2006年10月29日日曜日

[2006年天皇賞・秋]ダイワメジャー戴冠

「降水確率60%、日中は雨のぱらつく天気となるでしょう」という天気予報はどこへやら、なんと快晴になってしまった東京競馬場。天気図見ながら、運が良ければ低気圧が南側を通ってくれて、たいした雨にはならないかもという読みはありましたが、かんかん照りになるとは思って無くて、思いっきり日焼けしました。ええ。競馬にくるとこういうこと多いのですが、今回は馬主さんに誰か強烈な晴れ男か晴れ女がいたのかもしれないですね。

空気も乾燥してましたし、日射も強かったので、天皇賞は文句なしの良馬場。今日は放馬が3回もあったり(しかも1回は天皇賞の馬場入場でだった)、入線直後に比較的人気のあった馬が馬場で倒れたり、馬場入場時の落馬負傷のためにジョッキーの乗り替わりがあったりと、レースはそれほど荒れないのに、妙にドラマの多い一日でした。私はダイワメジャーを応援するのが主目的だったので、馬券はあまり買わず。結構混んでましたし。

ディープが天皇賞を回避したのに競馬場が混んでいた原因のひとつは、4億9000万円で落札され、非常に評判になっていたザサンデーフサイチと、シンボリクリスエスの弟ということでこれまた注目のピサノデイラニがそろって芝の新馬戦に出てきたこと。






(写真手前右がピサノデイラニ、左手奥がザサンデーフサイチ)

ところが!この2頭、いずれも2着までに入らず。ザサンデーフサイチはパドック時から入れ込んでましたし、馬場入場のときなんて目をむいてましたから、こりゃ厳しいかなあ(それでも能力で押し切るかな)とは思いましたが、3着。ピサノデイラニは直線失速で案外でした。まあ藤沢厩舎の新馬戦だし、シンボリクリスエスも勝ち上がりが遅くて、皐月賞に出られませんでしたからね。2頭とも馬体は立派でしたので、これからかも。ただフサイチは落札額が額なので、これからも「5億円の駄馬」の汚名がいつ着せられるか分からない怖さというか、焦りはありますよね。実際調教も走ってるようでしたし、ここで勝てないのかーという空気はありました。

あと、私の中ではお騒がせ種牡馬のウォーエンブレム産駒(クランエンブレム)が3Rのダート新馬戦に出走したことも事件でしたが(笑)。

そんなこんなで15時40分。「悠仁親王御生誕慶祝」という角書きがつきながら、1番人気は牝馬(スイープトウショウ)、馬連の1番人気も2頭しか出走していない牝馬2頭(スイープーダンス)という、非常に皮肉なオッズとなった天皇賞(秋)。スタートです。

思った通り、インティライミがダービーと同じ乗り方をしてきました。1000m58.8秒のペースを作り出します。直線に賭ける馬が多く、また1番人気が正にそういうタイプでしたから、向こう正面では縦にながーい展開になりました。ただ、これを乗り切れるほどインティライミは力をつけていたわけではなかったらしく、直線手前でもういっぱい。代わりに先頭に躍り出たのがハイペースの中2番手を強気に追走していたダイワメジャー。







これはもうさすがに後ろからは差されないだろうと、私は勝ちを確信し、あとは2着が何になるかでしたが・・・スウィフトカレントでしたよ〜(T_T)。悩んだあげく、夏使い詰めで来てるGII好走レベルの馬が、ダイワメジャーが勝つような淀みの無い流れで連に絡むだろうかと弱気になって、切っちゃったんですよね。。。典の2ゲット能力をまたしても見くびった(中央のGIで2着34回だそうです。すごすぎ)私が悪かった。というか、ダイワメジャーの単勝を買わなかったことを猛省。

スイープトウショウとダンスインザムードは仲良く5着6着。さすがにこのペースは牝馬が台頭できるペースではなかったようです。とはいえ、中距離でこのレースが出来るのですからやっぱり強いよな〜2頭とも。

なにはともあれ、ダイワメジャーが勝ったのはとても嬉しいです。1着から20馬身近く離された最下位に敗れた2003年の天皇賞から2年。未だにパドックでは3人引き(今日は保険、という感じでしたが)だったり、優勝セレモニーの間じっと回っていられなくて暴れたりと、まだまだ子供というか困ったちゃんの部分があるのですが、それでも本当に強くなったなあと思います。この馬、連勝するのも初めてだし、最下位に負けたことのある馬が同じレースをその後勝つなんて滅多に無いのでは?まずはとにかくおめでとうの一言です。これなら既に登録もしている香港へ行っても大丈夫かも?まずは勝ってないマイルCS出走でしょうか。JCは距離長いですもんね・・・。それでも馬券を買っちゃうけど。あ、この馬皐月賞勝つ前にダートで1勝が・・・JCダートって手も?(さすがに無いか)

来週はGIはお休みで、東京では2500mのハンデ戦、アルゼンチン共和国杯です。順当に行けばトウショウナイトだと思うのですが、何しろハンデ戦で、しかも超微妙(今日は比較的高レベルで難解でしたが、来週は低レベルで難解)。結構出馬投票が被ってる馬も多いみたいですし、ハンデ内容や出走頭数によっては見するレースかなあ。

2006年10月26日木曜日

[枠順]天皇賞(秋) (GI)

第134回 天皇賞(秋)(GI)
2006年10月29日(日) 東京11R
サラ系3歳以上 オープン (国際)牡・牝(指定) 定量

1枠 1番アサクサデンエン  牡7 58 藤田伸二
   2番カンパニー     牡5 58 福永祐一
2枠 3番サクラメガワンダー 牝3 56 内田博幸
   4番ダンスインザムード 牝5 56 北村宏司
3枠 5番ローエングリン   牡7 58 柴田善臣
   6番トリリオンカット  牡6 58 和田竜二
4枠 7番スイープトウショウ 牝5 56 池添謙一
   8番コスモバルク    牡5 58 五十嵐冬樹
5枠 9番インティライミ   牡4 58 佐藤哲三
  10番スウィフトカレント 牡5 58 横山典弘
6枠11番ファストタテヤマ  牡7 58 武幸四郎
  12番ハットトリック   牡5 58 岩田康誠
7枠13番オースミグラスワン 牡4 58 四位洋文
  14番ダイワメジャー   牡5 58 安藤勝己
8枠15番アドマイヤムーン  牡3 56 武豊
  16番グレイトジャーニー 牡5 58 蛯名正義
  17番ローゼンクロイツ  牡4 58 小牧太

バランスオブゲームが左前浅屈腱不全断裂で競走能力喪失。残念なニュースが入ってきました。このまま来年もGIIを獲りまくって、最強のGIIホースとして頑張って欲しかったし、今年の天皇賞はチャンスだったかもしれないんですけどね。私が初めて重賞競走を競馬場に見に行ったレースで勝った馬なので、本当に残念です。

気を取り直して、天皇賞。ダイワメジャーが欲しかった外枠を引きました。ここなら外から被されることもないだろうし、逆に外過ぎでもなく良いと思います。期待の◎。そこからバランスオブゲームの分も頑張って欲しい7歳馬、大好きな5歳馬に流そうと思います。一線級が出てくるレースでは3歳馬がいまいちなので、人気しそうなアドマイヤムーンはここでは軽視。あとはオッズによるかな。なんかダイワメジャーがどこでも無視されてるので(サラブネットなんて、「美浦の有力馬」にバランスが入ってるのに、メジャーが入ってなかった)、案外穴になりそうな予感がするのですが、それは私の勘違い?これといった逃げ馬が不在ですが、私は哲三騎手に戻ったインティライミに期待。前走スローペースで泣いたこともありますし、逃げて強いのはダービーでもわかっているはず。体調さえよければ、タップのような強い逃げが見られるかもしれません。あとは中間かなり雨が降っているので、馬場状態がどうかですね。今週からBコース。ものすごく荒れていた内の部分が無くなることでどうなるのか。土曜日のレースで確認しないと。

2006年10月22日日曜日

[2006年菊花賞]3冠ならず

ものすごいレースでした。今日は京都は速いタイムが出やすい馬場だったそうですが、アドマイヤメインの作ったペースは、2000m戦のようなペース。それを後続もそれほど離さずに追いかけてましたから、先頭近くにいたメイショウサムソンは、追い出したときにはもうさすがにスタミナ残って無くて・・・て感じでしたね。

勝ったのは外をドリームパスポートと伸びてきたソングオブウインド。2着のドリームパスポートと含めて流した先には入れてたけど、その2頭で決まっちゃうとは。2番人気3番人気が2着3着でしたから、そこまでは想定内でしたが、1着が8番人気。馬単、三連単は大荒れでした。しかもレースレコード、コースレコードを更新する3:02:7。そして横山騎手は菊花賞またしても(4年連続)2着。こっちも「誰も抜かせない」記録として記憶に残るかも?サムソンは残念だったなー。どっちかっていうと皐月賞やダービーのときのような、柔らかい馬場のほうが合ってるのかも。逆に凱旋門賞とかで面白いのは、サムソンのほうかもしれないですね。JCか有馬記念か、どっちか(どっちも?)出るかな。オペラハウス産駒は晩成が多いので、まだまだこれからの活躍を期待してます。

鞍上の武幸四郎騎手はウインクリューガー以来のGI制覇ですね。相変わらず穴馬を持ってくる人です。先々週ファストタテヤマで稼がせて貰ったので、来週もがんばれ〜。

昨日は東京競馬場で競馬観戦。富士ステークスに私のお気に入りの一頭であるエアシェイディが出ていたので、その応援です。骨折休養が長かったのもありますし、中山や地方競馬場での出走が多かったので、生で見るのは2003年のホープフルS以来。大分大人になった感じ。






スタートがあまり良くなかったせいもあって、大外を回すことになってしまいましたが、直線最後尾からものすごい勢いで伸びてきました。よし差せる!と思ったところで脚色が前の馬と同じになってしまってそこがゴール。うぉー相変わらず勝ちきれない・・・。勝ったのはこれまた大穴キネティクスでした。





さて来週はいよいよ秋古馬王道GIの第1弾、天皇賞(秋)です。ディープインパクトが出走するかどうかは水曜日まで分からないそうですが(なんて迷惑な)ディープインパクトは回避決定だそうです。(本当に迷惑。マルカシェンクに謝れ)。2000mは長いかもしれないけど、皐月賞馬の意地にかけて、やっぱり私はダイワメジャー(笑)。他にもダンス、スイープ、コスモバルク、ハットトリックなど5歳馬はオールスターで挑みますし、7歳馬も豪華。楽しみです。

2006年10月19日木曜日

[枠順]菊花賞(GI)

第67回菊花賞(GI)
10月22日(日)京都11R
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 馬齢 芝3000m (外回り)

1枠 1番 トーホウアラン   牡3 57 藤田伸二
1枠 2番 ミストラルクルーズ 牡3 57 池添謙一
2枠 3番 シルククルセイダー 牡3 57 秋山真一郎
2枠 4番 タガノマーシャル  牡3 57 和田竜二
3枠 5番 アドマイヤメイン  牡3 57 武豊
3枠 6番 ネヴァブション   牡3 57 石橋脩
4枠 7番 マルカシェンク   牡3 57 福永祐一
4枠 8番 マンノレーシング  牡3 57 小牧太
5枠 9番 インテレット    牡3 57 藤岡佑介
5枠10番 フサイチジャンク  牡3 57 岩田康誠
6枠11番 トーセンシャナオー 牡3 57 L.イネス
6枠12番 メイショウサムソン 牡3 57 石橋守
7枠13番 ドリームパスポート 牡3 57 横山典弘
7枠14番 アペリティフ    牡3 57 安藤勝己
7枠15番 アクシオン     牡3 57 田中勝春
8枠16番 トウショウシロッコ 牡3 57 吉田豊
8枠17番 パッシングマーク  牡3 57 四位洋文
8枠18番 ソングオブウインド 牡3 57 武幸四郎

◎メイショウサムソンはいままで皐月賞、ダービーともに変えてないので、今更変えないです。血統的に距離伸びて尚良し、のタイプなので、ディープインパクトとは正反対の叩き上げ三冠馬目指して、ひた走って欲しいです。

ただ相手は難しいなあ。古馬の3000mを超えるレースって、GIIIでもGIでも同じメンツが走るってくらい「長距離スペシャリストのレース」になるのに、菊花賞はレースの性格からスプリンターとかダート馬がそういう「スペシャリスト」と一緒に走ったりしますからね。この前たまたま02年の伝説の菊花賞(ノーリーズンが落馬、ヒシミラクルが勝って大波乱)のレース映像を見たんですけど、のちのダート王であるアドマイヤドンとか、高松宮記念を制するアドマイヤマックスとか、主にマイル〜2000mで活躍しているバランスオブゲームやローエングリンとかが一緒に走ってるんですよ。今考えたら、どう見てもヒシミラクル、ファストタテヤマでFA。みたいな。案外ここで出てくるのは距離適性なのかな〜という気もしている私です。

私はダービーの時も菊花賞なら面白そうと先物買いしたトーホウアランが気になります。ダンスインザダーク産駒はこのレースと相性良いですし。骨折休養明けは大きなマイナスですが、かなり乗り込んでるようでもありますし、京都新聞杯のとき粘り強かったんですよね。ドリームパスポートは血統を超えて、3000mを克服できるか。あとはマルカシェンク、アクシオン。そして去年ディーエスハリアーで菊花賞デビューした石橋脩君は、今年もネヴァブションで出られるようですので、それも流しておこう。石橋ー石橋ってのも面白いし(笑)。ところで、なんでこんなにエルコンドルパサー産駒がたくさんでているの?

2006年10月15日日曜日

[2006年秋華賞]オークスの再現

予想どおり勢力図は全く変わらず、春に強かった馬が強い競馬をしました。1000m58秒台が出たときは、アサヒライジングのいる辺りが一番良い位置、と思いましたし、4角向いたときは、これはもしかしたら善臣騎手、今年2つめのGI奪取か?!と思ったのですが、カワカミプリンセスは本当に強かった。結局オークス1着2着3着が、1着3着2着という結果。レースも、前に無茶無茶飛ばすペースメーカーがいて、その7,8馬身後方をアサヒライジング、さらにその直後の馬群にカワカミプリンセスという位置取りまで同じ。ライジングは結局負けちゃったし、1着カワカミじゃちょっとプラスにしかならなかったけど、良いレースが見られて満足です。もう少し成長すればもっとペースを上げられるかも。<ライジング。アメリカでは大外をまくる競馬もしているので、来年以降の成長に期待してます。あの藤沢厩舎のお弟子さんでもある古賀厩舎の馬なので、天皇賞に登録してくるかと思ったけど、さすがにそこまでではないと思ったか。桜花賞を勝ったダンスと違って、賞金も足りないかな。逆にカワカミプリンセスが天皇賞出ても良いかと思うのですが・・・。こちらも登録なし。思ったほど天皇賞が「空き巣」レースじゃなくなったので、まあ仕方ないですが、3歳が牡馬牝馬含めて1頭も登録が無い(アドマイヤムーンがいた・・・忘れてた)のは寂しいなあ。

このレースが休み明けの2頭で決まるのって、実は久しぶりじゃないですか?(調べたら、そもそもここ4年の1,2着はいずれもローズSを使っていた。休み明けで勝ったのは、カワカミと同厩舎のテイエムオーシャン以来。そのときも2着のローズバドはローズSを使っていた)1,2着は良い勝負でしたが、3着のフサイチパンドラは1馬身以上離され、しかもハイペースで前にいた馬に届きませんでしたから、この時点でこの世代の牝馬はカワカミ、アサヒが少し抜けたかな(でもカワカミ>アサヒは今のところ変わらないかな)という印象です。

さて来週はサムソンの3冠がかかった菊花賞。ディープのときにあれだけ騒いでおいて、今回は無視ではさすがに悪いと思ったか、来週はサムソンポスター付き特別レーシングプログラムになるようです。ああ、そう言えば、先週競馬場で新ターフビジョン設置記念のオッズカードを貰ったのですが、それもメイショウサムソンのでした(ラッキー)。ライバルのドリームパスポートには、菊花賞3年連続2着の横山典が乗るらしいので(笑)、私は順当にサムソンが勝てると思ってるのですが、無事2年連続三冠馬誕生となり、JCか、有馬記念かでミスターシービーVSシンボリルドルフ以来となる夢の三冠馬対決(そこで「カツラギエース」が満を持して登場?)が見られるのをとっても楽しみにしています。

2006年10月14日土曜日

[枠順]秋華賞(GI)

第11回秋華賞(GI)
2006年10月15日(日) 京都11R
サラ系3歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢 芝2000m(内回り)

(1)1キストゥヘヴン   55 安 藤
(1)2ソリッドプラチナム 55 小 牧
(2)3タッチザピーク   55 池 添
(2)4シェルズレイ    55 岩 田
(3)5フサイチパンドラ  55 福 永
(3)6ブルーメンブラット 55 川 島
(4)7シークレットコード 55 横山典
(4)8ホウショウルビー  55 藤 岡
(5)9アドマイヤキッス  55 武 豊
(5)10ヤマトマリオン   55  幸 
(6)11キープユアスマイル 55 田中勝
(6)12カワカミプリンセス 55 本 田
(7)13サンドリオン    55 秋 山
(7)14ブロンコーネ    55 和 田
(7)15ニシノフジムスメ  55 藤 田
(8)16アサヒライジング  55 柴田善
(8)17トシザサンサン   55 熊 沢
(8)18コイウタ      55 吉田隼

先週の雰囲気だと、外差しが決まりそうな京都競馬場。ただ、今週は雨は降っておらず、お天気もよく、かつ土日も晴れ模様。

今年の3歳牝馬は、あまり勢力図に変更が無い感じなんですよね。強いて言えば、3歳の夏に古馬とやりあって最後方からごぼう抜きしたソリッドプラチナム。体が小さいのに55キロ(初斤量)を背負うが気になりますが、前走も休み明けの前のこり競馬(しかも中京)で最後方から追い込んできましたからね。不安はGIになるとからっきしダメな鞍上。

ただ、春のクラシック戦線を使ってきた馬は、それほど弱くない。私はずーっとアサヒライジングを応援してきましたから、彼女から行くことにしよう・・・。こっちもGIでは不安な鞍上だけど。

2006年10月8日日曜日

最強5歳世代

すばらしい秋晴れの日曜日。久々に東京競馬場にお出かけです。今日のメインレースは東西ともに秋のGI戦線を占う重要なGIIレース。東京は毎日王冠、京都は京都大賞典が行われました。

東京競馬場はどんどん変わってます。夏の間に工事が大分進み、正門が立派になってるわ、とうとう3つめのスタンドが姿を表してるわ、そして馬場の中央には世界最大、約28馬身分の幅という巨大ターフビジョンも登場。確かに・・・・でっかい。今年の日本ダービー映像を使って、JRAイメージCMを流してたのですが、その広い視界に感動。しかし、レースのときもその3つのスクリーンをすべて使って表示するのかと思いきや、左の1個だけ今までと同じ映像で、あとの2個でワイドに表示してました。でも今まで見えてなかった後方の攻防までハッキリ見えて面白い。特別レースの時間帯は京都のパドックと東京のパドックを同時に表示したり、オッズとパドック、払い戻しとパドックなどとにかくフル稼働していて、かなり便利です。

turfvision.jpg


↑わかりづらいですが、右手手前に見えているテレビのようなもの。

そして毎日王冠は・・・ダイワメジャーが勝ちました!直線でダンスに抜かされたとき、あーまた坂の途中で止まってしまうか、と思いきや、その後差し返しました。最後の直線は、ものすごい声援。ダンスから買っていたらしい隣のお兄さん(知らない人)と、ダイワメジャーから買っていた私も、「差せぇ!」「そのままぁ!」「アンカツー!」「キタムラー!」とデッドヒートを繰り広げていました(笑)。メジャーはパドックでも逆に心配してしまうほど落ち着いてたし、後ろの馬が並んできても、鞍上のゴーサインを待てるくらい成長してました(後での新聞報道によると、待ってたというより、鞍上のゴーサインにも反応せず、ダンスに並ばれて闘争心に火がついたらしい)。外枠だったのもよかったのかもしれません。今日は春より6キロ減って、520キロ台での出走でしたが、春はちょっと太かったのかも。一方2着のダンスインザムードは前々走の安田記念から+22キロ(前走は海外出走なので、比較出来ない)、明らかにここは叩きという感じでした。それでもあわや勝つかというレースだったので、メイチで仕上げて来るであろう天皇賞では怖いですね。いずれにせよ、ハイペースで先行していた馬が止まらないんじゃ、後ろから追い込む馬が届くわけがありません。3番手は団子状に入ってきましたが、1馬身以上差をつけられていましたから、前の2頭が強かったのでしょう。パドックではハットトリックがとてもよく見えたんですが、レースのほうは・・・やっぱり1800mは長いかな。でも復活も近い気がしました。






西のメインは、骨折で無念の戦線離脱をしていたスイープトウショウが快勝!相手関係から馬券に絡んでもおかしくはないと思ってましたが、勝っちゃうとは。とはいえ、あのディープインパクトを破ったハーツクライに、宝塚記念で勝っている牝馬ですからね。彼女もやや余裕残しの参戦でしたから、天皇賞が楽しみ。復活戦で2400mを使ったということは、ジャパンカップや有馬記念も想定しているのでしょうか?そして2着にはフラフラとヨレながらファストタテヤマが追い込んできました。\(^O^)/相変わらず京都は走るけど、いつ好走するかわからない困った馬です。

天皇賞は空き巣レースだと思ってたのですが、スイープの復活、ダイワメジャー左回り克服(天皇賞に出るかは不明、天皇賞出走濃厚!)、コスモバルク出走確定などで面白くなってきました。ハーツクライ、ディープインパクトへの挑戦権を得るため、同世代の牡馬・牝馬が挑戦という構図でしょうか。

challenge.jpg





それに今日1番人気だったアサクサデンエン、なんだかんだと追い込んできたテレグノシス、そして脚質を変えて往年の輝きを取り戻しつつあるローエングリン、京都で2着に追い込んだファストタテヤマ、さらに既に天皇賞への切符を手に入れているバランスオブゲームら7歳馬も負けてません。なんだかわくわくしてきました。

(10/9追記)
なんとディープインパクトが天皇賞(秋)出走も視野に入れて、東京競馬場で着地検疫を受けるそうです。えええー出なくて良いよ・・・。混むじゃん<競馬場。

2006年10月6日金曜日

[枠順]毎日王冠(GII)

第57回 毎日王冠 (GII)
10月8日(日) 東京11R 芝1800m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 別定

1枠 1番 サイドワインダー  57.0 長谷川浩大
1枠 2番 ダイワバンディット 57.0 小野 次郎
2枠 3番 メジロマントル   57.0 吉田  豊
2枠 4番 カンパニー     58.0 福永 祐一
3枠 5番 オースミグラスワン 57.0 四位 洋文
3枠 6番 クラフトワーク   57.0 横山 典弘
4枠 7番 アサクサデンエン  58.0 藤田 伸二
4枠 8番 ロジック      57.0 武   豊
5枠 9番 グレイトジャーニー 57.0 蝦名 正義
5枠10番 ダンスインザムード 56.0 北村 宏司
6枠11番 ハットトリック   59.0 岩田 康成
6枠12番 マルカシェンク   55.0 柴田 義臣
7枠13番 ローエングリン   57.0 田中 勝春
7枠14番 サクラメガワンダー 55.0 後藤 浩輝
8枠15番 テレグノシス    58.0 大野 拓弥
8枠16番 ダイワメジャー   58.0 安藤 勝己

今年の毎日王冠は、本当に豪華メンバー。多くが年末の香港国際競走に登録しており、ここから天皇賞、マイルチャンピオンシップ、そして香港へ、秋の中距離GI路線が始まります。

東京の1800mが微妙なのは、カーブが少なく、しかも向こう正面と最後の直線と、長い直線が2回もあること。特にこの毎日王冠は明らかにマイルCSを目指すマイラーと、天皇賞の前哨戦と考える中長距離派と、両方が入り交じり、かつ休み明けの実績馬が多いこと。そして、何故か台風や秋雨前線の影響で、開幕週の割に馬場があまり良くないこと。

そして・・・この難しいメンツ。

オッズを見ないとなんとも言えませんが、本当にどこから入ろうか迷います。迷ったときは、好きな馬というわけで、性懲りもなくダイワメジャー本命の私です(もうこれは呪いのようなものなので)。春のGIのときにはアンカツが「外枠が良い」と言ってましたし、実績の全く無い東京ですが、初の大外枠です。あとは、今年の3歳は勢いがあるので、実績のあるロジック。ただ初めての古馬一線級相手で、ほとんど斤量に差が無いのがちょっと疑問。逆に55キロで出走できるサクラメガワンダーとかのほうが面白いかしら。春もロジックほど無理してないし。テレグノシスも毎日王冠では絶対に切れないのですが、鞍上が大野くん、というのはどういうことなのか悩みます。もちろんダンスは絶対に買うし(調教も良さそうだったし)、このところ脚質転換で成績安定のローエングリンも怖い。そして東京の鬼、アサクサデンエンも。ハットトリックの復活劇があってもおかしくありませんが、ただ、デンエンもハットリくんも、どちらかというと追い込み。開幕週(しかも洋芝長いぞ)、あまりよくなさそうな馬場、そして逃げ馬不在。ペースが異様に遅くなりそうな感じがするんですよね。。。

京都大賞典のほうも面白そう。こっちもどこから入るか迷う・・・。心情的にはトウショウナイト。スイープトウショウは故障明けですし、もともと休み明けはダメな馬、2400mも適距離とは言い難いですし、ここで負けて天皇賞で人気を落とす、というシナリオを妄想してます。あとは天皇賞3着のストラタジェム、京都と言えばファストタテヤマ。インティライミが調子を上げてそう。こっちは遊びで、かな。

JRAのホームページがリニューアルされて、やや見やすくなりました。今回のリニューアルの目玉は、なんと言っても情報量が増えたこと。馬柱表が4走前(JRAでの出走のみ)まで表示されたり、騎手の成績や今週の騎乗馬などが一覧できたり。私、結構タイムを見るので、あとは「この馬の東京1800mの最高タイム」とか出ると良いなあ。そこまで出したいなら、JRA-VANを使えってことか・・・。あと東京競馬場に出来た巨大なスクリーンを見るのも楽しみです。

2006年10月2日月曜日

スプリンターズS&凱旋門賞

外国馬、やっぱり強いですね〜。スプリンターズSでは、セントウルステークスから日本でレースをしていたテイクオーバーターゲットが圧勝。去年もサイレントウィットネス強いなーと思いましたが、推進力が違う感じ。ただ、私にとって嬉しかったのは、メイショウボーラーが2着に粘ったこと。右回りの短距離なら、やっぱり強かったんだと改めて思いました。マイルくらいまでならどうにかなりそうなので、次が楽しみですね。そして3着のタガノバスティーユ(16頭中16番人気)はびっくりでした。今年の3歳馬案外強い?

で、凱旋門賞ですが。やっぱり簡単に勝てるレースではありませんでした。極端なスローで、ディープインパクトは珍しく前目の競馬をしていましたが、直線で先頭に立っても、後ろとの差が広がることなく、初めて後ろから差されました。1着の馬は3.5キロも斤量が軽い3歳馬のレイルリンクだから仕方ないとして、牝馬のプライドにまで差されたのは残念だなー(なんかこの前のクイーンエリザベスのときも同じようなこと書いたな、私。)その後ろは大分離されてしまっていましたし、当初ライバルと目されていたシロッコやハリケーンランを大きく引き離しただけ、ディープはすごかったですが、久々のレースというより、やはりあの小さい馬体に59.5キロはやや響いたでしょうか。リラックスしてるという話でしたが、何度もしっぽをあげて、糞をしようとしながら、やっぱりしっぽを下ろしてしまった辺り、ちょっと神経質になってるかな〜という印象だったので、ディープも「いつもと違う」と思っていたのかもしれません。

ただ、ここで勝ってしまったら、今年こそ年末の中山競馬場が壊れるくらいの人出になっちゃったでしょうから、3着くらいで良いのかも。というか、下手したら惨敗もあり得たと思うので、見せ場ありの3着っていうのは十分善戦だったと思います。ディープがダメだったら、一体どの馬なら勝てるんだと思ってましたが、私が生きているうちに、もう一度凱旋門賞で勝ち負けできそうな馬が出てくるといいなあ(こればっかりは馬場適性もあるので、日本で強ければ・・・という訳でもないのが難しいのですが)。残念でしたが、今度は日本でまだ獲ってない有馬記念をハーツやサムソン、他の馬たちと争って欲しいです。

さあ、気持ちを入れ替えて。来週からは東京競馬場+怒濤のGI戦線の開始です。最初の週はGIではなくGIIですが、今年の毎日王冠は面白そうですねー。3歳馬も菊花賞は距離が長いから天皇賞、またはマイルCSを目指していると思われる強豪が出ていますし、迎え撃つのもダイワメジャー、ダンスインザムード、テレグノシス、ハットトリックなど、GI馬勢揃い。十分GIレベルのレースが楽しめそうです。