数日前に秋華賞2着のレインダンスが熱発で取り消し、当日の朝に秋華賞3着のウオッカ取り消し(4着のベッラレイアは故障で最初から登録なし)で、約15億円が返還馬券になるという波乱含みのレース。スタンプのためにウインズに行ってみたら、そこら中に「エリザベス女王杯の3番ウオッカ号は出走取り消しです」と貼り紙されてるし、しかも入り口の看板の前には案内の人が拡声器で「ウオッカ号は出走を取り消しました」とアナウンスしていました。それなのに3番の罠にはまっている人がたくさんいて、私の前に並んでいたおじさんも「この馬番は発売しておりません」と機械に怒られています。窓のところからおばちゃんが出てきて、「3番は取り消したのよ、お父さん」と諭されていました。
ただ、レースそのものは、堅いだろうと私が昨日予想したとおり、そしてみんなが考えていたとおり、「これぞ鉄板レースのお手本」みたいなレースでした。着順は秋華賞馬→去年の女王→一昨年の女王、人気も1→3→2人気。ダイワスカーレットおめでとう、早くも3冠です。しかもJpnIではなくGIに勝利しました。
「周りみてからどうしようか決めようかと思ってたのに、出たと思ったらもう突き抜けてたからそのまま行った」というアンカツさんのすごーく馬を信頼したレースぶりが見事はまった感じでしたよね。私はどちらかというと追い込みの馬より、目標にされても自分のレースに徹するという逃げ・先行の馬が好きなのです。他馬なんか関係ない、最も速いタイムでこの距離を駆け抜けた馬が勝つんだ、差せるものなら差してみろというレースこそ横綱らしいレースだなあと。圧倒的1番人気を背負いながらも自分で逃げ切ってしまったダイワスカーレットは正に「横綱レース」でした。勝ちタイム2:11:9は今までの女王杯と比べても遜色なく、淀みないレースで走ってるのに、最後は11秒台を3F続けて出されては、後ろの馬はきついですよね。アンカツさんは「ウオッカがいたら・・・」みたいなことを言ってましたが、私はやっぱり彼女が勝ててたと思います。ああいう馬がいるとどんな形でも後ろから差していこうとする馬は厳しいです。変なところ(特に京都は勝負所の3コーナーにきつい坂がある)で脚を使わなくてはならないし。
アサヒライジングは出負けしたのもありますが、結局スカーレットについていくほどの脚は無かったってことなのかなあ。自分がハナを奪っていたらもう少し粘れたかと思います。ただ距離もこの馬にはやや長い気がしますね。パンドラやスイープは良い位置にいたと思いますが、坂の上りで仕掛けなければならなかったパンドラ、どちらかというとスローペースでよーいどんを狙っていたスイープには辛いレースだったと思います。私は穴でアドマイヤキッスを狙っていた(3歳時に比べてあまりに人気がなさ過ぎで、案外こういう馬が来るのではと思った)のですが、こちらも+10キロはきつかった(笑)。毛づやは悪くなかったですが、もう一絞り欲しいという感じでした。そしてルメールさんはこれでGI何度目の2着?
スカーレットからパンドラ、アサヒ、キッスに200円づつ馬連を買っていたのですが、取りガミにはならなかったものの、払い戻しは雀の涙でした・・・。レースとしては面白かったから良いか。ウオッカが取り消した時点で買ってはいけないレースでしたね。そのウオッカは案の定JCに登録するんだそうで。あはは。頑張れウオッカ。もう一度スカーレットと対戦する前に、もう1個くらいすごいGI勝って、女傑vs女王とか言われるレースをして欲しいです。
来週はスカーレットのお兄さんが去年勝ったマイルCS。ただ、お兄さんは天皇賞の直線でのファイトが響いて、出否が微妙とのこと。残念ですが、既に勝ったレースだし、あまり無理して出なくても良いかな。どうせ京都じゃ見に行けないし。最後万全な状態で有馬に出て欲しいです。スカーレットの有馬参戦もちょっと期待してるんですけどね(こっちも無理せず来年のヴィクトリアマイルで元気な姿を見せて欲しいというのもあるんですが)。
2007年11月11日日曜日

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