2007年12月9日日曜日

[2007年朝日杯]前有利の中山競馬場

毎年朝日杯の日はお天気が悪かったり、異常に寒かったりということが多いのですが、今年は日差しも暖かく、そして雲一つ無い青空の中山競馬場。芝ももうすぐ年末とは思えないほど青々してて、今年の有馬記念は良い馬場状態で迎えられそうな気がします。

元々中山競馬場は直線が短くて、しかも急坂があるために直線一気というのが難しい競馬場ですが、そんな良い馬場状態ということもあって、本当に先行有利。とにかく4コーナーで先頭にとりついていないと差しきるのは難しいという感じです。馬場要因に加えて季節的な要因もあって、馬によっては冬毛ボーボーだったりして、体重や体調の維持が難しかったりすることもあるのでしょう。堅い決着が多かった東京開催が終わり、中山・阪神になってから一気に荒れ始めています。

毎年朝日杯の日はJRAの翌年のカレンダーを貰って、「もうすぐ今年も終わりだなあ」としみじみ思うのです。有馬記念や東京大賞典の頃になるともう年末まっただ中というか、半分お屠蘇気分だったりするんですが、この時期にカレンダーを貰うと、「年末が近い」ことを気づかされる感じがします。今年(来年の)は浅田次郎氏の文に合わせて競馬の様々なシーンを切り取った綺麗なカレンダーでした。特に12月の写真は恐らく有馬記念か、それに近い時期の夕暮れの中山競馬場なんですが、私もこの時間帯の競馬場って印象深いですね。最終レースが終わると国旗が降ろされて、陽も落ちてきて「ああ今年も中央競馬は終わりだなあ」という感じ。紅白よりも私の中で蛍の光が似合うのはこの時間です。アングルは全然違うのですが、私も同じ時間帯の競馬場の写真を撮ったことがあります。また、「競馬場の朝」というのもわかるなあ。ダービーデーや、有馬記念の日は、夜が明ける前から競馬場前にいるのですが、誰もいない競馬場に朝日が差し込んでくるのが本当に綺麗なんですよね。ちなみに来年のダービーデーは6月1日、有馬記念はいつもより遅い12月28日です。

で、メインレースですが・・・。

何度も言いますが、本当に今の馬場は綺麗で先行有利なんですよね。まずそれが第一。そして、8頭の抽選を抜けてきた先行の馬が、1番枠を引いたということがもうひとつ。さらに、見事なスタートで、直後に既に1馬身抜けていたのが、その1番枠の馬だったということ。レースはすべて、その1番の馬ゴスホークケンのためにあるような感じでした。半マイル34.7。そのままほとんどペースは落ちず、4角回っても先頭。追ってきたのは直後を走っていたレッツゴーキリシマと、私期待のキャプテントゥーレだけ。しかも坂でどんどん後ろを引き離して、ゴールを抜けたときは後ろを2馬身以上ちぎってました。ものすごい強かったです。ゴスホークケンは買ってたのですが、レッツゴーキリシマは抜けてたしなあ。もう一頭の期待馬ドリームシグナルも頑張りましたが、結果的にもう少し前で競馬する必要がありましたね。



ゴスホークケンは新馬戦1着、東スポ杯4着で、今回が3戦目。来年も無事で、さらに成長した姿を見たいです。今年斎藤誠厩舎はサンツェッペリンもいたし、大活躍でしたね。そうそう、騎手もルメールとか武豊(いつも香港行ってるから、朝日杯に乗るの久しぶりですよね)とか、アンカツとか、馬も人気してた善臣先生とか、後藤とか、トップジョッキーが何人もいたのに、勝ったのが勝浦騎手で、2着幸騎手、3着が川田騎手というのがなんか面白かった朝日杯でした。これからももっとこういう若手に頑張ってもらいたいな。

さて、有馬記念まであと一週となる来週は、阪神カップ。妙に賞金の高いレースで、そのせいか現時点で登録66頭(マイネルとか、コスモとか、一体何頭出す気なんだ)。これじゃなんとも言えませんが、キンシャサノキセキが出てくるなら応援しようと思ってます。

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