空気も乾燥してましたし、日射も強かったので、天皇賞は文句なしの良馬場。今日は放馬が3回もあったり(しかも1回は天皇賞の馬場入場でだった)、入線直後に比較的人気のあった馬が馬場で倒れたり、馬場入場時の落馬負傷のためにジョッキーの乗り替わりがあったりと、レースはそれほど荒れないのに、妙にドラマの多い一日でした。私はダイワメジャーを応援するのが主目的だったので、馬券はあまり買わず。結構混んでましたし。
ディープが天皇賞を回避したのに競馬場が混んでいた原因のひとつは、4億9000万円で落札され、非常に評判になっていたザサンデーフサイチと、シンボリクリスエスの弟ということでこれまた注目のピサノデイラニがそろって芝の新馬戦に出てきたこと。

(写真手前右がピサノデイラニ、左手奥がザサンデーフサイチ)
ところが!この2頭、いずれも2着までに入らず。ザサンデーフサイチはパドック時から入れ込んでましたし、馬場入場のときなんて目をむいてましたから、こりゃ厳しいかなあ(それでも能力で押し切るかな)とは思いましたが、3着。ピサノデイラニは直線失速で案外でした。まあ藤沢厩舎の新馬戦だし、シンボリクリスエスも勝ち上がりが遅くて、皐月賞に出られませんでしたからね。2頭とも馬体は立派でしたので、これからかも。ただフサイチは落札額が額なので、これからも「5億円の駄馬」の汚名がいつ着せられるか分からない怖さというか、焦りはありますよね。実際調教も走ってるようでしたし、ここで勝てないのかーという空気はありました。
あと、私の中ではお騒がせ種牡馬のウォーエンブレム産駒(クランエンブレム)が3Rのダート新馬戦に出走したことも事件でしたが(笑)。
そんなこんなで15時40分。「悠仁親王御生誕慶祝」という角書きがつきながら、1番人気は牝馬(スイープトウショウ)、馬連の1番人気も2頭しか出走していない牝馬2頭(スイープーダンス)という、非常に皮肉なオッズとなった天皇賞(秋)。スタートです。
思った通り、インティライミがダービーと同じ乗り方をしてきました。1000m58.8秒のペースを作り出します。直線に賭ける馬が多く、また1番人気が正にそういうタイプでしたから、向こう正面では縦にながーい展開になりました。ただ、これを乗り切れるほどインティライミは力をつけていたわけではなかったらしく、直線手前でもういっぱい。代わりに先頭に躍り出たのがハイペースの中2番手を強気に追走していたダイワメジャー。

これはもうさすがに後ろからは差されないだろうと、私は勝ちを確信し、あとは2着が何になるかでしたが・・・スウィフトカレントでしたよ〜(T_T)。悩んだあげく、夏使い詰めで来てるGII好走レベルの馬が、ダイワメジャーが勝つような淀みの無い流れで連に絡むだろうかと弱気になって、切っちゃったんですよね。。。典の2ゲット能力をまたしても見くびった(中央のGIで2着34回だそうです。すごすぎ)私が悪かった。というか、ダイワメジャーの単勝を買わなかったことを猛省。
スイープトウショウとダンスインザムードは仲良く5着6着。さすがにこのペースは牝馬が台頭できるペースではなかったようです。とはいえ、中距離でこのレースが出来るのですからやっぱり強いよな〜2頭とも。
なにはともあれ、ダイワメジャーが勝ったのはとても嬉しいです。1着から20馬身近く離された最下位に敗れた2003年の天皇賞から2年。未だにパドックでは3人引き(今日は保険、という感じでしたが)だったり、優勝セレモニーの間じっと回っていられなくて暴れたりと、まだまだ子供というか困ったちゃんの部分があるのですが、それでも本当に強くなったなあと思います。この馬、連勝するのも初めてだし、最下位に負けたことのある馬が同じレースをその後勝つなんて滅多に無いのでは?まずはとにかくおめでとうの一言です。これなら既に登録もしている香港へ行っても大丈夫かも?まずは勝ってないマイルCS出走でしょうか。JCは距離長いですもんね・・・。それでも馬券を買っちゃうけど。あ、この馬皐月賞勝つ前にダートで1勝が・・・JCダートって手も?(さすがに無いか)
来週はGIはお休みで、東京では2500mのハンデ戦、アルゼンチン共和国杯です。順当に行けばトウショウナイトだと思うのですが、何しろハンデ戦で、しかも超微妙(今日は比較的高レベルで難解でしたが、来週は低レベルで難解)。結構出馬投票が被ってる馬も多いみたいですし、ハンデ内容や出走頭数によっては見するレースかなあ。