有馬記念は、ディープインパクトが案の定人気。ただ、菊花賞のときのような異常な人気というわけではなく、ロブロイが7倍くらいで続き、デルタ、ハーツ、タップなどが10倍台になっていました。馬単の裏もそこそこ売れていましたし、特に競馬をやる人であればあるほどディープが負けるという想定の買い方をしているように思えました。
私、3日前くらいに有馬記念の夢を見たんです。デルタブルースが勝って、2着がコスモバルクという夢でした。元々◎デルタで行くつもりだったので、デルタが勝つのは私の夢だからあたりまえとして、2着がコスモバルクというのは妙にリアルで、目覚めても印象に残っていたのです。今回も「夢」に賭けることにしたので、本当に「夢馬券」を買うことに。デルタ=コスモなんて馬連でも390倍です。買わない手はありません。
そのコスモバルクはすんごい頑張りました。4コーナーでタップを抜いたときは、一瞬勝てるか、って思うくらい調子がよさそうでした。が、すこーし足りませんでしたね。結果は4着。デルタブルースは惨敗。前走の調子にはなかったのかもしれません。そして勝ち馬は、今日は何と3番手でレースを進めたハーツクライ!馬(ダービー、宝塚、ジャパンカップ)も鞍上(去年の天皇賞(秋)、ジャパンカップ、そして今年のジャパンカップ)もこれでもか、ってくらいのGIシルバーコレクターで、入場時のアナウンスでも「もう2着は要らない」と言われてしまいましたが、きっちり汚名返上です。そして坂でもがきながらも伸びてきたディープインパクトが2着。古馬初挑戦であのレースが出来れば十分だったんじゃないかな~と思いましたけど。私、彼をファインモーションに重ねてましたから、不発でなんとか5着くらいかなと思ってましたから、最後1/2馬身まで差を詰めたのはすごいと思いました。しかし、今回は追い込み一辺倒のハーツクライを先行させるという奇策に出たルメールの勝利ですね。いや、「奇策」じゃないですね、彼も回顧で言ってましたけど「スタートがよく、良い位置につけたので、馬の機嫌を損ねてまで下げようとは思わなかった」。コスモバルクやダンスインザムードというGIでは足りなかった馬を大レースで2着に持ってきたのも、そういう臨機応変に馬に合わせることのできる彼の腕なのかもしれません。素晴らしいレースでした。しかし去年の有馬記念では前半はレースについていけなかった(一頭ぽつんと最後方だった)ハーツクライがまさか勝っちゃうなんて。本当に強くなりました。狂乱のようだったディープインパクトモードもこれで少し落ち着くでしょうか。例年のような混雑具合に戻ってくれると良いのですが。
![[有馬記念]ハーツクライ@ルメール勝利!](http://www.asahi-net.or.jp/~FG4H-KTGR/photolog/arima2005_1.jpg)
全く関係ないですけど、去年末も来ていたルメールは案外イケメンなんですよ。そのころからお気に入りだったのですが、これで来年も来てくれそうで一安心です。日本でGIを勝ったのは初めてだったので(しかも有馬記念!)、喜び方も派手で、カメラを向けているとこっちを向いて笑ってくれたり手を振ってくれたり、とってもいい人でした。
レース回顧のあと、タップダンスシチーの引退式。タップの引退は寂しいけど、もう9歳になっちゃうもんね。お疲れ様でした。シンボリ=タップの枠連で50倍の配当がついた4年前の有馬記念。実は私の本命はファインモーションで、無敗の有馬記念(しかも牝馬)の登場を待っていたところに、当時伏兵だったタップダンスシチーの絶妙な逃げ(というか、力走)に負けてしまったのでした。それから一流馬の仲間入りをしたこの馬には、愛憎半ばの(まあどの馬もそうなんだけど)思い出があります。ジャパンカップの大逃げは忘れられません。この馬すごいと思ったのは、去年の宝塚記念。あのときは馬券も取れたんでした。種牡馬として活躍できるのかは微妙ですが、リボー系を伝える馬は少ないということで、頑張って欲しいです。
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