2007年3月30日金曜日

東京競馬場の裏側

何気なく応募していたバックヤードツアーが当たってしまい、東京競馬場に行ってきました。前からバックヤードツアーは開催日に行われていたりしてたのですが、もっといろいろ見たいというファンの要望に応えて、芝コース内はもちろん、厩舎から地下馬道、パトロールタワー、決勝審判室まで全て見せます、という全行程3時間半の「マニアックツアー」です。

まずは厩舎地区。東京競馬場のレースに出走する馬は、すべてこの厩舎地区に入ります。府中の周りは住宅街なのですが、ここだけ別世界のようです。



集合時間が近くなると地下馬道を通って装鞍所へ。今日は大勢で通りましたが、競馬開催日じゃないときに一人でここを通ったりしたら、ちょっと怖いかもしれないですね。ここから競馬場までかなりあるので、厩舎地区に勝負服を忘れたりすると、取りに帰るのは厳しいそうです。



装鞍所ではレースを待つ馬が待機。ここからパドックまでも少しあるので、地下道にはジョッキー用に自転車が置かれています。



馬体重を測った後は、パドックへ移動です。



東京競馬場のパドックは眺めも良く、とても広いですが、お客さんとの高さの差があまり無いので、案外近くで馬が見られます。ジョッキー控え室には火鉢が置いてありました。エアコンもあるそうですが、昔からの習慣で火鉢が使われているそうです。



そしてウィナーズサークルを通って馬場へ。もし勝てれば、もう一度ここを通ることができます。



一度芝コースの直線は走ったことがあるのですが(自分の足で)、あのときは開催終了後だったのでデコボコでした。今の芝は青々としてとても綺麗。左側は完成間近のフジビュースタンド。JRAの人まで「ビミョーなネーミング」と言ってましたが、確かに慣れかもしれません。富士というどこからどう見てもの日本語に、ビューという英語というか外来語というかを付けちゃったのが、なんかこう間抜けというか、愛嬌があるという感じですよね。私はお役所らしくて良いかも、と思いましたが。



レースはパトロールタワーで監視されます。そこも登らせて貰いました(これもあって、事故があっても責任は自分で取りますという誓約書を書かされた)。さすがにちょっと怖い。私が登ったのはダート監視用で、隣が芝監視用。芝とダートのレースが交互にあったりすると、監視員は登ったり降りたりを繰り返すそうです。私は1度登って降りただけですが、緊張とハシゴのような階段のせいで足がプルプルしちゃいましたよ。



ゴールの瞬間は、決勝審判室で決定されます。決勝線(真ん中に写っているヒモのようなもの。ゴール板のちょうど正面と重なる)を最初に通り抜けた馬が優勝です。



この隣に裁決室があって、審議ボタンも見せて貰いました。また裁決用エレベーターは他のエレベーターと比べて速度が速いそうです。

一般客が普通に入ることのできるエリアもかなりの広さなのですが、スタンドの上や地下にこれほど広い空間があるというのは結構びっくり。向こう正面とかは行ってないのですが、それでも本当に歩いて3時間半かかりました。このほか検量室、ジョッキーの控え室、テレビ中継室、理事長室やラウンジ(さらに明日、ラウンジ招待がついている)なども見せて貰いました。検量室の奥にあるジョッキーの用具置き場は、男子ロッカー室に迷い込んじゃった感じ(笑)。「ここだけは私物などが置かれているので、写真を撮ってもいいですが、ブログなどに載せたりしないでください」、という係の方の注意もありましたが、それよりもなんとなく写真を撮っては悪い気がして、遠慮してしまいました。それにしてもどこもかしこも綺麗で広いです。掲載した写真以外にもPicasaのほうにはいくつか写真、また掲載したものも大きめの写真を載せてるので、どうぞ。東京競馬場はちょうど桜が満開でした。現在は日本庭園部分は土日以外も一般開放しているらしいですよ。



4月13日のマニアックツアー(最終)の募集締め切りが4月3日(必着)です。詳しくはこちらから

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