秀3歳馬かしら。

来週は、微妙な評価の3歳牡馬長距離戦、菊花賞です。ダービー馬はいないし、皐月賞馬は距離不安。遅れてきた新星のロックドゥカンブと、復活した朝日杯馬のドリームジャーニーが人気しそうですが、どれもこれもどんぐりの背比べの感じです。それはそれでレースとしては面白そうですが。

2007年10月13日土曜日

[枠順]秋華賞(JpnI)

第12回 秋華賞(JpnI)
2007年10月14日(日)京都 11R 芝2000m
サラ系3歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢

 1枠  1番 ヒシアスペン    55 池添 謙一
 1枠  2番 ミンティエアー   55 蛯名 正義
 2枠  3番 プリトマルティス  55 幸  英明
 2枠  4番 ザレマ       55 川田 将雅
 3枠  5番 ラブカーナ     55 吉田 隼人
 3枠  6番 カレンナサクラ   55 武士沢友治
 4枠  7番 ピンクカメオ    55 後藤 浩輝
 4枠  8番 マイネルーチェ   55 大野 拓弥
 5枠  9番 アルコセニョーラ  55 中舘 英二
 5枠 10番 ハロースピード   55 松岡 正海
 6枠 11番 ベッラレイア    55 武   豊
 6枠 12番 ホクレレ      55 藤岡 佑介
 7枠 13番 ダイワスカーレット 55 安藤 勝己
 7枠 14番 タガノプルミエール 55 橋本 美純
 7枠 15番 クィーンスプマンテ 55 鮫島 良太
 8枠 16番 ウオッカ      55 四位 洋文
 8枠 17番 レインダンス    55 武 幸四郎
 8枠 18番 ローブデコルテ   55 福永 祐一

今年最も馬券としては面白くなさそうで、レースとしては最高と言えるだろう秋華賞です。馬券はダイワを頭にするか、ウオッカを頭にするか、って感じですよねぇ。もちろん私はダイワ頭に別の馬の連も買うつもりですが、まあホント遊び程度だと思います。秋華賞は3着荒れか、人気が飛んで変なのが勝つ、というイメージがあるので、3着を選ぶレースかなあ。調教も良さそうで近走成績も堅実なラブカーナ、オークス馬なのに3強に数えられていないローブデコルテ、前走ローズSで思った以上の成長を見せたレインダンス(ダンスインザダーク産駒はこれからが怖い?)あたりでしょうか。牝馬の場合、当日の気まぐれもあるので、馬体重とパドックを見て変更もあり得るかも。

なんかもう、馬券勝ち負けよりも、レースがすんごい楽しみな私です。みんな無事で、良いレースを期待しています。

2007年10月7日日曜日

[2007年毎日王冠]人気薄+重賞=松岡騎手?

毎日王冠がやってくると、秋本番だなーという気がします。競馬カレンダーで季節を感じる今日この頃です。

枠順書くのを忘れてましたが、ダイワメジャーが秋初戦のレースです。連覇すればオグリキャップ以来ということで、そうか、案外毎日王冠連覇って難しいんだなーと思いながら久々に東京競馬場へ行ってきました。例年、毎日王冠というと、GI以外ではかなり混雑する重賞の日という気がしていたのですが、朝の開門前は「あれ、今日毎日王冠じゃなかったっけ?」と思えるほど人がいない・・・さすがに開門直前になったときには大分後ろに並んでいましたが、あんまりメンバーがぱっとしないレースでしたしね。それでも午後からはお天気が良かったことも幸いしたのか、席もほぼ満員、平面の部分にも大分人がいました。あのくらいの混み具合が一番良いかもしれません。

さて、最終的に2倍を切る圧倒的一番人気に推されたダイワメジャーだったのですが・・・掛かり気味のストーミーカフェと、それを追いかけるコンゴウリキシオーが作る異常に速いラップにペースをやや乱され、最後の直線で一旦先頭に立つものの、中段待機だったチョウサンに追いつけず、さらにチョウサンを追いかけて上がってきたアグネスアークにも差されて、3着でした。1分44秒2はレコード決着で、まあ久々の59キロ、最内枠などいろいろ要因もあったのでしょう。最後まで止まっていないし、同じような場所にいたコンゴウリキシオーは6着、ストーミーカフェに至っては12着でしたから、善戦の域ではあると思います。天皇賞に向けてのたたき台と考えれば十分だったのかも。結構人気していた(馬体も良さそうだった)ブライトトゥモローは完全に競り落としましたし。


(迫るブライトトゥモロー(中央)に馬体を合わせながら追い出されるダイワメジャー(右)と、追いかけるチョウサン(左端))

さっそく某競馬板では、長さんの顔に馬の体の「天皇賞いってみよー」とかいうAAが作られていました。鞍上の松岡騎手、今年重賞4勝目ですが、よくもまあ人気薄ばかりを持ってきますね。チョウサン、結構3歳のとき買ってたし、すごくジリ脚というイメージがあったので、1800mは短いんでないの?って思ってたんですよね。ので、松岡騎手の人気薄(しかも元々好きな馬)は気にはなったのですが、ダイワメジャーもいたし、単複を買わなかったのですが、失敗だったなー。3着には入れてたんですけど。もともと長い距離を走っていた馬ですし、父ダンスインザダーク、母父サッカーボーイという血統からも距離伸びる方が良いタイプだと思うので、今回の激走で反動が出なければ、これからも期待できそうですね。



一方、西の重賞・京都大賞典では、去年同様ファストタテヤマに期待したんですが、6着に終わりました。インティライミもここにきて漸く本格化かもしれないですね。ディープ世代はディープインパクト1頭だけが抜けていて、どうも他の馬がどうなの?という感じでしたが、単に晩成の多い世代だったのかもしれません。

さて来週は、恐らく3歳の最強を決めるレースになるであろう秋華賞。今年の3歳GIは皐月賞以外はすべて牝馬が持っていってしまいましたので、秋華賞ではダービー馬、NHKマイルカップ馬、桜花賞馬、オークス馬がすべて揃うという非常に珍しく、かつ面白いレースになりそうです。私の応援馬はもちろんダイワスカーレットですが、ウオッカも「この後1戦挟んで有馬記念」という話もあるそうですし(私の中では、挟む1戦はJCと決まっているのですが(笑))、最優秀3歳牝馬の行方も気になります。

2007年9月30日日曜日

今日はF1デーだったか

スプリンターズSはアストンマーチャンの逃げ切り圧勝。今年の3歳牝馬は一体どこまで強いんでしょうね。富士で日本グランプリ開催していることもあって(大雨の中アクシデント多発で、こちらも結構面白かったのですが)、何故か札幌のメインはサーキットレディというこれまた3歳牝馬が勝ち、中山のメインGIもアストンマーチャンという狙ったような結末でした。あと今回、相方と2人で「おー!」と思ったのが石橋脩騎手のタマモホットプレイ。圧倒的なドベ人気だったのですが、なんと掲示板確保。勝ち星の割に重賞勝利までが遠い彼ですが、もう少し良い馬に乗せて貰えると良いですね。いや、逆に大一番で大穴開けて貰っても良いんですけど。

結局今年のキーレースは春の桜花賞だったということでしょうか。秋華賞も楽しみですし、その後2強(あるいはベッラレイアを入れた3強?)がどこへ転戦するのかも目が離せません。エリザベス女王杯はベッラレイアに任せて、図抜けた2頭は古馬の牡馬混合戦に出て欲しいかなぁ。ただダイワスカーレットは馬主も鞍上もそして適距離もお兄さんと被るから、やっぱりエリザベス女王杯なのかなあ。

そのお兄さんダイワメジャーは、来週毎日王冠で秋初戦を迎えます。いよいよ東京競馬場にお馬さんが戻ってくるシーズンがやってきました。お天気が良いといいな。

今週、武豊騎手が珍しく走行妨害による降着で、開催4日間の騎乗停止になりました。ノリと岩田騎手も先週制裁をくらってるし、今週柴田騎手が怪我で来週も微妙。今度の土日は(月曜日も開催がある)、リーディング上位の人気馬に乗る騎手がことごとく不在ということです。若手はこの隙に頑張れー。

2007年9月29日土曜日

[枠順]第41回スプリンターズS(GI)

第41回スプリンターズステークス(GI)
2007年9月30日(日) 中山11R 芝1200m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠  1番 アイルラヴァゲイン 牡5 松岡正海 57
1枠  2番 プリサイスマシーン 牡8 安藤勝己 57
2枠  3番 アグネスラズベリ  牝6 角田晃一 55
2枠  4番 オレハマッテルゼ  牡7 蛯名正義 57
3枠  5番 タマモホットプレイ 牡6 石橋 脩 57
3枠  6番 サンアディユ    牝5 川田将雅 55
4枠  7番 アストンマーチャン 牝3 中舘英二 53
4枠  8番 エムオーウィナー  牡6 池添謙一 57
5枠  9番 アンバージャック  牡4 柴田善臣 57
5枠 10番 コイウタ      牝4 吉田隼人 55
6枠 11番 ペールギュント   牡5 上村洋行 57
6枠 12番 ローエングリン   牡8 四位洋文 57
7枠 13番 メイショウボーラー 牡6 福永祐一 57
7枠 14番 クーヴェルチュール 牝3 後藤浩輝 53
8枠 15番 スズカフェニックス 牡5 武  豊 57
8枠 16番 キングストレイル  牡5 田中勝春 57

関東に競馬が戻ってきて最初のGIが明日開催です。いよいよ秋のGIシーズンが始まるなーとワクワクします。残念ながらここ2年連勝の外国馬の参戦は無しになってしまった、国際GIのスプリンターズS。オッズも割れてますが、3歳牝馬が2頭も出走していることからも、混戦具合がわかるというものです。GI馬も4頭となかなか面白いメンバーで、夏の上がり馬を狙うか、それともGI実績を評価するか、難しいところですね。私は、案外クーヴェルチュールが面白いのではないかと思っているのですが、1200mとはいえ、いきなり3歳で古馬GI(しかも牡馬との対戦)は難しいでしょうか。メイショウボーラーは真面目に走るなら今の馬場を考えて再考。プリサイスマシーンやペールギュントも調教映像を見る限りでは調子よさそうでした。全体的に夏に走ってきた馬のほうが体が出来てる感があったのですが、どうでしょうね。雨が降るなら、ローエングリンもまだまだ怖そうです。陣営が何を考えてここに登録してきたのかよく分からないのも不気味。今年は例年と違って、インフルエンザ騒動があったので、「やむなくぶっつけGI」という馬がいるような気がするのが難しさに拍車をかけてる気がします。

2007年8月22日水曜日

今週末は競馬開催!

【重要】馬インフルエンザに関するお知らせ

先週、やると言ってたのに無くなってしまった競馬開催。今週は無事開催されるそうです。最悪1ヶ月ぐらい競馬が見られないかと思ってましたが、思ったよりも大事にならなかったようでホッとしてます。地方にも飛び火して、某巨大掲示板の競馬板も「いつもなら新聞見ながら検討してる時間」に暇をもてあまして書き込みました、的なスレがたくさんありました。

私は夏場は毎週それほど真剣に見ているわけじゃないのですが(実際出かけてて見ないことも多いし)、やっぱり毎週あるものと思っている競馬が無いと、あの正月シーズンの「休みなのに競馬が無い」という閉塞感?と同じ気分になって鬱なので、開催されることはとても喜ばしいです。一体どうなるんだと思っていたサマーシリーズも、札幌記念を9月2日に延期することが決まって無事チャンピオンが決定されるようです。この日程変更によって別ファクターが加わったことは否めませんが、まあ今回はどれもこれも人気薄がつっこんでくる波乱レースが続いてますから、どんな結末になるのか楽しみです。

こうなると次の問題は牧場に放牧されてる馬たちの帰厩スケジュールですよね。もう秋開催も目前の時期。本当は9月までに賞金積み上げて・・・ともくろんでいた馬や、8月中に帰ってきて、秋の中央開催に備えるつもりだった馬が帰ってこられないことも結構記事になってました。それでなくても今年の秋のGI戦線は、メイショウサムソンの凱旋門賞取りやめ(やっぱり今からでも行って欲しいなあ。血統や脚質的にはディープよりも可能性があると思っていた)もあって混戦になりそうな予感。同じく凱旋門賞が取りやめになったウオッカも、今のところ牝馬路線のつもりのようですが、数年前に秋華賞叩いて(?)天皇賞人気薄で2着した3歳牝馬がいましたからね。ウオッカにもそれを期待。

2007年8月7日火曜日

旅行ガイドに載らない北海道

馬と温泉の旅行から昨日帰ってきました。こっちはやっぱり暑い。。。あいにくの天気ではありましたが、予定通り馬を見られてよかったです。

行く前に、一応ガイドブックとか見ておこうかなーと思ったのですが、門別〜浦河(いわゆる日高支庁)の辺りって、元々観光地ではないので全く載ってないんですね。でも馬好きな人には、ゆったりと放牧される馬があちこちに見られたり、一部の牧場では種牡馬を一般公開していたり、乗馬体験ができたりと満足できる地域だと思います。片側は太平洋が広がっていて、ドライブするにも良いところです(眠気と飛ばしすぎに注意!)。千歳から浦河まで大体車で3時間くらい。優駿浪漫街道と名付けられた国道235・236号には、点々と牧場集落があって、別に超有名な牧場とかでなくても、広い敷地に馬が走っている姿が見られます。名種牡馬・元競走馬を繋養する牧場は、公開時期や時間が決まっていますので、必ずマナーを守って見学しましょう(という立て看、チラシを何度も貰いました)。比較的行きやすいのは、社台SS。元々見学者を入れるようにできていますし、お土産なんかも売ってます。またブライアンズタイム、タイキシャトルほか、名馬を擁する静内のアロースタッドは、15時から16時、さらに申し込み要という制限つきながら、見学者を受け入れる体制を整えているので、見学しやすいと思います。どこにどの馬がいて、いつ見学できるかは競走馬のふるさと案内所で確認ができますが、様々な事情で閉鎖されている場合もあります(私が行ったときは、静内の種馬場は検疫のために見学は中止されていました)。JRAのPRセンターなどで100円で配布してる牧場地図もおすすめですよ。見学の際の注意点なども書かれてます。また、誰でも入れる観光牧場の日高ケンタッキーファームにはオフサイドトラップとタイキブリザード、また宿泊もできる浦河優駿ビレッジAERUには、ウイニングチケットやダイユウサク、ニッポーテイオーなどが放牧されてます。そう言えば前に行ったノーザンファームにも、レニングラードとか何頭か馬がいましたね。

馬づくしツアーということで、1泊目は浦河優駿ビレッジに泊まったのですが、朝はすぐ隣にあるJRAの日高育成牧場に見学に連れて行って貰いました。「この辺りは人間よりも馬のほうが多い。しかもお馬様のほうが偉いんです」とガイドのおじさんが言ってましたが、幹線道路と思われる場所にさえ、あちこちに「馬横断注意」と書かれた看板がある町だけに、冗談とも取れません(笑)。このJRAの牧場見学は無料ですし、超おすすめ。馬が走っているところも見られます。

2泊目は再び登別。洞爺か迷ったのですが、なんとなく登別温泉好きなので。3泊目は大沼公園で、4泊目は函館という一般的な観光ルートに戻ってきたのですが、ここで気づいたのが中国人、韓国人観光客の多さ。もしかしたら日本人の観光客より多いかもしれません。我々が泊まった宿は、いずれも個人経営的なところだったので、宿自体では海外からのツアー客と一緒ではなかったのですが、ちょっと人の集まる観光スポットだと、あちこちで中国語、韓国語が聞けました。私、登別温泉に夏場に来たのは久しぶり(小さい頃に来たことがあるらしいけど覚えてない)で、冬場は閉鎖されてる倶多楽湖への観光道路から登別温泉へ出てくるルートで入ってみました。大湯沼も冬に遭難覚悟(笑)で歩いて温泉街から登ってきたことはあるのですが、車で来るのは初めて。ふと気づくと、「←天然足湯 15分」という看板が駐車場にありました。駐車場のおじさんに「これって車で行けるんですか?」と聞くと、「これは歩きじゃないとダメだねえ。あそこに煙が出てるところあるでしょう、あの奥ですけど、今日は煙の量が多いから気をつけて。何か異常があったら言ってください」と言われました。

かつて、10年ほど前に一度だけその大正地獄を見たことがあるのですが、そのときは「えーとこれ?」と思えるようなただの水たまりといった感じでした。ところが久しぶりにみた大正地獄はすっかり様変わり。ものすごい煙と、恐ろしいボコボコという音が聞こえてきます。あまりに煙がすごくて、先が見えません。曰く、今年の5月に23年ぶりとなる大噴出をして、突然地獄的な様相を取り戻したそうです。大正地獄から出たお湯が、川と混じって下流で足湯ができるように整えられている(それが天然足湯の正体)のですが、怖くて柵に近づけないほど噴いているこの日は、川の水を手で触っただけで熱く、足を入れる勇気は出ませんでした。ちなみに山道も煙でホワイトアウトな雰囲気でした。この時期は金曜日の20時半から、鬼の扮装をした人たちが、筒型の花火をもつイベントが地獄谷で行われています。結構人がいました。どーん!という打ち上げ花火じゃないけど、観光協会の人(?)頑張ってるなーという感じで、おすすめです。

3日目、大沼公園まで来たけれど、やっぱり雨模様だったので、駅前の観光案内所で観光パンフレットを貰ってルートを変更。そこで見つけた「しかべ間欠泉公園」。50円引きのクーポンもついてたので、そこへレッツゴー。10分置きくらいに吹き出る間欠泉なのですが、足湯に浸かりながら見られるというサービス満点の間欠泉公園でした。しかも間欠泉の裏側に建物があり、そこから間近に吹き出し口を見られるのもGoodです。

写真は、以下に置いてあります。温泉三昧の上に、肉肉魚肉魚イカ!(&カニ!)みたいな生活をしたので、しばらく粗食に耐えないと体重計に乗れません。

牧場めぐり


函館2歳ステークスほ

2007年6月24日日曜日

アドマイヤムーンだった

朝から用事で外に出ていたのですが、阪神はかなり雨が降ってたみたいですね。ウインズに寄ったら、ダート不良、芝も稍重になっていました。宝塚記念の発走のときは、横殴りの雨でした。

私期待のダイワメジャーは、なんとー16キロ(T_T)。道中嫌なことでもあったのでしょうか。それとも調教のやりすぎ?レースも雨の割にものすごく厳しい流れで、もともと距離不安のあったメジャーは直線でも伸びきれず。無事だと良いのですが。これから夏場はゆっくり休養してください。

また、1番人気に推されたウオッカはすごーく良さそうに見えたんですけど、この厳しい流れにはさすがに乗れなかったですね。晴れの良馬場だったらどうだっただろうとは思いますが・・・。

勝ったのはドバイデュティフリーで圧倒的なパフォーマンスを見せたアドマイヤムーン。香港ではやや不発でしたが、ここに来てサムソンを競り落とすという強いレースをしてくれました。2着に食い下がったメイショウサムソンも、凱旋門賞に向けて良いレースが出来たと思います。馬場が渋っても問題ないし、もともとオペラハウスXダンシングブレーヴという日本の速い競馬よりもヨーロッパの馬場のほうが合いそうな血統。ウオッカは今日のレースを見ていると、少し展開の利が必要そうです。どちらも頑張って欲しいな。生きてるうちに、一度でいいから凱旋門賞を日本の馬が勝つのを見てみたい。

思った以上に頑張ったのがアドマイヤフジとファストタテヤマ。流れが向いたのもありますが、タテヤマは雨の稍重馬場が本当に得意ですね。アドマイヤフジはこのままサマーシリーズに出るなら追いかけてみたい1頭です。

というわけで、馬券は丸外れでしたし、本当は晴れてるほうが良かったなーと思いましたが、なかなか面白いレースでした。

2007年6月22日金曜日

[枠順]宝塚記念(GI)

第48回宝塚記念(GI)
2007年6月24日(日) 阪神11R 芝2200m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量 

1枠 1番 スウィフトカレント 牡6 58 横山 典弘
1枠 2番 ウォッカ      牝4 51 四位 洋文
2枠 3番 マイソールサウンド 牡8 58 角田 晃一
2枠 4番 マキハタサイボーグ せ5 58 和田 竜二
3枠 5番 ポップロック    牡6 58 武   豊
3枠 6番 アドマイヤムーン  牡4 58 岩田 康成
4枠 7番 カワカミプリンセス 牝4 56 武 幸四郎
4枠 8番 インティライミ   牡5 58 佐藤 哲三
5枠 9番 アドマイヤフジ   牡5 58 福永 祐一
5枠10番 アドマイヤメイン  牡4 58 川田 将雅
6枠11番 ダイワメジャー   牡6 58 安藤 勝己
6枠12番 トウカイトリック  牡5 58 幸  英明
7枠13番 ファストタテヤマ  牡8 58 小牧  太
7枠14番 シャドウゲイト   牡5 58 田中 勝春
7枠15番 アサクサキングス  牡3 53 松岡 正海
8枠16番 コスモバルク    牡6 58 五十嵐冬樹
8枠17番 メイショウサムソン 牡4 58 石橋  守
8枠18番 ローエングリン   牡8 58 後藤 浩輝

GI馬8頭、しかも皐月賞馬2頭、ダービー馬2頭、海外GI勝ち馬3頭と非常に豪華な顔ぶれ。ダービー馬2頭もさることながら、天皇賞(秋)、天皇賞(春)勝ち馬も顔を揃えてるし、それ以外の馬も、クラシックの2着馬がずらり。ちょっと面白いところでは、同期のダービー馬の娘(もダービー馬)と一緒に走る8歳馬たちでしょうか(笑)

とにかく、近年まれに見る豪華メンバーの宝塚記念。このままさらに新顔を加えて、年末のグランプリはさらに盛り上がるメンバーでやってもらいたいところです。

私はダイワメジャー本命は変えないのですが、難しいのは相手。特に今年のダービー馬の取捨ですよね。ネオユニヴァースが宝塚記念に出走したとき、3歳馬は53キロか〜そりゃ楽勝だろ、と思ってたのに、やっぱりダービーから宝塚というローテーションがきつかったのか、かろうじて4着という着順だったことを思い出します。ちなみにそのときの勝ち馬はヒシミラクル。2着ツルマルボーイ、3着タップダンスシチーですから、確かに馬券は波乱ではありましたが、今にして思えば、ネオは十分善戦した(しかもシンボリクリスエスに先着している)とも言えるのですが・・・。しかし、今年のダービー馬は夏場に強い牝馬です。牡馬の古馬とは7キロ差という斤量差は、480キロ台という牡馬と互角の馬体を持つ彼女にしてみると、ハンデと言っても良い斤量。64年ぶりの牝馬ダービー馬ということも、あまりに規格外なので何とも言えません。人気もどうなることやら。同じ牝馬なら、私としてはカワカミプリンセスを狙ってみたいんですけどね。

あんまり注目されていないように思うのですが、コスモバルクとシャドウゲイトはどうでしょうね。海外帰りというのは気になりますが、そんなことを言ったら人気になりそうなムーンもそうだし、しかも雨馬場になりそうな予報。雨馬場と言えばシャドウゲイトってくらい、今年の金杯のパフォーマンスはすごかったですから。まあ雨を苦にしないのは、メイショウサムソンもそうなんですけどね。上がりがかかるようなら、コスモバルクも再注目。

ダービーの再現を狙うアサクサキングスはもちろん、逃げ宣言のアドマイヤメイン、さらにシャドウゲイト、ローエングリンと逃げたい馬が多い上に、ダイワメジャーやコスモバルクも先行馬。雨が降ればメイショウサムソンもそんなに下げたりしないでしょう。一方でウオッカやアドマイヤムーンは末に賭けるという感じですよね。前と後ろで間に空間が空く、って感じでしょうか。ただ当日の雨がどのくらいになるかによって、末脚が殺される可能性もありますよね。本当のスタミナ勝負になって、結局前にいたスタミナ自慢の馬が勝つのか、最後まで死んだふりで、直線だけで差してくる馬が勝つのか・・・・メンバー通り、レース自体も面白くなりそうです。

2007年6月3日日曜日

[2007年安田記念]ダイワメジャー四冠目

昨日、トーセンイマジゲンから買った馬連が当たり、ちょっと資金を得たので、気をよくしてユニコーンステークスに1000円以上賭けたんです。ドラゴンファイヤーから。渋谷のウインズで相方とレースを見てたのですが、出走前に私のユニコーンステークスは終了しました。ドラゴンファイヤーは発馬機内で暴れて故障し、発走除外になってしまったのです。

今日は馬券の発売が開始された直後に、その払い戻し(買い戻し)馬券をすべて使ってダイワメジャーの単勝を買いました。昨年の天皇賞のとき、あー絶対勝てると思ってるなら、単勝に1000円賭けるべきだった、という反省からです。今日はダイワメジャーを応援する日です。さらに馬連もちょっとだけ追加。

サンデーサイレンス産駒が勝っていない平地の芝GIは残り2つ。1つがNHKマイルで、これは昨年アグネスタキオン産駒が勝ったことでサンデーサイレンス産駒が最後まで獲れなかったGIになりました。そして今日行われた安田記念。いろいろと理由は言われていましたが、しかし七不思議のひとつでした。

ダイワメジャーと高松宮記念を勝ったスズカフェニックスが人気を分け合っていましたが、最後は去年のマイル大将を押しのけてスズカフェニックスが一番人気。ダイワメジャーは2番人気、コンゴウリキシオーが3番人気でスタートです。

すんごい綺麗にそろったスタートで、コンゴウリキシオーがすーっとハナに立ちました。ダイワメジャーはそのまま2番手を追走するのかとおもいきや、外から外国馬が掛かりながら競り賭けて、ペースが速くなります。ずーっと11秒台を刻むレースは、まさにダイワメジャーが得意とするもの。それでなくても内が伸びる今日の馬場で、「これは貰った」と思いました。



直線向いて、コンゴウリキシオーが突き放しにかかったところを、外に持ち出したダイワメジャーが猛然と追いかけてきました。しかしそれほど速いペースでもなかったし、2000mでも逃げ切って勝ったことのあるコンゴウリキシオーも止まりません。最後は2頭が合わせる形になって、私も相方も(相方はコンゴウリキシオー、ダイワメジャー2頭軸の三連単を買っていた)「アンカツ差せ!差せ!」と大騒ぎ。その思いが通じたか、ダイワメジャーがクビ差出たところがゴールでした。ダイワメジャーと同じようなところにいながら、彼が追い出されたときについて行けなかったジョリーダンスがそのままなだれ込んで3着。4着は経済コースの内側を伸びてきたアドマイヤキッスで、これが3着だったらかなり波乱だったんですけどね。スズカフェニックスはやっぱりこのペースはつらかったですね。スローとか速いとかというよりも、ずーっと同じペースだと、後続も息入れる暇が無くて直線向いても思ったほどはじけないってことなのかな、と最近思います。

安田記念3走目にして、ようやく勝てました>ダイワメジャー。東京は苦手と言われ、東京コースも距離もなんとか克服したけど、内枠だとちょっと厳しいと言われてましたが、3度とも内枠を引いたダイワメジャーは、その内枠さえも克服しての勝利。そして、とうとうサンデーサイレンス産駒が安田記念を勝利しました。本当におめでとうです。



次は去年に引き続き宝塚記念らしいです。去年は極端な雨馬場+ディープ+鞍上が騎乗停止で急遽交替という不運が重なって、4着という微妙な着順でしたが、なんかさらにパワーアップしてる感じのダイワメジャーならメイショウサムソンと良い勝負をしてくれそうな気がします。楽しみです。できればリキシオーも一緒に出てくれると嬉しいんですが(笑)。

2007年6月1日金曜日

[枠順]安田記念(GI)

第57回安田記念(GI)
2007年6月3日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠 1番 サクラメガワンダー 58 鮫島 良太
1枠 2番 ダイワメジャー   58 安藤 勝己
2枠 3番 アドマイヤキッス  56 川田 将雅
2枠 4番 グッドババ     58 サンマルタン
3枠 5番 コンゴウリキシオー 58 藤田 伸二
3枠 6番 ザデューク     58 フラッド
4枠 7番 オレハマッテルゼ  58 後藤 浩輝
4枠 8番 スズカフェニックス 58 武   豊
5枠 9番 ジョイフルウィナー 58 モッセ
5枠10番 エイシンドーバー  58 福永 祐一
6枠11番 マイネルスケルツィ 58 柴田 善臣
6枠12番 キストゥヘヴン   56 内田 博幸
7枠13番 エアシェイディ   58 横山 典弘
7枠14番 ディアデラノビア  56 岩田 康成
7枠15番 スーパーホーネット 58 藤岡 佑介
8枠16番 シンボリエスケープ 58 蛯名 正義
8枠17番 エイブルワン    58 キャロウ
8枠18番 ジョリーダンス   58 秋山真一郎

香港馬vsダイワメジャーだと思ってましたが、ダイワメジャーがなんと1枠2番という鬼門の内枠になってしまいました。うぁーん。とはいえ、今回は前走1600mを優秀なタイムで逃げ切ったコンゴウリキシオーがいるのは僥倖。リキシオーは3枠5番という逃げなさいと言わんばかりの枠に入ったので、今回も良いペースで引っ張っていってくれることを祈ります。その後ろ辺りを追走する形で、直線抜け出す、というレースなら対応できるのでは。というか私はそれで行った行ったになりそうな予感がしてるのですが・・・。例年と違って、ここに来ても本当に馬場が良いです。毎週かぶりつきから見ていますが、内も外もかなり長い芝という印象。ダービー終わって刈り込んだのではないかとか、金曜日の大雨の影響は無いのかとか、気になることはありますが、土曜日のレースに注目ですね。アサクサキングスが内で2400mを粘りきったことを考えても、馬場差が無い分、外よりも内、という印象があった先週のレースでした。どうしても重賞勝てない君のエアシェイディも気になるのですが、それ以上に桜花賞馬のキストゥヘヴンが気になってます。

馬柱表見ていると、意外と差が無いメンバーかなーと思えてきました。結構当日ギリギリまで迷いそう。ああ、もちろんダイワメジャー本命は変えないんですけど。

2007年5月27日日曜日

[2007年ダービー]データは絶対ではない

朝から晴れ上がり、絶好のダービーデー。暑いと言っても風は気持ちよく、日陰に入れば過ごしやすい一日でしたから、東京競馬場もびっしり人が入っていました。

1番人気は6年間一度も負けていない、日本で最も堅いレース。10年前まで遡っても、1番人気が馬券圏内から消えたことがないレース。しかも1頭東京で一度も負けたことのない馬がいる。今年の春のGIは荒れまくってるけれども、さすがに今回は荒れないだろう、そんな予想で、フサイチホウオーが一本かぶりの人気となったダービーでしたが・・・。




びっくりしました、紅一点のウオッカが勝っちゃいました。ビワハイジ以来、11年ぶりの牝馬ダービー参戦。しかし戦後牝馬の挑戦は何度かあったものの、好走歴すらほとんどなく、さすがに東京2400m、しかも一生に一度、誰もが本気のダービーでは例え3歳でも牡馬との対戦は厳しいだろうという見方だったように思います。相方をはじめ、周りの人の多くが、「勝たないだろうけど、記念で単勝(あるいはがんばれ馬券)買う」と言っていたこともあってか、ウオッカは3番人気というかなり高評価を得てはいましたが、実際のところ、新聞での印は△が多かったです。単穴というより、不気味だから一応流しの先には入れる、みたいな。私もヴィクトリーからウオッカに流してたんですが。。。

スタート直後、前に行くと思われたヴィクトリーが出負けしたのが予定外。それ以外はサンツェッペリン、そして外からアサクサキングスが逃げる展開で、予定通り。そして皐月賞を同じように前に2頭が離れて逃げてて、人気馬2頭が後ろの馬群の前目につけてるという状態でしたから、他の馬も全然行く気なし。元々今日は内が伸びる馬場で、人気薄の逃げ馬が逃げ粘るレースが多かったのですが、アサクサキングスは正にどんぴしゃり。直線向いてもサンツェッペリンとキングスが2頭後続を離して頑張ってる状態で、私はサンツェッペリンが勝てるかと思いましたよ。ところが道中ややスローだったこともあって、瞬発力という意味では抜けているウオッカがどどーんとど真ん中を抜けてきたんですよね。飛んできたのがウオッカだということに気づいた場内、ものすごい声援でした。それだけならまだしも、ホウオーもヴィクトリーも直線全然伸びない。その外をアドマイヤオーラが右に左によれまくりながら差してきたのですが、サンツェッペリンを差したころでゴールでした。2着は内で頑張っていたアサクサキングス。ウオッカはさらにその3馬身前でした。ハナ差とかそんなんじゃなくて、もう明らかにウオッカが完勝。2分24秒5のタイムは、レースレコード決着だった先週のオークスより1秒近く速く、時計だけ見るなら桜花賞で3着以下をぶっちぎった2頭は、やっぱり化け物的に強かったんだということを改めて見せつけてくれました。



ダービー好走が条件だった凱旋門賞も、牡馬を押しのけてダービーを勝ってしまったことで、本決まりになりそう?3歳、しかも牝馬なら、ハンデと言っても良いような斤量差が貰えるので、馬格が小さかったディープが59.5キロで出走したよりも、ずーっと勝てそうな気がします。うまく調整して頑張ってきて欲しいです。そして是非年末は有馬へ。もう牝馬とやる必要ないでしょう。ああ、でもダイワスカーレットとはもう一度対戦して欲しいかな。

馬券はぜーんぜんダメでしたけど、戦後初、1943年クリフジが勝って以来64年ぶりの牝馬のダービー馬誕生を目の前で見られて、本当に良かったです。多分生きているうちにもう一度見られるかしら。もし次64年後だったら無理ですね(笑)。しかし、皇族が観戦に来ると、どんなレースでも牝馬が勝ってしまうのかなあ。2着にアサクサキングスが粘ったことで、馬連5万円超、三連単は200万超という、ダービーとは思えない大荒れ配当。牝馬が勝ったことのみならず、1番人気2番人気ともに掲示板を外すという非常に珍しいレースとなりました。

さすがにこの配当では「勝った勝った、のみにいくか」という雰囲気ではなかったようで、12Rのもうひとつのメインレース、目黒記念の時にもまだ場内にたくさん人が残っていました。私の本命はアドマイヤフジだったのですが、直線向いたとき力強く抜けてきたので、「おっしゃーこれは貰ったー」と思いきや、内からポップロック、そして外から3歳馬ココナツパンチに差されて3着だったのでした(T_T)。まあ久々だったし、結構斤量も貰ってたので、次走に期待、かな。



さて、来週はいよいよ5週連続GI最終週、安田記念です。私の(?)ダイワメジャーが満を持して出走。最近鞍上がやや不振なのが気になるのですが、今年こそ条件の良い外枠を貰って、サンデーサイレンス産駒初の安田記念制覇を果たして貰いたいです。先日アドマイヤムーンが香港で負けてしまったので、やっぱりドバイまで行くと厳しいかなと思ったのですが、今日ポップロックが快勝してくれたので、やや安心。元気な姿を東京競馬場で見せてくれることを祈ります。

(追記)

例年のごとく、ちょっと遅れた東京0R(開門ダッシュステークス)に参戦しましたが、今日ネットでいろいろ見てたら、「各出入り口で警察官立ち会いのもと荷物検査を実施した。」(皇太子さま貴賓室で初観戦-日刊スポーツ)なんて記事見つけちゃいましたよ。ええ、もちろん荷物検査なんて全くありませんでした。下手したら爆弾でも持ち込めそうな私の銀箱(300m望遠レンズ入りカメラケース)も、当然フリーパスでした。警察官(機動隊の腕章してた)は確かにめちゃくちゃ多くて、首相が通ることになっていた(と後で知った)ウィナーズサークル近辺の柵の最前列には、警察官が立ちはだかって観戦の邪魔をしていました。別に一番混雑するダービーの日に来なくていいじゃん、と思いましたけど。

2007年5月25日金曜日

[枠順]日本ダービー(JpnI)

第74回 東京優駿(JpnI)
2007年5月27日(日) 東京10R  芝2400m
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 タスカータソルテ  57 武   豊
1枠 2番 ゴールドアグリ   57 勝浦 正樹
2枠 3番 ウオッカ      55 四位 洋文
2枠 4番 ゴールデンダリア  57 柴田 善臣
3枠 5番 トーセンマーチ   57 内田 博幸
3枠 6番 マイネルフォーグ  57 川田 将雅
4枠 7番 フィニステール   57 藤田 伸二
4枠 8番 ドリームジャーニー 57 蛯名 正義
5枠 9番 ヒラボクロイヤル  57 武 幸四郎
5枠10番 プラテアード    57 北村 宏司
6枠11番 ナムラマース    57 藤岡 佑介
6枠12番 サンツェッペリン  57 松岡 正海
7枠13番 ローレルゲレイロ  57 池添 謙一
7枠14番 アドマイヤオーラ  57 岩田 康成
7枠15番 フサイチホウオー  57 安藤 勝己
8枠16番 アサクサキングス  57 福永 祐一
8枠17番 ヴィクトリー    57 田中 勝春
8枠18番 フライングアップル 57 横山 典弘

今年も競馬の祭典、日本ダービーデーがやってきます。有馬記念もお祭りですが、ダービーの盛り上がりは、また違った意味で華やかさがあります。今年はそのダービーデーに皇太子と首相が揃って来るという話で、東京競馬場は厳戒態勢?になりそうです。とはいえ、天皇行幸のときも、入場に細かい荷物検査とか無かったですけどね(そんなことをしていたら、別の意味で暴動になりそう?)。私のカメラケース(銀箱)とかフリーパスだったし(笑)

ダービーは穴党の鬼門です。ここ10年、1番人気が馬券圏内から外れたことが無いのです。恐らく1番人気はフサイチホウオーでしょう(金曜日の最終オッズはディープか、ってくらい一本かぶり)。しかも彼が強いのはよーくわかってます。でもなんかつまらない。春はこれだけ荒れた荒れたって言われてて、実際同じようなメンバーで行われた皐月賞も大荒れだったわけです。だからちょっと一番人気に逆らってみたいなーという気もあり。ただホウオーは強いだろうなーという気持ちもあり。

あれから過去のヴィクトリーのレースとか見てたんです。そしたら、何でこの馬皐月賞で人気無かったんだろうと不思議に思いました。フサイチホウオーとも皐月賞前にラジオNIKKEI賞で対戦して、最後は決め手勝負で負けたものの、強いレースをしています。しかも新馬戦とか、自分で勝手にレースをつくって、自分で勝利をもぎ取る、正に名前の通りの勝ち方が小気味良い感じ。普通に考えたらホウオーとヴィクトリー、2頭のどちらか、という感じがします。スカーレットとウォッカと同じくらい、勝ったり負けたり、良いライバルになって欲しいという希望もあります。

3連複や3連単まで考えたとき、もう1頭が面白そう。今年の3歳牝馬は強いと前から言われてはいましたが、NHKマイルを牝馬が勝ち、さらにオークスがレコード勝負になったことで、それを証明した感があります。ウオッカも単なる客寄せパンダではないかも。以前今上天皇が来た天皇賞(秋)は、牝馬が1着3着に入って大荒れでしたし、面白いかもしれません。

当然私の中では皐月賞で思わぬ複勝をプレゼントしてくれたサンツェッペリンも応援。このところ皐月賞で人気薄ながら2着に入ってきた馬は、ダービーでも好走しています。シックスセンス、ドリームパスポートに続け!サンツェッペリン。あとは既に同じコースを経験している青葉賞組が面白いかなと思っています。ヒラボクロイヤルは前々走がフロックではないことを証明しましたし、フィニステールは直線不利がありながらも粘りました。そして私が最も期待する穴馬がトーセンマーチ。実は青葉賞のときも期待して流しの先に入れたのに、軸を間違えて泣いたのでした。まだ4走しかしておらず、重賞も勝っていないのですが、相手なりに走る馬という感じで、青葉賞では15番人気という低評価を覆して2着に飛び込み、ダービーへの出走権を手に入れるという離れ業をやってのけてます。「でも本番は(サンツェッペリンがいるから)松岡乗れないよねー。だから本番は要らないかなー」と思ってたのに、なんと鞍上に内田博幸騎手を確保。『競馬ブック』の写真でも馬体が良さそうですし、楽しみです。

2007年5月21日月曜日

初デートで行きたくない場所1位を超絶勧めてみる

初めてのデートでは行きたくないところランキング - goo ランキング

なんと!栄えある?第1位はパチンコ・競馬場・競艇場だそうで。まず、パチンコと競馬場と競艇場を並べる理由がさっぱりわからないのです。パチンコと競馬場・競艇場って違うと思うけどなー(そして競輪場が無いのは何故?)。だって、後者は目の前でレースをしてくれるわけで、パチンコみたいに自分で何かしなくちゃならないわけじゃないですよね。そして、パチンコに行く初デートって・・・理解できないんですけど(笑)

記事では大井のトゥインクルレースがフォローとしてあげられてますが、大井競馬場はやっぱり昭和の匂いがするんですよね。客層も中央競馬以上にギャンブル臭があるし。でも私の中では競馬場は結構良いアイディアだと思うんです。女性だと一度も行ったことがない人が多いし、100円から楽しめるし(映画なんか行ったら、一人1800円だもんね)、ただ、最初は東京競馬場のほうが無難じゃないかなぁ。東京競馬場は六本木ヒルズも真っ青ってくらい綺麗で広いです(客層は全然違うけど)。トイレなんかもすんごい綺麗。あちこちで初めて競馬場に来ました、って女の子に男の子が馬券の買い方を教えてあげてる光景もよく見ます(おい、いきなり馬単かよと思うときありますが[笑])。まずは単勝の買い方を教えてあげて、パドックや名前を見て気に入った馬を100円買う。全く競馬を知らない人でも、武豊ぐらいは知ってると思いますから、武騎手が東京に来ているときを選ぶのも良いかもしれません。いきなりGIだとすごい混雑なので、毎日王冠とか青葉賞とか、寒くもなく暑くもなく、そこそこ人の入る重賞のときがおすすめ(やはりライブ競馬の醍醐味は、あの歓声と一体感だと思う)。徐々に馬連、ワイドといった券種、ボックス買いとか、流しとか、馬券の買い方を教えてあげてたら、ダンナよりも嵌っているという、それが私だったりします。

ランチの私のおすすめは、フジビュースタンド4階の馬そばでそばかうどんを買い、パドック側のテラス(階段状になっているので、座れる)に出て、イベントや馬を見ながら食べるという方法です。そういうのが嫌いな人はダメかもしれないけど。3階に新しくできたパン屋(目玉は大穴ドーナツ200円)や、1階の麺類のお店でテイクアウトで買って、ローズガーデンで食べるのもおすすめ。結構座るところが多いし、小さな放牧場に毎回違う種類の馬(たまに往年の名馬)が放牧されてます。おにぎりが良ければ、地下1階にある神山商店がおにぎり専門店。230円で好きなおにぎりをお茶漬けにできます。この前比較的好評らしい1階のパスタを食べてみたのですが、ちょっと女性には量が多いかも。一度馬耳東風軒の丼物に挑戦したいのですが、量の割に高いので躊躇してます(なんか価格変更されたという噂も聞いたので、また見てみよう)。ラーメンもいろいろありますが、西海が私はおすすめ。

競馬場スイーツとしておすすめは、耕一路のモカソフト。また新しくできた馬耳東風軒の杏仁豆腐はコストパフォーマンスはあまり高くはありませんが、そこそこ美味しかったです。競馬場らしいモノだと、日本庭園の売店で売っている「GI焼き」。単なる今川焼きなんですけどね。コーヒーなら2階にエクセシオールカフェが入ってます。あとチュロス。3階のコンビニでも売ってるんですが、内馬場の売店までお散歩がてら行くと、クジが引けます。

実は私まだ競馬博物館とか行ったことないし、内馬場も数えるくらいしか行ってないし、乗馬体験とか一度もしたことないし、ラウンジは入ったけれども、指定席には入ったことないし、いろいろと知らない場所もあるのですが、単に競馬だけじゃなくても結構楽しめますよ。

2007年5月20日日曜日

[2007年オークス]オークスレコード更新&勝春騎手海外GI制覇!

フジビュースタンド(多分3割くらいの人はフジヤマスタンドだと思ってるとみた)の面目躍如で、直線から綺麗に富士山が見えた2007年オークスデーは、朝から荒れ模様でした。堅そうに見えた1レースから馬連が万馬券。その後も馬連10万馬券が出るなど、本命が来てもヒモが最低人気、みたいな無茶なレースが続きます。6Rにタイガーマスクが登場したものの(馬名がタイガーマスクで、メンコがタイガーマスクだった。負けたのはあのメンコのせい?(笑))、派手に負けてくれたりもしました。

なんかここまで荒れるとメインは案外誰もが納得するような着順に収まるんじゃないかと思い始めたお昼休み。ダイワスカーレットの突然回避で、土曜日までいろいろと馬柱表を見ながら検討した結果、ローブデコルテがよさそうかも、と思ってローブからの馬連(ベッラ以外は人気薄へ)+ベッラレイア1頭軸の三連複を買うことにしたのです。荒れる荒れると言われてるけれど、やっぱり重賞で好走する馬と、頭数合わせで出走できた馬との差は大きいと思ったのもあります。他のレースはもう諦めて、早めにオークスを買ってレースを待ってました。

ただそれでも、何が逃げるのかなー、まあ何が逃げたとしてもスローになりそうな感じが・・・と思ってました。アマノチェリーランは距離不安があるし、大外枠のザレマが無理にペースを上げたりしないだろう(今までの時計でも、それほど速いレースが出来るとは思えない)、アドマイヤスペースは、馬体重からも鞍上からも、そんな無茶なレースはしないのでは・・・というのが私の、そして恐らく大方の予想だったと思います。が、逃げたのは最内枠のスマートストーム。しかもダービーかよと思えるようなハイペース。1000m通過が1分を切り、しかもその後も1F13秒台に落ちることは一度もなくレースは進みました。昨日のGCの「明日のレース分析」で、誰かが「ハイペース」と予想し、「え、ハイペースですか?」と司会者からもツッコミ入ってましたが、あの予想家の方、恐れ入りましたという感じ。

しかも、最後方に位置すると思われていたベッラレイアが案外好位にいたのです。ザレマをぴったりマークという感じで、前から5頭目あたりを進んでいました。人気馬2頭、特に切れる脚を持っているベッラレイアが前にいるわけですから、余計にペースが厳しくなったというのもあるかも。ローブデコルテはそのベッラレイアをさらにマークするような場所にいましたが、直線向いたときは結構後ろになっていました。そして、さあ追い出そう、というところで外からミンティエアーに見事に進路をブロックされたのです。まるでフローラステークスのベッラレイアを見ているよう。その間に、比較的前につけていたベッラレイアが先頭に立っていました。



ただ、3年連続オークスで連に絡んでいる福永騎手、そう簡単に諦めません。大外に持ち出して、再度追い出し、猛然と追い込んできました。



最後は内外離れてのハナ差の争い。ベッラレイアが勝ったか・・・と思いましたが、最後の最後でローブデコルテが差しきってました。最初見てたときは、ベッラレイアが優勢かと思ってたんですが、スローで見るとローブデコルテが微妙に出てる感じ。場内から「あーあ」と「うぉー」が混じったような歓声。

三連複は切ったラブカーナが買っていたミンティエアーを差しきって3着に入線したため、馬連だけ。見事にガミりました(笑)。っていうか蛯名騎手、勝ち馬をブロックしておきながら、その馬に外から差しきられ(写真を見ると、ローブデコルテが外から追い込んできて、びっくりしたのか、そっちを振り返ってるんですよね<蛯名騎手)、しかももう1頭に差されるなんて・・・あーあ。

タイムは2分25秒3のオークスレコード。専門紙でも良馬場で2分27秒台くらいの予想だったし、今までのオークスレコードは2分26秒1ですから、ものすごい記録が出たことになります。馬場が良かったのもありましたが、最後方に負けたスマートストーム@長谷川騎手が、見事なラビット役を果たしたのがまずひとつ。そして、負けたとはいえ、中ほどよりも前にいたベッラレイアが最後まで伸びるという強いレースをしたのも要因かと思います。ベッラレイアの上がり3Fは35.0。34秒台の脚が使えたのは、後方にいた馬だけでしたし、ほとんどの馬が36秒台でしたから、相当強いと言えるのでは。後方一気しか出来ないと思ってたけど、こういうレースが出来て、ちゃんと最後まで伸びることができるのならば、今後も期待できそうですよね。ほぼ完璧なレースをし、もうあと一完歩で勝てるというところで、自分より人気の無かった馬にほんのちょっと差されちゃうところが、ナリタトップロード産駒っぽいかも。愛される名馬になりそうな予感。

さて、来週は競馬の祭典・日本ダービーです。桜花賞4着だったローブデコルテがこんなレースをしたことで、ウォッカも面白いかもしれないですね。ただ2400mにもなると、さすがに3歳でも牡馬牝馬の差は大きいというか、斤量差あってもややつらいかなーという気はしてるのですが(ちなみにダービーレコードは2:23:3)、ダービーだけに夢に賭けてみたいという気もちょっとあります。まあフサイチホウオーはやっぱり強いと思いますけど、サンツェッペリンや、ヴィクトリー(ただ、お兄さんも東京で走ったというイメージが無い・・・)、そして面白いかなと思っているのが、青葉賞組。ヒラボクロイヤルはもちろん、あの900万馬券を演出した内田騎手が乗るというトーセンマーチや、前走不利のあったフィニステールも、まだ経験が浅い代わりに大負けをまだしていないのもあって、期待してます。

(追記)
そして、今、シンガポール航空国際競走が終わって、シャドウゲイト@田中勝春騎手が完勝しました。去年1着だったコスモバルクは、粘りに粘って2着。日本馬のワンツーフィニッシュでした。GIを139連敗していた勝春騎手、今年は年男だそうですが、クラシックだけじゃなくて、国際GIを勝ってしまいましたよ。シャドウゲイト、本当に強かったです。次は宝塚かな。去年バルクが帰ってくるまでに大変でしたから、まずは2頭とも無事に帰ってきて欲しいです。

2007年5月17日木曜日

[枠順]オークス(JpnI)

第68回 優駿牝馬 (JpnI)
2007年5月20日(日) 東京11R 芝2400m
サラ系3歳 オープン 牝(指定) 定量

1枠 1番 スマートストーム  55 長谷川浩大
1枠 2番 ローブデコルテ   55 福永 祐一
2枠 3番 マイネルーチェ   55 大野 拓弥
2枠 4番 ハロースピード   55 松岡 正海
3枠 5番 ミンティエアー   55 蛯名 正義
3枠 6番 ミルクトーレル   55 松田 大作
4枠 7番 ベッラレイア    55 秋山真一郎
4枠 8番 ピンクカメオ    55 四位 洋文
5枠 9番 レインダンス    55 鮫島 良太
5枠10番 トウカイオスカー  55 後藤 浩輝
6枠11番 カタマチボタン   55 藤田 伸二
6枠12番 ラブカーナ     55 菊沢 隆徳
7枠13番 ウィンナワルツ   55 村田 一誠
7枠14番 ラストベガ     55 横山 義行
7枠15番 アマノチェリーラン 55 池添 謙一
8枠16番 アドマイヤスペース 55 柴田 善臣
8枠17番 ザリーン      55 幸  英明
8枠18番 ザレマ       55 武   豊

桜花賞時には3強と言われていた今期の牝馬クラシック路線。アストンマーチャンは桜花賞で脱落、負けはしたものの強いレースだったウォッカはオークスではなくダービーへと転戦。ダイワスカーレット1強ムードが漂っていたところに、フローラSで異次元の末脚を見せて新星・ベッラレイアがオークスへ出走することになりました。ダイワの粘りか、それともベッラレイアの末脚か。春のGIは本当に荒れてるけど、桜花賞も堅かったように、オークスは収まるべきところに収まるだろう、なんて思っていたのに。

ダイワスカーレットが熱発で回避。。。。

私、前走のベッラレイアを見ていて、確かに強いけど、あの脚質は不安もある。実際、前走は届いたけど、本当にGIの流れになったら届かない可能性も高いと思ってたんです。だから、ダイワスカーレットを本命に、人気薄にも流してみようと思ってました。が!最初から本命が出走しないんじゃ、もう一度一から予想しなおしじゃないの。しかも、上記の理由でベッラレイアは軸として信頼するには不安要素が多すぎると思うんですよね(恐らく人気になるし)。

というか、桜花賞前から3強はどうかと思うけど、ダイワ・ウォッカは崩れないだろうと思っていて、他の馬はアウトオブ眼中だったので、馬柱表見てもオークスとは思えないような印象薄いメンバー。うぉーどうしよう。

逃げるのは何かなと思うのですが、桜花賞と同じでアマノチェリーランでしょうか。ただ逃げても逃げのこれそうにないところがまた・・・。ザレマも前かなあ。ただ今週からCコースになっちゃうし、大外枠はちょっと厳しそう。ハロースピードが写真で見た限りでは馬体が綺麗で面白そう。騎手自身が「正直長いと思う」距離をどう乗るのか(玉砕覚悟?)、GIジョッキーの仲間入りをした松岡騎手の穴男ぶりに期待。あとわたしとしては、トウカイオスカーに期待してるんですけどね。前走負けちゃったけど、上がりは最速。位置取りや流れによっては善戦も可能かと。ただ、同じ脚質のもっとすごい馬がいますからね・・・。そのベッラレイアは勝ってもおかしくないので、彼女も買います。ナリタトップロード産駒と、トウカイテイオー産駒がワンツーとか、夢が広がる感じがしませんか?

なんかもう出走前から荒れ気味のオークスですが、またしても「ぽかーん」な結果になるのか、日曜日が楽しみです。スカーレットは今回見られないのは残念だけど、こんなところで無理しても仕方ないので、またの機会を楽しみにしています。

2007年5月13日日曜日

[2007年ヴィクトリアマイル]松岡正海騎手GI初制覇

またしても日焼けをしてしまい、首周りに冷えピタを貼っているhiroeです。こんばんわ。首周りが競馬焼けしているなんて、立派なオヤジです。

今日は午前中ぜーんぜんダメだったんですよね。軸は来るのにヒモが来ない。デュランダルの半弟にあたるトーセンイマジゲンがデビューの日で、もちろん彼から買ったのに、2着のデュポンサークルって誰ですか?!って感じで。この2着の馬の管理厩舎が古賀厩舎。今日は古賀厩舎の馬が何頭も出走していたのですが、どれもこれも人気薄。ところがその人気薄の馬が2着3着に来るものだから、変な荒れ方をしていました。写真はトーセンイマジゲン。初出走で経験馬相手にこのレースが出来れば、今後も楽しみです。



その古賀厩舎はメインのヴィクトリアマイルにアサヒライジングを出走させています。強い逃げ馬が好きな私にはたまらないお馬さんです。彼女は逃げなきゃ、ってタイプではないのですが、それにしてもこのところどうも思い切った逃げができなくて、直線失速というふがいないレースが続いていたのですが・・・。

さて、そのメインレース、第2回ヴィクトリアマイルです。このところGIというと「必ず荒れる」という印象。春のGIは、馬連3桁”配当”ならぬ馬連3桁”倍率”、三連単はいつも100万を超えるというわけの分からないレースが続いています。日刊競馬によると、ついやけくそ気味に人気薄馬券を買ってしまうことを(NHKマイルの勝ち馬ピンクカメオにかけて)「ピンカメ症候群」と言うそうですが、枠順エントリにも書いたように、今回はAクラスの馬とそれ以外の馬との格差が大きいから、それほど荒れないだろうなあというのが私の予想でした。が、もし荒れるとしたら、カワカミが来ててもヒモに変な馬が入ってくるようなときだろう、というわけで、カワカミプリンセスから流し馬券、そして、東京マイルの鬼・フジキセキ産駒、今年飛ぶ鳥を落とす勢いの奥平厩舎、さらに大きなレースになると何故か神懸かり騎乗をする松岡騎手ということで、予想のとおりコイウタの単複(がんばれ)で勝負。

古賀厩舎のアサヒライジングが、今回は思い切って逃げました。彼女が作ったペースはずーっと11秒台を刻むやや速めの平均ペース。いつものとおりスイープトウショウもカワカミプリンセスも直線に賭けてましたが、こういうペースだと追い込みは厳しいんですよね。先行馬が潰れるくらいの暴走でも、逆に直線切れ味勝負、みたいなのでも2頭とも対応できたと思うのですが、ずーっと同じペースで、しかも前も垂れない、だと切れ味勝負に賭けてる馬は届くわけがないのです。

というわけで、スイープもカワカミも惨敗。カワカミはぶっつけ本番でローテーション的につらかったのもあったかもしれませんが、やっぱり東京マイルという特殊な距離は、長いところを使ってきた彼女には合ってなかったのかも。スイープは衰えちゃったのかなあ。いずれにせよ今日のペースは彼女には合ってなかったですよね。今日はパドックでも比較的落ち着いてたし、馬場も一度騎手を振り落としはしましたが、すんなり入ってたんだけどな。

カメラをあげて、全体を確認し「あー2頭とも届かないなー、内の馬が残った」と思ったところで、その勝ち馬の鞍上がものすごい派手なガッツポーズ。うぁー誰勝ったんだ?!(カワカミ軸だった私は、内の馬はファインダーでも全然見てなかった)とターフビジョンを見ると、クローズアップされたゼッケンの馬番が4番で・・・・

「あああああ!コイウタだ!私の「がんばれ馬券」だ!」

周りがどん引きするくらい大きな声をあげてしまいました。大分内の馬場が悪くなっているようで、まるで見えないラチがあるかのように4コーナーから全馬が内3頭分くらい空けて走るレースが続いてたのですが、コイウタはそのギリギリのラインを内に入れて伸びてきたのでした。2着に逃げ粘ったアサヒライジングは、今回は柴田騎手が生まれ変わったような好騎乗で、逃げ馬としてはこれ以上ないという完璧なレースをしてたと思うのです。ただ、前目の内側で折り合って、追い出しをうかがうという位置取り、最後の直線で外へ振った人気馬を尻目に、内に入れるという好判断と、それ以上のレースをしたのが松岡騎手でした。3着はデアリングハート。2強かとまで言われたカワカミとスイープは掲示板にさえ乗れず、3番人気だったアドマイヤキッスも、3着が指定席だったディアデラノビアも7着6着で、12番人気、9番人気、8番人気と入線した今回、またしても三連単200万を超える大荒れ。

松岡正海騎手がここでGI初制覇しました!彼は石橋脩騎手と共にデビューの頃から応援してて、特にこのところ力をめきめきつけている松岡騎手は近いうちにGI獲れるだろーなーと思ってたので、その瞬間が生で見られたのは本当に嬉しかったです。着順が確定して、地下馬道から出てくるとき、はにかむように手をあげた松岡騎手の嬉しそうな仕草がとても印象的でした。ダービーでも期待してますよ。



さて、来週はオークスです。天気も今のところ大丈夫そうで、今度こそ日焼け対策をして行くのだと気合いを入れています。ダイワスカーレットの粘りか、それともベッラレイアのキレか。ウオッカはダービーに行くことに決まってしまった(もう一度対戦して欲しかったけどなー)ので、人気的も実力的この2頭のどっちかかと思うのですが、さて今度こそすんなり決まるのでしょうか。それともスカーレットは粘れず、ベッラレイアも不発で、またしても大荒れとなるのでしょうか。というわけで、また来週。

2007年5月12日土曜日

[枠順]ヴィクトリアマイル(JpnI)

第2回ヴィクトリアマイル(JpnI)
2007年5月13日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系4歳以上 オープン (国際)牝(指定) 定量


1枠 1番 サヨウナラ     牝6 55 中村 将之
1枠 2番 ディアデラノビア  牝5 55 岩田 康成
2枠 3番 アサヒライジング  牝4 55 柴田 善臣
2枠 4番 コイウタ      牝4 55 松岡 正海
3枠 5番 フサイチパンドラ  牝4 55 福永 祐一
3枠 6番 カワカミプリンセス 牝4 55 武 幸四郎
4枠 7番 スイープトウショウ 牝6 55 池添 謙一
4枠 8番 キストゥへブン   牝4 55 横山 典弘
5枠 9番 スプリングドリュー 牝7 55 内田 博幸
5枠10番 アグネスラズベリ  牝6 55 角田 晃一
6枠11番 ソリッドプラチナム 牝4 55 小牧  太
6枠12番 ブルーメンブラット 牝4 55 川島 信二
7枠13番 コスモマーベラス  牝5 55 蛯名 正義
7枠14番 アドマイヤキッス  牝4 55 武   豊
7枠15番 サンレイジャスパー 牝5 55 佐藤 哲三
8枠16番 デアリングハート  牝5 55 藤田 伸二
8枠17番 ジョリーダンス   牝6 55 安藤 勝己
8枠18番 ビーナスライン   牝6 55 秋山真一郎

第1回は非常に堅い決着となったヴィクトリアマイル。牝馬の場合、牡馬と互角に走る一部の名牝と、牝馬同士ならどうにかなるというタイプの落差が激しくて、そういう意味で、牡馬とはやってないけど恐らく強いだろうカワカミプリンセスや、牝馬ながら宝塚記念を勝っているスイープトウショウ(去年出ていたら恐らく人気の一角だっただろう)、そしてどんな馬と走っても3着のディアデラノビア、JCでも見所のあったフサイチパンドラあたりは、それなりのレースをするんじゃないかなと思うんですよね。逆にこの4頭がいないGIIの牝馬戦とかだとどんぐりの背比べになっちゃうから難しい。エリザベス女王杯も堅かったように(別の意味で波乱でしたが)、上位の馬は大体同じ、その馬が出てこない牝馬限定のGII、GIIIならわからないけど、GIなら堅いだろうなあという印象があります。万が一荒れるとすれば、その中の1頭が消えて、変な馬が入ってきたとき。アサヒライジングは好きなんですが、上に乗ってる錘がなあ(笑)。このところのふがいないレースを見ていると、なぜオークスのときみたいに玉砕覚悟でペースをあげる戦法に出てくれないのかと残念に思います。マイルのほうが合ってそうだし、カーブの少ない東京なら見直し必要かな。東京マイルで面白そうなのはコイウタ。鞍上込みで期待してます。

2007年5月6日日曜日

[2007年NHKマイルC]場内騒然

雨の中、NHKマイルを見に行ったのですが、さすがに「レジャーを考えている方は、日程変更も考慮に入れてください」という気象庁の「大雨予報」が出ているなか、微妙なメンツのGIレースで結構空いていました。それでも去年よりは入ってたらしいですが、工事が終了して今まで入れなかった部分が全部開放されたことで、やはりかなり場内は広くなっているということなのでしょう。トイレも空いてるし、レストランも楽しめる程度に空いているという感じでした。あのくらいのほうが良いかな。雨はいやですが。強風+雨予報だったので、今日はカメラは無し。来週は晴れるといいなあ。

午前中に1度勝ったのでその後は適当に過ごし(結構相方が当たってたのでお昼もおごって貰い)、昼休みのN響の演奏会(さすがN響という感じ)を楽しんで、さてNHKマイル。当初の予定どおりダイレクトキャッチから買ったのですが、あまりに雨が降ってしまったので、うーんどうだろうとやや不安。人気薄だったレーニアからもちょっと買って、発走を待ちます。しかし!もともとどんぐりの背比べでしたが、一番最初に切った馬が勝ってしまいましたよ(笑)。17番人気(ブービー人気)のピンクカメオ。私の持っていた日刊競馬はピンクカメオは綺麗に無印でしたし、実際単勝7000円以上付く人気薄。レーニアがひっぱったレースのペースは、馬場の割に案外速くて、前の方にいた人気の馬はどんどん脱落し、代わりにレース前半はペースについていけずに後方でフラフラしていた馬が、直線だけで突き抜けてきました。皐月賞は負けましたが、重賞を2着続きで善戦していた1番人気のローレルゲレイロは、あと200mくらいで先頭に立ったんですよね。おーとうとう彼も勝てるか?!と思ったところに、外からオレンジの帽子(7枠)。オレンジの帽子キター!と思ったら、見えた馬番が14番で「あれ、ダイレクトキャッチじゃない、14番ってなんだっけ?」。相方が「ピンクカメオだ!」と叫んで思い出したのです。この5月の連続GIレースに対して、それぞれのレースクイーンがいるのですが、NHKマイルはオレンジの衣装を着てたんですよ。発走前、「オレンジの枠が来るんじゃないの?」「だとしたらダイレクトキャッチか、それともハイソサエティーか」なんて言ってたんですよね。もう1頭のオレンジ(7枠)、ピンクカメオなんて完全に無視でした。2着は人気に応えて粘ったローレルゲレイロ。しかしさらに3着は最低人気、これだけの混戦の中で単勝人気はかなり割れていたのですが、その中でただ1頭単勝100倍を超えていたムラマサノヨートー。たとえ2着が1番人気でも、馬柱の中に書かれていても多くの人の目に最初から見えていない2頭が1着3着では、それは大荒れです。場内にため息のようなどよめきが起こりました。三連複で100万超、三連単の払い戻しは973万円。当然重賞競走では最高配当です。1着3着はワイドでも払い戻し5万を超えてしまいました。

いちじゅうひゃくせん・・・って数えなくちゃわからないような配当が出たとき、またしてもどよめき。私もかなり高配当馬券に流していたのですが、さすがに今回は掲示板で買ってたのは5着のトーホウレーサーだけ(笑)。「毒気を抜かれる」ってこういうことなのかーと実感した1日でした。

2007年5月5日土曜日

[枠順]NHKマイルカップ(JpnI)

第12回 NHKマイルカップ(Jpn1)
2007年5月6日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系3歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 アサクサキングス  57 武 幸四郎
1枠 2番 マイネルレーニア  57 松岡 正海
2枠 3番 オースミダイドウ  57 岩田 康成
2枠 4番 マイネルフォーグ  57 川田 将雅
3枠 5番 マイネルシーガル  57 後藤 浩輝
3枠 6番 イクスキューズ   55 横山 典弘
4枠 7番 キングスデライト  57 長谷川浩大
4枠 8番 ゴールドアグリ   57 安藤 光彰
5枠 9番 ワールドハンター  57 蛯名 正義
5枠10番 ローレルゲレイロ  57 藤田 伸二
6枠11番 トーホウレーサー  57 四位 洋文
6枠12番 シベリアンバード  57 田中 勝春
7枠13番 ダイレクトキャッチ 57 北村 宏司
7枠14番 ピンクカメオ    55 内田 博幸
7枠15番 ハイソサエティー  57 柴山 雄一
8枠16番 シャドウストライプ 57 安藤 勝己
8枠17番 ダノンムロー    57 武   豊
8枠18番 ムラマサノヨートー 57 小林 淳一

過去10年、皐月賞組は24頭出走して0−1−3−20。2着はコスモサンビーム、3着だったのはタニノギムレット、ボーラーという皐月賞でも善戦以上の成績を残してきた馬、そしてショウナンナンバーだったのですが、ショウナンの時代は皐月賞とNHKがもう1週離れてたようです。皐月賞惨敗して、「やっぱりダービーは無理だから・・・」という消極的なのはいまいちかなと思うのです。皐月賞を叩いて、NHKというローテーションってあんまり考えられないし、皐月賞でメイチに仕上げながら、中3週というのも微妙な間隔(あと1週遅いか早いかだったら違うと思うんですけど)。その上今年の皐月賞は結構スタミナ勝負のレースでした。というわけで、皐月賞組は思い切って軽視。逆に共同通信杯でフサイチホウオーに迫る善戦をしながら、中山の馬場を嫌って最初から皐月賞を目標にせず、NHKマイルかプリンシパルSというローテーションを組んできたダイレクトキャッチに魅力を感じます。まだ4走しかしておらず、またマイルを走ったのは新馬戦だけ、共同通信杯から約3ヶ月の休み明けというのは不安ですが(&鞍上も)、共同通信杯のときはフラフラしながら大外を上がってきて、最後フサイチホウオーをかわすか、くらいの勢いでしたからね。案外マイネルフォーグは前走フロックじゃないのでは・・・という感じもあるし、勝ち馬のトーホウレーサーと共に、馬場が渋って時計がかかれば、という気がします。制裁点の多さばかりでなく、ここ一番で強いところがますますアンカツ似になってきた松岡騎手騎乗のレーニアも忘れちゃなりません。そして、キングスデライトもちゃんと抽選を通ってくれたし、これまた良い枠を引いたので、「がんばれ」で買おう。イクスキューズは実績上位だと思うのですが、フローラS使ったのがなあ。皐月賞組であえて、というなら東京で何度か見ているマイネルシーガルと、良い枠引いたと思うアサクサキングス。

2007年4月29日日曜日

[今週の反省]オペラハウス産駒は古馬になって成長する

もう少し緩いペースになるかと思いましたが、前日のレースを見てて、「今の京都は前のこり」という印象が騎手にもすり込まれたのか、結構前々で競馬する馬が多かったですよね。長距離を逃げて勝った馬がいたこともあったし、実力上位のメイショウサムソンが、距離不安を言われてたこともあったのか、前々で競馬して粘りこみを図ろうとした馬が多く1000m通過が1分という速めの平均ペース。3コーナー過ぎで仕掛けて先頭に立とうとするデルタブルースに後続が一斉に襲いかかるという展開で、最後は結構スタミナ勝負だった気がします。結局直線入り口で先頭に立ったメイショウサムソンがエリモエクスパイアや人気だったアイポッパーの追撃を振り切って勝利。デルタ流しだった馬券はもうぜーんぜんダメでしたが、駆け引きが交錯する長距離らしいレースが見られたし、メイショウサムソンが勝って、なんか嬉しかったです。

メイショウサムソンは恐らく菊花賞の敗戦があって、3200mという長距離レースが一番不安だったと思うんですよね(父オペラハウスだから、実際のところそんなこと無いと思うのですが)。それをハナ差とはいえ勝ったことで、今後が楽しみですね。何しろディープのような抜けた馬は皆無だし、オペラハウス産駒は古馬になって強くなるという感じもあるので、出るGI総なめということもあり得るかも。2着も4歳馬、しかも人気薄のエリモエクスパイア。今年の4歳馬、結構強いかもしれないです。まーいつまでも7歳とか8歳の馬が勝ってしまっては、今後の競馬が不安になりますし。天皇賞が4歳馬のワンツーになったのはよかったかも。

同じくサムソン世代のアドマイヤムーンは、ドバイデューティフリー勝利から、再び海外挑戦で、香港のクイーンエリザベスII世カップに出走。グリーンチャンネルで観戦してましたが、直線伸びてきたものの、惜しくも3着でした。かなり馬体重が減っていたようですし、最後の伸び脚も、昨年末プライドにハナ差まで詰め寄ったほどのするどさは無かったです。地球を半周しての転戦はやっぱりちょっとつらかったかな。勝ったのは、昨年末の香港カップでは4着だったViva Pataca。同じく香港カップで2馬身突き放したVengeance of Rainにも及ばなかったので、やっぱり体調もあったのかもしれません。Viva Patacaは香港ダービー馬だそうですから、宝塚とかで日本のダービー馬であるサムソンと激突してくれないかなあ。全然関係ないですが、ダービー勝ってるのにセン馬ってところが香港らしいなあと思うのですが。

さて、来週はいろんな意味で微妙な位置づけのNHKマイルカップ(JpnI)。今年は牝馬イクスキューズが、先週のフローラSで出走権を獲ったオークスではなく、こちらに出る(こちらも出るだったらどうしよう?!)という話で、彼女も含めて登録は36頭。これもまたどんぐりの背比べで、今週何度も超万馬券が出ている東京だけに、一体どうなることやら。抽選で出走かなえば、キングスデライトを応援したい私です。

2007年4月27日金曜日

[枠順]天皇賞(春) (GI)

第135回 天皇賞(春) (GI)
2007年4月29日 (日) 京都11R 芝3200m
サラ系4歳以上 オープン (国際)牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 マツリダゴッホ   牡4 58 横山 典弘
1枠 2番 ファストタテヤマ  牡8 58 武 幸四郎
2枠 3番 ユメノシルシ    牡5 58 吉田  豊
2枠 4番 アドマイヤモナーク 牡6 58 村田 一誠
3枠 5番 アドマイヤタイトル 牡5 58 四位 洋文
3枠 6番 メイショウサムソン 牡4 58 石橋  守
4枠 7番 トウカイエリート  牡7 58 川田 将雅
4枠 8番 アイポッパー    牡7 58 安藤 勝己
5枠 9番 ウイングランツ   牡7 58 秋山真一郎
5枠10番 トウショウナイト  牡6 58 武士沢友治
6枠11番 マイソールサウンド 牡8 58 角田 晃一
6枠12番 トウカイトリック  牡5 58 池添 謙一
7枠13番 ダークメッセージ  牡4 58 佐藤 哲三
7枠14番 ネヴァブション   牡4 58 北村 宏司
8枠15番 デルタブルース   牡6 58 岩田 康成
8枠16番 エリモエクスパイア 牡4 58 福永 祐一

ダンスインザダーク産駒が4頭。と言ってたら、日刊競馬の柏木氏も「今年こそダンスインザダークかも」と書いていました。デルタブルースは確かに今回こそ、という感じですよね。あとファストタテヤマにも1票入れたいですし、ダンスじゃないけどトウショウナイトにも勝たせてあげたいし・・・結構長距離馬好きなので、あれこれ目移りしそうです。ダンスインザダーク産駒にはウイングランツもいるしなあ。もちろんメイショウサムソンも完全無視はできないし。でもリーディング争いを繰り広げている地方移籍組のアンカツ&岩田のポッパーとデルタが有力そうですよね。3200mですし。

2007年4月22日日曜日

ベッラレイアの末脚と往年ジョッキーたちの意地

願ったとおり雨は遅れ、朝から風は強いものの、日差しもある晴れの天気。今日は東京競馬場新スタンドOPEN&ジョッキーマスターズというお楽しみイベント+ベッラレイアを見に、東京競馬場へ行ってきました。昨日の福島牝馬Sで、単勝1点買いで少し資金を得ていたので、競馬も楽しみます。

何度も行ってるのに、いつ見てもやはり東京競馬場は広い。そして、新しく出来たスタンドはとにかく長い!風が強かったので、中をずーっと歩いてみたのですが、まだ先が見えない・・・という感じでした。正門から入って左側には、ローズガーデンという庭園が出来、そこに小さな放牧場が設置されています。今日はオープン記念とあって、JC優勝馬レガシーワールドと、ダービー馬ウイニングチケットが午前午後と交代で放牧されていました。写真撮ってるかーとばかりに頭をあげたり、飼い葉をぼりぼり食べたりと、2頭ともなかなか愛嬌があります。Picasaにレガシーワールドの写真をアップしておいたので、どうぞ。

相方が7R3連複、私は8Rの馬連・枠連でプラスにもちこみ、さてメインのフローラS。今年はダイワスカーレットとウオッカという飛び抜けてすごい(恐らくこの後もGI戦線で活躍するであろう)2頭がそのままオークスに出てくるので、別路線組はどうかなと思うのですが、桜花賞に出ていれば人気になったであろうベッラレイアが、除外につぐ除外で桜花賞への切符を手に入れられず、ようやくオークストライアルに登場してきたのが注目されていました。デビューも最後方から直線だけで全馬をあっという間に抜き去ったベッラレイアだけに、2番枠という内枠が気になったりましたが、しかし、やっぱり彼女はホンモノでした。向こう正面では内にも外にも馬がいる状態で、前後もふさがれた感じに閉じこめられ、直線向いても前が壁、外に避けて追い出そうとしたところにまた別の馬に入られ、大外に出したときにはもう届かないと思いましたが、なんと300mから一気に加速。



前にいた馬をまとめて抜き去り、最後は少し余裕を持ってゴールしました。上の写真を現像していて、この馬の後ろ脚のバネすごいなーと改めて思いました。前脚より前に出てるかも?フローラSで1番人気は過去5年勝ったことがなく、人気で決着した一昨年の勝ち馬はディアデラノビアでした。これは人気で勝ったベッラレイアは、オークスでも期待できそうですね。まだウオッカの末脚を生で見ていないのですが、ベッラレイアはまた少し性格が違う感じです。ベッラレイアは血統的にも脚質的にも距離伸びて良いと思うので、スカーレットの粘りか、それともウォッカやベッラレイアとのキレ勝負か、という面白いオークスが見られそうです。フローラSの傾向から、ベッラレイア軸にしながら、人気薄に流してしまった私は馬券は全然ダメでしたが、ベッラレイアのものすごい末脚が見られただけで満足。

そして、今日のメインイベントは最終レース終了後にやってきました。東京13レースは、ダービー・オークスを勝ったことのある元ジョッキーによるエキシビジョンレースです。JRAも社運を賭けたとも言えるフジビュースタンドオープンにあたって、どういうイベントをやろうかいろいろ考えたと思うのですが、このイベントは大正解だったと思います。下手したら去年のNHKマイルCよりも客がいたかもしれません。横幅380メートルのフジビュースタンドいっぱいに観客が入り、みんな帰らずに13レースを待っていました。ちなみにこのレースはエキシビジョンレースなので、賭けることはできないのです。それでもこれだけの人がたった1分半程度のレースを楽しみに待っていると思うと、いくら下火になったとはいえ、競馬の歴史と底力を感じます。元ジョッキーたちが当時の勝負服を来てパドックに登場しただけで、スタンドから大歓声。パドックで紹介や簡単なインタビューが行われて騎乗。本来パドックでジョッキーは観客とコンタクトをしたりなど絶対にしてはいけないのですが、元騎手たちは手を振ったりして楽しんでいます。本馬場入場では誘導馬に元ジョッキーの細江純子さん、現役ジョッキーの後藤騎手、横山騎手が騎乗して登場しました。3人ともめっちゃ似合ってるし。



実況は杉本清アナウンサー、解説に今年の皐月賞ジョッキー田中勝春騎手。「私の夢は岡部幸雄です」というアナウンスに「あー岡部ダメだー」と笑いが起きました。これだけでもかなりJRAも気合いが入っていると思ったのですが、ファンファーレは生演奏が用意され、加えてウィナーズサークルにスターター台が用意されて、スタートの旗を振るのは、こちらも元ダービージョッキーの柴田政人調教師。




もうこの頃にはあまりの大盤振る舞いに、場内の盛り上がりも最高潮。柴田師が旗を振ってGIファンファーレが始まると、スタンドからダービーもかくやと思えるような手拍子がわき起こりました。何しろ誰も賭けてないものですから、その雰囲気を心底楽しむという感じです。東京競馬場が正に一体になった感じの中、レースがスタート。抑えきれないような感じで松永騎手が先頭に立ち、そのままレースは縦長の展開。大ケヤキのところで根本騎手が大外をまくってきたところで会場から大歓声が起こり(しかし根本師の馬は直線不発(笑))、直線では内から河内騎手がすーっと抜けて、それを本田・安田の両騎手が追いかける形になりました。4,5着は加藤騎手・岡部騎手がハナ差を争う叩き合い。「4着5着は写真判定を行います」と場内アナウンスが流れたとき、「写真判定するのかよ」と場内爆笑。

でも元ジョッキーの皆さんもすごく楽しそうでしたし(最後汗だくで、一様に「疲れた」と言ってましたが)、会場内も金銭からまないのですごく良い雰囲気でした。このイベント、今まで競馬場で見た中で一番面白かったイベントだったかも。またやって欲しいな。詳細映像や、結果などはJRAのホームページにアップロードされています。

さて、来週からはGI(Jpn I)が5月末まで連続します。第一弾は春の天皇賞。今年は去年のダービー馬メイショウサムソンが見事な復活レースを果たし人気になりそうですが、他にも菊花賞馬デルタブルースやファストタテヤマ、トウショウナイト(武士沢騎手のGI制覇も見てみたい!)など、私の好きな馬がたくさんいるので(JRAのCMみたいだけど)、楽しみなレースです。長距離レースは比較的得意なのに、春天はからっきしダメなので、今年こそ!(笑)

2007年4月19日木曜日

[枠順]ジョッキーマスターズ

第1回ジョッキーマスターズ 
2007年4月22日(日) 東京 13R 芝1600m

1枠1番 河内  洋 ゴールデンメドウ  牝4
2枠2番 中野 栄治 ヤマニンイグジズト 牡3
3枠3番 安田 隆行 パスアンドゴー   牡7
4枠4番 加藤 和宏 タマモシャイン   牡4
5枠5番 岡部 幸雄 クウェストルージュ 牡3
6枠6番 松永 幹夫 モンテサファイヤ  牝4
7枠7番 的場  均 マーズエクスプレス 牝5
8枠8番 根本 康広 サイバートランス  牡7
8枠9番 本田  優 メイショウモリゾー 牡4

元ダービー・オークスジョッキーが行うエキシビジョンレース、ジョッキーマスターズの枠順、騎乗馬が確定しました。馬はほとんど未勝利のまま、現役を引退して乗馬になった馬みたいです。毎年新人ジョッキーの模擬レースで、やたらと強いタマモスオード(現役時代はオープン馬だった)はさすがに出てこないか。つい最近まで現役で走っていた馬を選んだのは、やっぱり調教しやすいとかあったのでしょう。

現役時代の成績からは、一応勝ったことのあるサイバートランスと、1度芝1200mで2着のあるマーズエクスプレス辺りが強いのかもしれませんが、私の中ではミッキーを応援。彼に牝馬を割り当てるとは、JRAも粋なことをしてくれるではありませんか(騎乗馬をどう決めたのかは知りませんが)。成績は同じくらいなので、牝馬牡馬、あるいは3歳と古馬で斤量差は付けるにしても、ハンデとかは無いのかもしれませんね。もう現役を退いて大分たつ調教師の先生もいらっしゃいますが、またそれが面白いかも。まずは無事で、そして面白いレースを期待してます。お天気はいまいちっぽいのですが(それでも私は晴れを期待)、日曜日が楽しみです。

2007年4月15日日曜日

[2007年皐月賞]勝春騎手、連敗脱出

間に合うと思ったんですけどね・・・。<ホウオー。おおかたの予想通り、そして、陣営の宣言通りに逃げたサンツェッペリンを、1コーナー過ぎたところでヴィクトリーがかわし、この2頭が後続をやや離して逃げる展開でした。1000m59.4は、速くもなく遅くもなく、平均ペースだったと思います。ホウオーは最内ということもあって、まずは後ろから、3コーナーで仕掛け始め、4コーナーで大外に出すという騎乗をしてきました。

坂下で、安藤騎手、内側の逃げる2頭を確認してるんですよね。わたしもこのときの勢いが良かったので、間に合え!差せ!と思ったのです。ホウオー=サンツェッペリンの馬連(最終オッズ300倍超)、そして「松岡がんばれ」の意味でサンツェッペリンの単複を持っていたわたしは、周りの歓声は全く聞こえなくなり、ホウオーだけに焦点が合っていました。

が!間に合わなかった・・・。最後でも安藤騎手、内側の2頭を見てるのですが、だめでしたねー。あまりにサンツェッペリンとホウオーに注目していて、勝ち馬のヴィクトリーが切れてました(T_T)


(クリックすると、Picasa上の大きな画像に飛びます)

勝春騎手、勝利インタビューで「勝ったか分からなかった」と言ってましたが、内を見た安藤騎手@フサイチホウオー、外を見た松岡騎手@サンツェッペリンのさらに内側で、田中騎手@ヴィクトリーは右手を挙げようとして、外のフサイチホウオーに気づいた、という感じでしょうか。わたしの300倍の夢はあっけなく破れ、サンツェッペリンの複勝だけになってしまいました。

ホウオーはやっぱり枠にやられたという感じ。安藤騎手はほぼ完璧なレースをしたと思いますが、それでも一度後ろに下げ、3コーナーから仕掛けて外に出す、という戦術を取らざるを得ませんでしたし、やっぱり中山の短い直線に急坂は、追い込みはつらいですよね。この日、安藤騎手は9Rのブレーブハートで、最後方から直線だけで追い込むというレースをして勝っているのです。もしかしたら、ホウオーが一度もやったことのない内の馬ゴミへ突っ込ませるのはやっぱり不安で、外に出しても届くかどうか、試したのかもしれません。見事に最後方から勝ったので本番も行けると思ったのでしょう。わたしはもう少し先行させるかと思いましたが、後ろに待機させましたからね。1番人気のアドマイヤオーラは、ホウオーをぴったりマーク(あまりに露骨でかっこわるいくらい)しましたが、勝負所で置いていかれちゃいましたね。

勝ちタイムは1分59秒9で、それほど悪くはありませんから、逃げた2頭は無理のない平均的なラップを刻んだということでしょう。ヴィクトリー、お兄さんのリンカーンがどうしても届かなかったGIをあっさりと獲ってしまいました。血統的には長いところも良さそうですし、ダービーも面白いかもしれません。ただ、今日一番強いレースをしたのはフサイチホウオーだったと思うので(それはもう、やっぱり3着だったお父さんのジャングルポケットや、同じ厩舎の先輩であるタニノギムレットのように)、ダービーはホウオーかなーと思うのですが。

とはいえ、牡馬クラシックの1冠目はヴィクトリーが獲りました。そして15年間GI勝ちから遠ざかり、中央GI139連敗という大記録を更新中だった田中勝春騎手にとうとう春がやってきました。今年から皐月賞はGIではなくJpnIになってしまいましたが、名前が変わったとたん、人気薄の馬で大金星をあげてしまうあたりがまた彼らしくて良いですね。馬連9万超、馬単10万超、三連複20万、三連単160万という大波乱に、単勝はともかく、その他の馬券がとれた人間はあんまり多くなかったとは思いますが、それでも勝春騎手の笑顔(わたしも彼の笑顔は結構好き)に大きな拍手が起こっていました。恐らく自分の持ち馬であるアドマイヤオーラに大金を賭けていたであろう近藤オーナーに(ヴィクトリーは近藤オーナーの奥さんの持ち馬)ぼこぼこ叩かれてましたが(笑)。

サンツェッペリンも惜しかったなー。逃げてる2頭は、坂下で止まるかと思いましたが、最後まで本当によく粘りましたよね。特にサンツェッペリンは、最初も無理に先手を奪いに行くという感じだったので、坂を勝ち馬と競り合いながら登ってきたときは、すごいな、そしていけるか?!と思いましたよ。でもハナ差で単勝万馬券が逃げていきました。

今日は何よりも勝春騎手、おめでとう!ですね。



さて来週から東京競馬場に舞台は移ります。横幅380m、延べ床面積17万平米という世界最大級のフジビュースタンドが完全オープン。そして22日にはダービー、オークス優勝ジョッキーによる「第13競走」が行われます。第13競走は賭けられないけれど、今からとっても楽しみ。もしかしたら今日の皐月賞よりも人が入ったりして。

2007年4月13日金曜日

[枠順]皐月賞(Jpn1)

第67回皐月賞(Jpn1)
2007年4月15日(日) 中山11R 芝2000m
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 フサイチホウオー  57 安藤勝己 
1枠 2番 ローレルゲレイロ  57 藤田伸二
2枠 3番 マイネルシーガル  57 後藤浩輝
2枠 4番 ブラックシャンツェ 57 上村洋行
3枠 5番 フェラーリピサ   57 岩田康成
3枠 6番 ドリームジャーニー 57 蛯名正義
4枠 7番 サンライズマックス 57 池添謙一
4枠 8番 ナムラマース    57 藤岡佑介
5枠 9番 サンツェッペリン  57 松岡正海
5枠10番 メイショウレガーロ 57 福永祐一
6枠11番 ニュービギニング  57 四位洋文
6枠12番 アサクサキングス  57 武幸四郎
7枠13番 モチ        57 川田将雅
7枠14番 エーシンピーシー  57 柴田善臣
7枠15番 アドマイヤオーラ  57 武  豊
8枠16番 フライングアップル 57 横山典弘
8枠17番 ヴィクトリー    57 田中勝春
8枠18番 ココナッツパンチ  57 吉田 豊

ホウオーなんと最内枠に入ってしまいました。うぉー最も恐れてた事態かも。アンカツなら、恐らく大外回して脚を余すようなことはしないと思いますが・・・。これっていう逃げ馬もなく、しかも恐らく一番人気になる馬が最内で脚をためてるようじゃ、縦長の展開は望めそうにもないしなあ。逆にオーラは良い枠引きましたよね。ここなら内の逃げ馬を見ながらレースが出来るし、大外というほどでもないので、最初の直線での位置どりは楽そうです。でもここでアドマイヤオーラが皐月賞取っちゃったら、ダイワスカーレットは皐月賞出たほうが良かったんじゃないの?と思ったりもして。

松岡サンツェッペリンがどのくらい逃げられるかかな。あるいはアサクサキングスが逃げるか。あるいは東スポ杯でホウオーにあと少しまで迫ったフライングアップルか。ホウオーはともかく、結構人気薄まであまり差がないと思うんですよね。それだけに、馬券の買い方が難しいなあと思っているのでした。

明日のマイラーズカップも面白いですね〜。スイープトウショウはもうピークを過ぎたのか、今度こそエアシェイディは勝てるのか、そしてローエングリンの復活はホンモノだったのか、スケルツィは”右回り専用”を発揮するのか、こちらも馬券の買い方は難しそう。

2007年4月8日日曜日

[2007年桜花賞]ダイワスカーレット勝った!

最後の直線。スカーレット突き抜けた!そのままそのまま!と叫びました。2007年の桜花賞は、1倍台の人気だったウオッカではなく、ダイワスカーレットが戴冠しました。

今年の桜花賞は、ウオッカ、マーチャン、ダイワの3強・・・いや、実際のところウオッカ1強でしょ、と言われていました。牡馬、しかも恐らく皐月賞で人気になるであろう牡馬と同等に渡り合いながら、パフォーマンスが地味なだけに、あまり人気にならなかったダイワスカーレット(3番人気)。でもクラシックの鬼である松田国英厩舎、ここ一番になると(というか、ここ一番だけ)本気になる安藤勝己ジョッキーという組み合わせに、巻き返せる可能性もあるのではないかと密かに思っていました。

というわけで、枠順のエントリで書いたとおり、ダイワスカーレット頭の馬単で勝負!(ってほどPATに残金が無くて、かつ弱気の虫ももたげて、たった300円(笑))チューリップ賞での結果を考えても、ウオッカ→ダイワの馬単(3倍ちょっと)と比べて、ダイワ→ウオッカの馬単があまりにつきすぎてる(10倍以上)というのもあって、これはオイシイと思って買ったのです。もちろんリスクヘッジとして、ウオッカからの三連単もちょっと買ったのですが・・・。

桜花賞2007馬券

スカーレット、思った以上に強かった。ウオッカの四位騎手は、あまりの人気にちょっと力入っちゃったっていう乗り方でしたよね。直線ぐんぐん突き放して、残り50mで鞍上のアンカツさん、もうガッツポーズ。3歳牝馬同士のオークスなら、恐らく距離も大丈夫でしょう(実際このところオークスは「距離的に桜花賞のほうが・・・」と言われていた馬が案外善戦してる)。今度は松国厩舎だけに故障が心配ですが、来月東京で会えることを楽しみにしてます(まだ生スカーレットを見てない)。

実は、今日はお兄さんのダイワメジャーの誕生日。かつ馬番の18番は、レッドソックス松坂投手の背番号、と意外とサイン馬券だったなーと思ったのでした。

さて来週は、こちらもJPN1(と書いて、"ジーワン"と読むらしい(爆))皐月賞です。来週もアンカツさんに期待するわたし。今度のホウオーはデビュー戦から競馬場で見守っている馬なので、期待もスカーレット以上です。ただ、そこからどう流すかが難しそうな皐月賞。どの馬もどんぐりの背比べという気がしているので、追い切りやこれから流される情報に注意したいと思います。

2007年4月6日金曜日

[枠順]桜花賞(jpn1)

第67回 桜花賞 (jpn1)
2007年4月8日(日) 阪神11R 芝・外1600m
サラ系3歳オープン 牝(指定)定量

1枠 1番 ショウナンタレント 55 柴田善臣
1枠 2番 アポロティアラ   55 勝浦正樹
2枠 3番 カタマチボタン   55 藤田伸二
2枠 4番 クーヴェルチュール 55 鮫島良太
3枠 5番 レインダンス    55 武幸四郎
3枠 6番 ローブデコルテ   55 福永祐一
4枠 7番 イクスキューズ   55 北村宏司
4枠 8番 ピンクカメオ    55 蛯名正義
5枠 9番 アマノチェリーラン 55 池添謙一
5枠10番 ハギノルチェーレ  55 岩田康成
6枠11番 ニシノチャーミー  55 藤岡佑介
6枠12番 カノヤザクラ    55 上村洋行
7枠13番 フローラルカーヴ  55 柴山雄一
7枠14番 ウオッカ      55 四位洋文
7枠15番 アストンマーチャン 55 武  豊
8枠16番 ベリーベリナイス  55 秋山真一郎
8枠17番 エミーズスマイル  55 内田博幸
8枠18番 ダイワスカーレット 55 安藤勝己

国際セリ名簿基準委員会の「パートI国」に昇格という、名を取ってしまったがために、実体が全く伴っていなかったレース名、「GI」が使えなくなるという事態になってしまいました。JRAのホームページではシステム改修が終わらずにいまだGIが使われていますが、この桜花賞から外国馬が出走できないGIレースは、「jpn1」と表記されるはずです。というわけで、「第1回」桜花賞(jpn)。

わたしが期待するダイワスカーレットは大外になっちゃいました。が新しい阪神の1600mは、最初から長い直線。それほど内外に有利不利があるとは思えません。逆に内で包まれなくてよかったかも?お兄さんはどちらかというと、前にいる馬を外からかぶせて4角先頭、そこから粘るのが得意だったので、スカーレットにもそれを期待。

あとはウオッカははずせないでしょうね。ジュベナイルフィリーズの勝ち馬が、桜花賞まで最有力候補として残っているのを見るのは初めてなのですが、それだけ強い感じ。今回は有力候補がみんな外枠で、アストンマーチャンはウオッカのひとつ外。恐らくこの3頭が実力を出し切れば、間違いなく1分33秒台前半の時計が出ると思うのですが、それに対応できそうなのがいないんですよね。他の子たちは、持ち時計をかなり詰めないと厳しいです。普通に考えたら、この3頭でどれが1着2着3着になるか当てるレースですね。わたしはスカーレットを応援するので、無謀なのはわかってても、彼女1着付けで(笑)。

2007年4月1日日曜日

ドバイミーティング観戦、というよりダイワメジャー応援

今朝3時までドバイミーティングをテレビ観戦してました。私の何よりの楽しみはドバイ・デューティフリー出走のダイワメジャー。新馬戦のパドックであまりの客(有馬記念の日だった)にパニックになって寝転がった、という逸話の持ち主が、地球の裏側まで飛行機で飛んでいって競馬なんかできるものなのか、デビュー時から追いかけてる私としてはとても心配だったのです。

そこまでのレースはまあこのくらいかなー(ポップロックはもう少し頑張って欲しかったな〜)くらいでしたが、ドバイデューティフリーは、日本のダイワメジャーとアドマイヤムーンが人気を分け合う有力どころ。直線向いたときは、外目の3番手で、直線半ばで先頭に立った!頑張れ、頑張れ、と思ったら、外から差してきた馬が・・・・アドマイヤムーンでした。途中実況が”アドマイヤメジャー”と言い間違えちゃうくらい力が入るレースでしたが、ダイワメジャーはさらに1頭に交わされて3着。うーん、やっぱり遠くに行っての挑戦は難しかったかなー。少し馬が小さく見えましたし。でも頑張りました。無事帰ってきて、安田記念で雪辱してください。アドマイヤムーンおめでとー。

メインのドバイワールドカップでは、私は世界最強のインヴァソールと去年のUAEダービーで次元の違う強さを見せたディスクリートキャットの一騎打ちが見たかったのですが(実際、この2頭のせいで出走が7頭という寂しいレースになった)、インヴァソールは強かったものの、ディスクリートキャットがてんでダメ。調子が悪かったのでしょうか。インヴァソール、JCダートに来てくれないかなあ(無理か)。出走したヴァーミリアンも健闘して4着。

日本もほとんどの旧GIレースが国際競争になり、外国馬が参戦できます。日本は出走馬のレベルと比べて賞金が高いですから、今日勝った馬が1頭でも宝塚とか、JCとか来てくれると良いですね。

2007年3月30日金曜日

東京競馬場の裏側

何気なく応募していたバックヤードツアーが当たってしまい、東京競馬場に行ってきました。前からバックヤードツアーは開催日に行われていたりしてたのですが、もっといろいろ見たいというファンの要望に応えて、芝コース内はもちろん、厩舎から地下馬道、パトロールタワー、決勝審判室まで全て見せます、という全行程3時間半の「マニアックツアー」です。

まずは厩舎地区。東京競馬場のレースに出走する馬は、すべてこの厩舎地区に入ります。府中の周りは住宅街なのですが、ここだけ別世界のようです。



集合時間が近くなると地下馬道を通って装鞍所へ。今日は大勢で通りましたが、競馬開催日じゃないときに一人でここを通ったりしたら、ちょっと怖いかもしれないですね。ここから競馬場までかなりあるので、厩舎地区に勝負服を忘れたりすると、取りに帰るのは厳しいそうです。



装鞍所ではレースを待つ馬が待機。ここからパドックまでも少しあるので、地下道にはジョッキー用に自転車が置かれています。



馬体重を測った後は、パドックへ移動です。



東京競馬場のパドックは眺めも良く、とても広いですが、お客さんとの高さの差があまり無いので、案外近くで馬が見られます。ジョッキー控え室には火鉢が置いてありました。エアコンもあるそうですが、昔からの習慣で火鉢が使われているそうです。



そしてウィナーズサークルを通って馬場へ。もし勝てれば、もう一度ここを通ることができます。



一度芝コースの直線は走ったことがあるのですが(自分の足で)、あのときは開催終了後だったのでデコボコでした。今の芝は青々としてとても綺麗。左側は完成間近のフジビュースタンド。JRAの人まで「ビミョーなネーミング」と言ってましたが、確かに慣れかもしれません。富士というどこからどう見てもの日本語に、ビューという英語というか外来語というかを付けちゃったのが、なんかこう間抜けというか、愛嬌があるという感じですよね。私はお役所らしくて良いかも、と思いましたが。



レースはパトロールタワーで監視されます。そこも登らせて貰いました(これもあって、事故があっても責任は自分で取りますという誓約書を書かされた)。さすがにちょっと怖い。私が登ったのはダート監視用で、隣が芝監視用。芝とダートのレースが交互にあったりすると、監視員は登ったり降りたりを繰り返すそうです。私は1度登って降りただけですが、緊張とハシゴのような階段のせいで足がプルプルしちゃいましたよ。



ゴールの瞬間は、決勝審判室で決定されます。決勝線(真ん中に写っているヒモのようなもの。ゴール板のちょうど正面と重なる)を最初に通り抜けた馬が優勝です。



この隣に裁決室があって、審議ボタンも見せて貰いました。また裁決用エレベーターは他のエレベーターと比べて速度が速いそうです。

一般客が普通に入ることのできるエリアもかなりの広さなのですが、スタンドの上や地下にこれほど広い空間があるというのは結構びっくり。向こう正面とかは行ってないのですが、それでも本当に歩いて3時間半かかりました。このほか検量室、ジョッキーの控え室、テレビ中継室、理事長室やラウンジ(さらに明日、ラウンジ招待がついている)なども見せて貰いました。検量室の奥にあるジョッキーの用具置き場は、男子ロッカー室に迷い込んじゃった感じ(笑)。「ここだけは私物などが置かれているので、写真を撮ってもいいですが、ブログなどに載せたりしないでください」、という係の方の注意もありましたが、それよりもなんとなく写真を撮っては悪い気がして、遠慮してしまいました。それにしてもどこもかしこも綺麗で広いです。掲載した写真以外にもPicasaのほうにはいくつか写真、また掲載したものも大きめの写真を載せてるので、どうぞ。東京競馬場はちょうど桜が満開でした。現在は日本庭園部分は土日以外も一般開放しているらしいですよ。



4月13日のマニアックツアー(最終)の募集締め切りが4月3日(必着)です。詳しくはこちらから

2007年3月25日日曜日

[今週の反省]フェニックスよりも

スズカフェニックス強かった〜。同じ場所にいたプリサイスマシーンは、4コーナーでの一瞬のキレが足りなかったですね。見事に進路ブロックされてるし。仕掛けが遅かったのか、それとも馬場が思った以上に悪かったのか、最後はよく伸びてきてるんですけど。というわけで、スズカフェニックスの強さが非常に目立ったレースでした。

でも2着に来たのがペールギュントですよ。私、今日パドックで初めてペールギュントが出走することに気づいたのですが(そのくらいアウトオブ眼中だった)、2着に来たのをみて、改めて馬柱表を見てもどうやったら彼を買えるかさっぱりわかりませんでした。というわけで、1番人気のスズカフェニックスと、13番人気のペールギュントの馬連はなんと400倍。フェニックス本命で流してても、このオッズを見る限りペールギュント抜け、という人は多そう(というか大多数?)。「ペールギュントは人気薄だよねー」「50倍くらいつくかもね」なんて言ってた私たちは、桁の違う払戻金に仰天でした。フェニックスと私の本命プリサイスマシーンの2頭軸三連複総流ししてれば6万だったよ・・・なんて思っても後の祭りです(笑)。

マーチステークスは相方が本命にしたクワイエットデイが勝って、馬連万馬券。なんかおごってーと言ってるんですが・・・。

2007年3月23日金曜日

[枠順]第37回高松宮記念(GI)

第37回高松宮記念 (GI)
2007年3月25日(日) 中京11R 芝1200m
サラ系4歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠 1番  シーイズトウショウ 55 池添 謙一
1枠 2番  アンバージャック  57 横山 典弘
2枠 3番  サチノスイーティー 55 吉田 隼人
2枠 4番  ビーナスライン   55 秋山真一郎
3枠 5番  ディバインシルバー 57 穂苅 寿彦
3枠 6番  キーンランドスワン 57 吉田  稔
4枠 7番  スピニングノアール 57 福永 祐一
4枠 8番  スズカフェニックス 57 武   豊
5枠 9番  マイネルスケルツィ 57 柴田 善臣
5枠10番  モンローブロンド  55 岡部  誠
6枠11番  プリサイスマシーン 57 安藤 勝己
6枠12番  エムオーウイナー  57 小牧  太
7枠13番  タマモホットプレイ 57 渡辺 薫彦
7枠14番  リキアイタイカン  57 中舘 英二
7枠15番  コスモフォーチュン 55 川島 信二
8枠16番  オレハマッテルゼ  57 後藤 浩輝
8枠17番  ペールギュント   57 上村 洋行
8枠18番  スリーアベニュー  57 田中 勝春

長距離専門だと思っていたウイングランツまで登録していた、正に戦国時代のスプリントGI。さすがにウイングランツは出ません(出られません?)でしたが、前走まで3走続けて障害未勝利を走っていたキーンランドスワンまでが出走するのですから、もうGIっていうよりも、単に賞金の高い重賞の雰囲気です。ハンデ戦でも良いのでは?と言いたくなるような、低レベルな争い。何しろプリサイスマシーンが人気になっちゃいそうですからね。

恐らく一番人気だろうスズカフェニックスは、脚質的に取りこぼしも多いし、中京どうなんだろーって思うんですよね。鞍上が怖いので完全に消しにはしないと思いますが・・・。マイネルスケルツィは左回りでは切ることに決めたので(しかも得意のマイルではない)、ここでは買いません。雨降るみたいだし、消去法的にプリサイスマシーンかなーと思ってるのですが、明確な逃げ馬がいないということでサチノスイーティーとか怖いと思ってます。このところの凡走で人気を落としそうなアンバージャック。トウショウは馬体を見てからと思ったけど、中京スプリントの最内か。。。迷うな。

とにかく何が買っても驚かないというか、おかしくないというか、そんなレースですね。

明日の日経賞も面白そう。ナイト、パンドラ、そしてモナークあたりに期待。

2007年3月16日金曜日

本当に実現したOB戦

随分前から噂には出ていて、特に根本調教師なんかはものすごく乗り気だったという元ダービージョッキーによるOB戦。本当に実現するそうです。

あの名ジョッキーたちが東京競馬場に帰って来る!(JRAホームページ)

ジョッキー9人。8枠以上集まるとは思ってなかったけど、元ダービージョッキー(結局オークスも含まれたらしい)戦とあって、結構豪華メンバーです。本当は柴田政人とか見たかったけどなー(背広来た彼は見たことあるんですが)。松永調教師は、次東京競馬場で見るときは、調教師として、口取り写真で・・・って思ってたけど、その前にもう一度騎乗姿が見られそうです。ちょっと複雑ですが。

競馬学校の乗馬を使うって話が前に日刊スポーツかどこかに出てましたが、どうなるんでしょうね。競馬学校の模擬レースでも、いつもダート(しかも中山)でしたよね。東京芝1600mって、またタフなコースを設定しましたからねえ。でも試みとしては面白いし、JRAとしては粋なこと考えたなーって思いました。馬券が買えないのは残念ですけど、代わりにクジみたいなの配ってもよさそうですよね。当たった人にはオッズカードとか。

2007年3月3日土曜日

銀座に行ったら

某ギャラリーに行き、その後天龍でご飯を食べて、馬券を買いにウインズに寄っていこうと中央通りに出たところ、なんか機動隊の人々っがたくさんいました。あまりに急いでるので「何々?何かあったの?」と驚く私に「デモじゃないのか?」と相方。それにしちゃ、数がすごいし、一体何のデモだと思いつつもウインズへ。私はダイワ→ウォッカの馬単、相方はオーシャンステークスを一点買いして、プランタンでお菓子を買いつつ、通りに出ると・・・

うぁ、本当にデモだったんだ・・・しかもちょっと曰く付きの。

朝鮮総連が東京・日比谷で大規模集会

しかも、数寄屋橋の上(下ではなく橋の上)には街宣車、銀座チャンスセンターの前にも陣取る人々がいて、デモの声に負けないくらいの声(拡声器付き)で叫んでいます。そして土曜日お昼過ぎの一般人の人出、さらに晴海通りと中央通りの交差点には我が物顔で脚立を立てて撮影する報道陣、その周りを取り囲む背広に「警視庁」腕章の人々。なんかここは本当に銀座なのか?という雰囲気です。外国人観光客もカメラを構えてましたけど。地下鉄の出口から出てきた人たちは、試合中の国立競技場ど真ん中に立ってしまったような騒音にびっくりしてました。あんな大規模なデモを身近で見たのは私も初めてで驚きましたけど。

チューリップ賞は、大方の予想通りスカーレットとウォッカの一騎打ち。ただ、こちらもオッズが示していたとおり、残念ながらウォッカのほうが一枚も二枚も上でした。3着以下は6馬身も離されてしまっていましたし(オッズも4番人気が50倍という異常さだった)、他にスカーレットとウォッカと並び称されるような馬が出てきてないので、桜花賞も恐らくこの2頭の一騎打ちでしょうね。今回はかなり久々だったし、あと1ヶ月でさらに成長し、臨戦態勢を整えられるかが鍵かな<スカーレット。頑張れ。

2007年2月25日日曜日

[今週の反省]8歳馬最強

昨日、まじで凹むことがありました。アーリントンカップ。私の狙いはトーセンキャプテン。パドックでも良さそうでしたし、これは行けると思ってました。相手はマイネルレーニア。そしてローレルゲレイロと3頭が多分抜けてるだろーなーと思って、ただ3頭とも人気なので、トーセン→ゲレイロ、レーニア→ゲレイロ、レーニアという三連単2点買い。最後の直線で、おっしゃー2頭抜けた!レーニア頑張れ、頑張れ、と思った通りの入線。これで大分プラスにできるわ〜と思って、IPATを見ると・・・・

なんと中山12Rを買っていた。。。。Orz。

25倍程度だったからよかったけど、これが万馬券とかだったら、立ち直れなかったよ。PAT、便利なんですけど、私のような大ぼけでもミスが少なくなるようなシステムを希望したいです。番号じゃなくて馬名が出るとか。

気を取り直して、今日の東西の重賞。中山記念はシャドウゲイトと心中を決めていて、堅いけどシェイディ、そしてブラックタイド、中山得意なグレートジャーニーとダンスインザモア。パドックでローエングリンを付け足しました。坂下でローエングリンが抜け、シャドウゲイトが食い下がっているのを見て、そのまま、そのまま!と思っていたところに外からエアシェイディとダンスインザモアが追い込んできて私の馬券は紙くずに。。。シェイディ、ずっと買ってたのに、ここで軸に出来なかった私がバカでした。しかしローエングリン強かった〜。しばらく勝春騎手で追い込みを覚えて一時期のスランプを脱出したかと思いきや、ここで後藤騎手に乗り替わりで再び逃げて結果を残すとは。中山1800mがめちゃめちゃ合ってるってこともあるのかもしれませんが、このくらいの淡々としたペースで逃げると、まだまだ衰えていないってことですね。すごいわ。最近ニコニコ動画で、この8歳馬たちが3歳だったころの菊花賞(ノーリーズン落馬、勝ったのはヒシミラクル、いろんな意味で伝説の菊花賞)を見たのですが、そこにローエングリンが出てるんですよね。「ここからしばらくローエングリンをお楽しみ下さい」とかいうコメントついてたりして。他にもバランスオブゲームや、アドマイヤマックス(あの頃スプリンターだと誰が思っていただろうか)とか、その後重賞でも活躍する馬がたくさんいるのですが、この世代、全体的に晩成というか、いまだに現役という馬が多くて面白いです。

西の阪急杯もその8歳馬が大活躍。元々プリサイスマシーンは好きだったし、さらに私の期待を絶対に裏切らないアンカツが乗っているとあって、この子を軸。また、松岡騎手とアンカツって、似てると思うんです。制裁が多いことだけじゃなくて、追い方とか、位置どりとか。というわけで、松岡→アンカツの乗り替わりは問題ないだろうなーというのもありました。プリサイスマシーンからエイシンドーバーとシンボリグランへ2点買い。レースでは、プリサイスマシーンはスタート良かったのに、3コーナー辺りでは真ん中の最内くらいにいて、あー出せるかなー、と思いましたが、さすがアンカツの無理矢理追いで、見事に伸びてきました。内に先に抜けたエイシンドーバーが粘っていて、外からスズカフェニックスが思った通りの脚で飛んできて、「スズカ要らない!」と叫んだ甲斐あり、3頭並んで入線の中でもフェニックスは明らかに3着。審議対象になって冷や冷やしましたが、プリサイスマシーンとエイシンドーバーが1着同着という決着でした。なんとか今週もプラス(すんごい小さいプラスだけど)に持ち込み、またしてもアンカツ様々です。

来週の注目レースは、桜花賞前哨戦とも言えるチューリップ賞。ダイワスカーレットとウォッカが登録しています。私の希望としては、本当は桜花賞本番までこの2頭が当たって欲しくなかったのですが、まあ仕方ないですね。スカーレットの粘りか、それともウォッカのキレか。恐らくこの2頭で決まりでしょう。馬券的には妙味は無さそうですが。

一方で皐月賞前哨戦弥生賞は、びみょーなメンツです。私的にはこのままモチが頑張ってくれると、今年のアイドルホースは決定かなーと思っているのですが。ドリームジャーニーとか、アドマイヤオーラとか相手にどこまで粘れるか。こうしてクラシック(本番)が近くなってくると、もうすぐ春という気がします。

2007年2月18日日曜日

[フェブラリーS]アンカツにやられてアンカツで取り戻した1日

副題 ライブで見た馬は覚えてる。

思った以上の不良馬場。まるで芝のようなタイムのレースがダートで続き、前にいった馬が残ってるという状況でもあったので、ものすごいハイペースとなりました。勝ったのはそのペースに乱されずに中段にいたサンライズバッカス。かつてカネヒキリを負かした強さはやっぱりホンモノだったんですね。前走(平安S)時の手元のメモに「この馬は鞍上が重要そう。アンカツ以外なら考え直す必要アリ」と書いてあるのですが、正にアンカツが手の内に入れた、という感じの乗り方をしてました。シーキングザダイヤは案外でしたね。馬場が悪かったのかなあ。馬体は良さそうに見えたのですが。

馬券はメイショウトウコン軸の気持ちは変えなかったのですが、もう1頭の軸にバッカスかそれともフィールドルージュか迷って、フィールドルージュにしちゃったんですよね。調教良さそうでしたし。ブルコンは人気なのでばっさり切り、ダイヤ、バトラー(フランス馬券)、ビックグラス(パドックで追加)、当然バッカスと流して、玉砕。あと200mくらいのところでバッカスが抜け、内にバトラーが粘っているとき、「うぉーバッカス軸にすればよかったー!」と後悔しましたが、外からものすごい脚でブルコンが飛んできて、いずれにせよ獲れなかった馬券でした。3着にはビックグラス。前走もパドックでやたらと目についた馬だったので、パドックで気配が良さそうなら次走も考えよう。いつか村田一誠の呪い(何故か彼がからむと私の馬券の相性は激悪)はとけるでしょうか。

凹んでいた私に、「おー12Rにシンゲン出てるぞ」と相方。先々週東京競馬場観戦の際、私が朝から印を付け、実際強い勝ちっぷりを見せたシンゲンです。単勝オッズから負け分が取り戻せるだけの額を、条件もパドックも馬体重も見ずに1点買い。発走直前に距離が芝1600m(前走は2400m)ということに気づいて「うそー」と慌てましたが、しかし、4コーナーで鞍上のアンカツが後ろを見るほど余裕のある勝ち方をしてくれました。すごいなー。新馬戦からしばらく休養していたこともあって、まだ5戦目。跛行した新馬戦以外連を外したことがなく、距離も不問と来ればGIとは行かなくても、重賞レベルで通用しそうと妄想しているのでした。

また、私が期待している3歳馬の1頭、アブソリュートが昨日500万を勝ち上がってくれました。クラシック戦線はホウオーがどう考えても強そうですが、アブソリュートも期待できそうと思っている私です。まだ強いところと当たっていないので、次(恐らくトライアルレース?)が試金石になるでしょうか。バランスオブゲームと同じ馬主(薗部氏)&同じジョッキー(田中勝春)という組み合わせに、まるで怪我で引退を余儀なくされたバランスの後を嗣いでいるようで、”ドラマ”を期待してる私です。さあ、勝春ジョッキーに春は来るのか?

2007年2月16日金曜日

[枠順]フェブラリーステークス

第24回フェブラリーステークス(GI)

2007年2月18日(日) 東京11R ダート1600m
サラ系4歳以上オープン (国際)(指定)定量

1枠 1番 サカラート     57 吉田 豊
1枠 2番 アジュディミツオー 57 内田博幸
2枠 3番 タガノサイクロン  57 池添謙一
2枠 4番 シーキングザダイヤ 57 武  豊
3枠 5番 カフェオリンポス  57 岩田康成
3枠 6番 メイショウトウコン 57 武幸四郎
4枠 7番 ブルーコンコルド  57 幸 英明
4枠 8番 フィールドルージュ 57 C・ルメール
5枠 9番 リミットレスビット 57 蛯名正義
5枠10番 シーキングサベスト 57 福永祐一
6枠11番 オレハマッテルゼ  57 後藤浩輝
6枠12番 サンライズバッカス 57 安藤勝己
7枠13番 ダイワバンディット 57 北村宏司
7枠14番 メイショウバトラー 55 O・ペリエ
8枠15番 ビックグラス    57 村田一誠
8枠16番 トーセンシャナオー 57 横山典弘

今年はドバイワールドカップに出る馬がいない分、やや小粒な雰囲気。ダイヤ10度目の正直となるのか、それとも3年連続2着となるのか、それが結構楽しみな私です。私の期待馬はメイショウトウコン。平安Sで軸にしながら、2着のサンライズバッカス抜けで玉砕した
のが忘れられず(笑)。ダートに転向してから非常に順調なので、アロンダイトのように勢いでGIというのもアリかなと思ってます。鞍上も今年絶好調の武幸四郎騎手。そして今回はバッカスを抜かさないようにしないと。ルメール騎手が東京は合うと推すフィールドルージュも面白そう。土日と結構雨が降りそうなので、逃げるタイプも要注意かな。ただアジュディミツオーはどうなんだろう。本当にこの馬、東京はからっきしだし。あの最初の芝がダメということなら、今回は芝の距離がやや短い内枠に入ったので、少しはましかしら。

土曜日の京都記念も面白そうですね。マイラーからステイヤーまで非常に微妙なメンバーが揃いました。人気もしそうですがトウショウナイトに私は期待。有馬記念は明らかに太めのこりでしたし、出られるから記念に使ってみるか、って感じだったかも。そして雨降って京都のファストタテヤマ。こちらも絞れていると良いですね。ポップロックはやや距離が短そうだなあ。ムーンは休み明けの59キロはちょっと気になるから、穴を狙うなら逆に金杯で思ったよりも頑張ったロジックとかのほうが面白そうかも?そう言えばロジックって雨馬場得意でしたよね。

2007年2月4日日曜日

[2007年共同通信杯]フサイチホウオーはどこまで強くなるか

今日は共同通信杯。新馬戦のときに強いなーと思って以来、関西馬の割に関東での出走が多くて、たまたまよく見るのでなんとなく気になっていたフサイチホウオーを応援中。いや、私が応援しなくても多分クラシック戦線では最有力候補ですけど。ただ馬券的には全く面白くないレースでしたねえ。結局買わなかったのですが・・・(笑)。相方はフライングアップル2着付けで玉砕してました。






フサイチホウオー、次はどこを走るのでしょう。新馬戦でピサノシェンロン(それ以降案外な成績が続いてますが、あのときは結構人気だった)を破り、東京新聞杯でフライングアップルと後に朝日杯を勝つドリームジャーニーを破り、ラジオNIKKEI杯でヴィクトリーと札幌2歳Sの勝ち馬ナムラマースを退け、今日は2着だったダイレクトキャッチも、ホープフルSで鮮やかな末脚を見せたニュービギニングも、そして早めに先頭に立って内で粘るフライングアップルも全く相手にしていませんでした。あと何がいたっけ?という感じがします。中山2000mが合うかどうか微妙ですが、相手関係を考えると、ちょっと負けることが考えられない、と思うくらい今日も強かったです。結構ハードなローテで調教もこなしているように見えるのですが、今日はプラス10キロ。内枠だったので、一旦少し下げて、外に出し、3コーナー過ぎた辺りから仕掛けて余裕で買ってしまうのですから、皐月賞では恐らく最有力候補でしょうね。

今日、ちょっと気になったのが、ホウオーがしているシャドウロールってもしかして使い回しなのかしらん、と思ったこと。新馬戦のときの写真を見ると、もうちょっとフカフカしてるように思えるのですが・・・。

↓新馬戦のときのフサイチホウオー
フサイチホウオー





今日はアンカツデーで、騎乗した7レースのうち1着3回2着1回と大活躍。特に8Rの芝2400m戦(500万下条件)で乗ったシンゲンは、まだ4走目で楽勝しましたから、これから楽しみです。

2007年1月27日土曜日

2007年初競馬場

毎年大体東京初日、つまり東京新聞杯の開催日に競馬場へ初参戦するのですが、今日も行ってきました。例年、15時過ぎ頃になると、風が冷たくて「早く発走しろよ〜」とか思うのですが、今日はコートが要らないくらいの暖かさ。暖かいというより日差しが痛いくらいで、今年は本当に暖冬だな、というのを競馬場で改めて感じた私です。


1レースはパドックに間に合わなかったので見てたのですが、今日は午前中から軸馬はばっちり来るのに、馬券の買い方がまずいレースが多くて、特に3レースなんて軸馬1着、2着3着と1着3着は買ってるのに、1,2着はあまりに人気だったので切ってしまったのが裏目。最初から選んだ3頭で3連複にしておけばよかったものを(笑)。

そして午前中は大荒れの様相でした。馬券が荒れたというよりも、レースが荒れてたという感じで、2レース3レース立て続けに多頭数の落馬事故。特に2レースでは1番人気だったクリフバニヤンが、セイフティーリードの様相だったゴール前100m(つまり私がいた目の前)で前脚を折って、次々とその馬に躓いた馬が落馬するという、正に荒れたレースでした。元々内田博幸ジョッキーが病気で(なんか最近彼疲れてますよね。前も病気で全レース乗り替わりがあった気が)、元々乗鞍の多い彼の乗り替わりだけでずらーっという感じだったのに、2レースの落馬に巻き込まれた佐藤騎手、3レースの木幡騎手、柴田騎手と次々乗り替わりが出て、私の競馬新聞はどんどん黒くなっていったのでした。11レースなんて、メテオバーストが取り消しになり、他に頼める騎手がいなかったのか、メテオバーストに乗る予定だった後藤騎手が、柴田騎手が乗る予定だったサンバレンティンに乗ってましたからね(それってOKなんだ〜と思いました)。

今日の新馬戦(芝1800m)で、私のお気に入りであるアサヒライジングの弟、アサヒバロンが出走してました。新聞にも「追ってはいるが、まだ太め」と書かれていたように、馬体重は514キロ。実際パドックでもサラブレットというより、なんか牽いてもOK?みたいな、よく言えば雄大、悪く言うとユルユルという感じで、「うーん、どうかな〜」と思いましたが、これが案外しぶとい馬で、3着に粘りこみました。一叩きして次走に期待してます。勝ったのは父タニノギムレット、母父サンデーサイレンスのアブソリュート。こちらも今後、面白そうです。

アサヒバロンとアブソリュート




そんな午前中がウソのように午後は静穏なレースが続いて、その流れに乗ろうと堅い三連複を狙い、9レースでようやく今日の出費を取り戻し、でもメインの東京新聞杯はエアシェイディ→スズカフェニックスの裏目で玉砕しました。エアシェイディは本当に善戦マンというか、位置どりの難しい馬ですね。枠順がスズカフェニックスと逆だったらあるいは結果は違ったかもしれませんが、今日は直線向いたときに前が壁になった時点でもうダメでした。あの位置から2着に届いたというところが、素質の高さを示してはいますが・・・。実際勝ち馬と上がり3Fは全く同じで、タイムも両馬とも優秀なんですけどね。スズカフェニックスは武が乗らないとダメというのも改めて思いましたけど。

そうそう、いよいよ東京競馬場の新スタンドが完成間近の雰囲気です。もう指定席部分はほぼできあがっていて、あとは内装と自由席部分だけ。開催中の今日も、中で工事の人が働いていました。何のお店が入るかも楽しみですね。そうそう、今日初めて神山商店の「おにぎり茶漬け(230円)」を食べたのですが、これが思った以上にいけました。新スタンドは4月21日にオープンです。

2007年1月8日月曜日

[今週の反省]賭け初めは1勝2敗

中山金杯は、シャドウゲイトから流しながら、アサカディフィート抜けで玉砕。京都金杯はキンシャサノキセキ+10キロで玉砕(笑)。ガーネットステークスは◎スリーアベニュー=○リミットレスビットという予想が見事にはまって勝ち、シンザン記念は元々勝つより後ろからの競馬を試したかっただけだった◎ダイワスカーレットで泣きました。中山金杯は直前まで迷いながら、パドックでシャドウゲイトを軸に流すことに決めたところまでは良かったのに、流す相手を間違えて万券を逃したのは痛かったなあ。3日間トータルでは負けです。

シャドウゲイトは思った以上に強かったですね。戦績と比べて、逃げ馬不在のこのメンツで、この斤量ならこれを買えってJRAが言ってくれてるようなもの、という気がしたくらい(実際ギリギリまで1番人気だった)ですが、いくら斤量差があったとはいえ、あれだけ突き放せるとは思ってもいませんでした。直線で前の馬を交わしてちょっと仕掛けたら、あっという間に5馬身ぐらい開いてましたもんね。不良馬場の中山2000mがこなせる先行馬っていうところが、なんとなくバランスオブゲームを思い出すのですが(ちょうど鞍上も勝春騎手でしたし)、GIはともかくGII辺りでは活躍できそうな予感です。

スリーアベニューも斤量差がありましたが、差しにも関わらず馬群に突っ込めるのが強いですよね。参考レース(アクアラインS)で大井の御神本騎手が右へ左へと馬群を捌いたのがすごかったみたいな回顧がされてましたが、今回も内側から抜けてきましたから、馬自体が器用なのかも。フェブラリーSはともかく、次走も期待です。それよりもリミットレスビットは59キロにも関わらず、本当に頑張ったな〜。結構馬体重減ってましたし、新聞では中1週表示になってましたが、実際は28日の兵庫から1週も開いてないわけで。中山1200mが合うんでしょうね。フェブラリーSだと微妙に長いかもしれないですが、今年も期待です。

ダイワスカーレットは陣営が「試したいことがあるから」って言ってたのを、ゲート出てからアンカツが抑えてるのを見て思い出し、うぉーこりゃやばいかもーと思ったら案の定アドマイヤオーラの切れに負けて2着でした。ただあの競馬をして、馬体もピカピカ、今回は勝ちに来ているように見えたローレルゲレイロ(実際ここで勝たないと、これからのローテーションが厳しそう?)を2馬身以上離した2着だったことを考えると、今回の桜花賞はウォッカのキレか、それともスカーレットの粘りか、になりそうで楽しみです。ハットトリックとダイワメジャーのマイルCS再現みたいなレースが見られるかもしれないですね。

まあ全敗じゃなくて良かったってことで。今年も頑張りましょー。

2007年1月5日金曜日

[枠順]東西金杯

第56回 日刊スポーツ賞中山金杯(GIII)

2007年1月6日(土) 中山11R 芝2000m
サラ系4歳以上オープン (国際)[指定] ハンデ

1枠 1番 シェイックマイハート 53.0 木幡 初広
1枠 2番 ダンツジャッジ    56.0 バルジュー
2枠 3番 パッシングマーク   52.0 勝浦 正樹
2枠 4番 イースター      54.0 長谷川浩大
3枠 5番 フォルテベリーニ   54.0 中舘 英二
3枠 6番 シャーディーナイス  48.0 石神 深一
4枠 7番 キープクワイエット  50.0 吉田 隼人
4枠 8番 アサカディフィート  57.5 小牧  太
5枠 9番 シャドウゲイト    53.0 田中 勝春
5枠10番 ロジック       56.0 内田 博幸
6枠11番 グロリアスウィーク  55.0 北村 宏司
6枠12番 ブラックタイド    55.0 後藤 浩輝
7枠13番 トウショウシロッコ  53.0 吉田  豊
7枠14番 マヤノライジン    56.0 池添 謙一
8枠15番 ヴィータローザ    57.5 柴山 雄一
8枠16番 ワンモアチャッター  57.0 横山 典弘

トップハンデ57.5キロ、最軽量48キロ。斤量差9.5キロという評価の馬が一緒に中山の芝2000メートルを走ります。去年と3年前の勝ち馬も登場し、条件馬にGI馬もいるというなかなか面白いメンバー。しかも明日の予報は大雨。うーん、難解レースです。

雨の上に中山2000で逃げ馬もおらず。スローになりそうですね。57.5キロの実力馬の取捨が難しいところですが、せっかく新年最初のレースなので、そろそろご老体よりも若者に期待したい私です。パッシングマークも勝浦に乗り替わりで良いかな。あとは、このところようやっと本気で走るようになったらしい?シャドウゲイトが逃げそうなので面白いかと思ってるんですが。この辺りとワンモアチャッターやマヤノライジンといった人気しそうな馬に流してみようかと思います。


第45回 スポニチ賞京都金杯(GIII)

2007年1月6日(土) 京都 芝1600m
サラ系4歳以上オープン (国際)[指定] ハンデ

1枠 1番 ビッググラス    牡6 54.0 秋山真一郎
1枠 2番 スズカフェニックス 牡5 56.0 幸  英明
2枠 3番 テイエムプリキュア 牝4 52.0 安部 幸夫
2枠 4番 ホッコーソレソレー 牡5 55.0 藤岡 佑介
3枠 5番 マルカシェンク   牡4 56.0 赤木高太郎
3枠 6番 ペールギュント   牡5 56.0 上村 洋行
4枠 7番 エイシンドーバー  牡5 55.0 蛯名 正義
4枠 8番 コスモシンドラー  牡5 55.0 武 幸四郎
5枠 9番 サクラメガワンダー 牡4 56.5 岩田 康成
5枠10番 グレイトジャーニー 牡6 56.0 佐藤 哲三
6枠11番 キネティクス    牡8 56.5 川田 将雅
6枠12番 マイネルスケルツィ 牡4 56.0 柴田 善臣
7枠13番 タマモホットプレイ 牡6 56.0 和田 竜二
7枠14番 キンシャサノキセキ 牡4 55.0 安藤 勝己
8枠15番 フサイチリシャール 牡4 57.0 鮫島 良太
8枠16番 ニューベリー    牡9 56.0 四位 洋文

リシャールか、スケルツィかと思いきや、前走好走させた両方の鞍上が共に騎乗停止で乗り替わり。マイネルスケルツィを物差しにすると、キンシャサノキセキはマイルCSでほぼ同時入線。なのにこちらは斤量が1キロ減って、鞍上が秋山→アンカツ。一方のスケルツィは武→大先生というわけで、キンシャサノキセキに期待。もちろんスケルツィ、リシャールは無視できませんが、オークス以来のプリキュアはGI馬にもかかわらず52キロで出走でき(その斤量のせいで熊ちゃんは乗れなかったらしい)、ソリッドプラチナムで怒濤の追い込みを見せた安部騎手に乗り替わり。こっちも楽しみです。同じく今年の4歳には頑張って欲しいので、今まで賞金のせいで思ったように使えなかったマルカシェンクや、皐月賞で期待したメガワンダーにも期待。