給料日前の重賞競走は、的中可能性と払い戻しを天秤にかけて、どの馬を切るかという自分との戦いです(笑)。昨日から聞く予想見る予想「3強で決まるわけがない、もし切るならダイワスカーレット」というのを何度も目に(耳に)していたし、日刊競馬の柏木さんも宮崎さんも両方がベッラレイアを本命にしてたので、やや不安はあったのですが、短い直線の京都内回りなら、彼女は後ろから差されたりしないだろう、逆に切るなら届かないかもしれないベッラレイア、という当初の予想のまま、スカーレット→ウオッカの馬単、スカーレットからミンティエアー(オークスでも買ってた)、ラブカーナ、ハロースピード(人気薄の松岡)、ローブ、レインダンスの馬連を購入しました。
結局勝ったのはダイワスカーレットでした。ダイワスカーレット強かったですねー。というか、今回の秋華賞は心理戦だったなという印象です。実際、勝ちタイムは1分59秒1と、今までの秋華賞と比べてそれほど速くない、逆に遅いと言っても良いタイム。1000m通過も59秒2くらいと、本当に平均的なペースだったのです。でも、ひっかかるのが怖かったのかウオッカは結構後方でしたし、直線の末脚に信頼があったベッラレイアも直線向くまで最後方でした。ダイワスカーレットは後ろのことは全く気にせずに、逃げてもいい、行く馬がいるならついていくという自分の競馬に徹していましたから、勝手に隊列をひっぱってくれて、3コーナー過ぎで勝手に潰れてくれたヒシアスペンを前に見ながら、最初から最後までマイペース。手綱をひっぱったままでヒシアスペンを抜いたら、追い出しを少し我慢して短い直線を一人旅。ウオッカは3F33秒2、ベッラレイアに至っては3F32秒9の脚を使っているのですが、京都の内回りコースで一番前を走っている強い馬に33秒9の脚で走られては、追いつくわけがありません。ウオッカはやはり久々の休み明け、しかも途中蹄球炎などの頓挫もあったので、完全に順調とは言えなかったのでしょう。結局早めに追い出されたレインダンスを競り落とすこともできずに3着でした。
というわけで、他の馬を全く気にする必要のなかったスカーレットの強さとアンカツの好騎乗、そしてレインダンスの好走のおかげで、今週のご飯代が戻ってきた私です。ただ、ウオッカ3着、ベッラレイアも4着と大きく負けてるわけではない(どっちかっていうとベッラレイアは騎乗ミスという印象も)ので、やはり3強は強かったのかな。タイムとか、どの馬が本当は強いとかは抜きにして、これが競馬だよな、と思える一戦でした。
ウオッカはどうせここがメイチじゃなかったでしょうし、次のレースが楽しみ。結局スカーレットには先着できなかったけど、ウオッカは脚質的にも精神的にも、強さよりも器用さを要求されるぬるいペースの牝馬限定中距離戦は向いてないんじゃないかと思うのです。あえて秋華賞ぶっつけだったのも、これを叩いてJCという腹づもりがあったのでは(JCに出て欲しいという私の願望入りまくり)。ピンクカメオもマイルCS狙いなのかなーという気がしてたので(調教も軽い感じで、今日も緩い雰囲気だった)、マイルCSに出るなら再考しようと思ってます。
ウオッカの今後にもよりますけど、64年ぶり牝馬のダービー馬を2度も下したダイワスカーレットは、とりあえず最優秀3歳牝馬は貰えそう?というか、ダービー馬に2度先着したんだから、最優秀3歳馬かしら。
来週は、微妙な評価の3歳牡馬長距離戦、菊花賞です。ダービー馬はいないし、皐月賞馬は距離不安。遅れてきた新星のロックドゥカンブと、復活した朝日杯馬のドリームジャーニーが人気しそうですが、どれもこれもどんぐりの背比べの感じです。それはそれでレースとしては面白そうですが。
2007年10月14日日曜日

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