2007年11月25日日曜日

[2007年ジャパンカップウィーク]熱発回避

回避したのは私です(笑)。東京最終日0Rに参戦もできずにとても残念。まさか風邪引くとは思ってませんでした。

キャピタルSはエアシェイディを応援してたのですが、2着まで。1着に抜けたのがキンシャサノキセキでした。もちろん買ってたのですが、思いっきりガミりました。



ただキンシャサノキセキにはNHKマイル時にとても期待してたので、ここにきて漸く本格化してきたかなーと、別の意味とても嬉しいです。エアシェイディは往年のキレが無くなっちゃったかなあ。実はキャピタルSって出世レースなんですよね。ローエングリンや、後に高松宮記念を勝つオレハマッテルゼを排出してるレース。しかもキンシャサノキセキは南半球産の現4歳ですから、まだ伸びしろがありそう。来年はキンシャサノキセキを応援しよう。あと500万下の1400mダートに出ていたナンヨーヒルトップ強かったです。次回芝戻りとかで人気が無くなったら考えよう。

JCダートは昨日も書きましたが人気のヴァーミリアンがものすごく強いレースをしました。来年こそドバイWCが楽しみかも。もともと芝も走れる馬ですし、日本の名牝血統が世界最高賞金レースを沸かせてくれるのを楽しみにしています。

JCは思った以上に道中スローの平均ペースでしたねえ。チョウサンが逃げるというのも想定外でしたが、人気薄のノリが逃げてるということで、仕掛けどころも難しかったのかもしれません。ただ最終的に来たのは強いと思われてた馬ばかりだったので、あれはあれで力を出し切れたレースだったのでしょう。アドマイヤムーンは完璧なレースでしたよね。天皇賞でサムソンにやられたことを岩田騎手はちゃんと覚えていて、今の東京は内が荒れてるように見えるけれども、実は伸びるというのを実践しようと思ってたのかもしれません。岩田騎手は何故か東京の大きなレースは全然ダメという印象があったのですが、ようやく慣れてきたのでしょうか。サムソンはサムソンらしいレースでした。あのスローペースでキレる脚が無いのにあの位置取りはどう考えても騎乗ミスでしたよねぇ。もっと早めに仕掛けるかと思ったのですが、直線向くまで何もできませんでしたし。

それよりもウオッカ。道中最後方で、一旦はサムソンを差すかってところまで来ましたからねえ。ただ最後はサムソンに離されたし、現時点では古馬に混じって東京2400mを勝つほどは強くないってことかなあ。有馬だと直線も足りないし、直線の急坂は彼女の切れる脚を削ぎそうなので、微妙かなぁと思うのですが、来年まで無事でもっと強くなって欲しいです。ポップロックは去年も有馬記念好走してますし、ミスター有馬記念が乗りますから、今度こそ怖いかも?

私の期待したヴィクトリーはドベでした(爆)。今年の3歳牡馬は本当にダメだなあ。あとは有馬記念でアサクサキングスがどれくらい頑張れるかかしらん。ドリームパスポートもやはり8ヶ月の骨折休養開けで期待するほうが間違ってましたか。私の中ではあまり条件的に向いていないこのレースでデルタブルースが掲示板に乗ったのは収穫でした。今年も有馬で買っちゃうかも。

ぜーんぜんかすりもしないジャパンカップウィークでしたが、今年の東京はホントに堅いレースばかりでしたね。中山のレースに期待したいです。

2007年11月24日土曜日

[枠順]ジャパンカップ(GI)

第27回ジャパンカップ (GI)
2007年11月25日 (日)  東京10R 芝2400m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量


1枠 1番 エリモハリアー     騸7 57 武 幸四郎
1枠 2番 ポップロック      牡6 57 ペリエ
2枠 3番 コスモバルク      牡6 57 松岡 正海
2枠 4番 アドマイヤムーン    牡4 57 岩田 康成
3枠 5番 チョウサン       牡5 57 横山 典弘
3枠 6番 ヴィクトリー      牡3 55 ルメール
4枠 7番 ペイパルブル      牡4 57 ムーア
4枠 8番 アルティストロワイヤル 牡6 57 タラモ
5枠 9番 インティライミ     牡5 57 佐藤 哲三
5枠10番 メイショウサムソン   牡4 57 武   豊
6枠11番 ウオッカ        牝3 53 四位 洋文
6枠12番 フサイチパンドラ    牝4 55 藤田 伸二
7枠13番 ヒラボクロイヤル    牡3 55 後藤 浩輝
7枠14番 ドリームパスポート   牡4 57 安藤 勝己
7枠15番 ローゼンクロイツ    牡5 57 藤岡 佑介
8枠16番 サデックス       牡4 57 ムンド
8枠17番 ハリカナサス      牡3 55 ホランド
8枠18番 デルタブルース     牡6 57 川田 将雅

今日のダートはかすりもしませんでした(笑)。ヴァーミリアン強かった。時計も破格でした。やっぱりスカーレットインク一族は5歳になってものすごく強いですね。これからのダイワスカーレットにも期待できるかなーと改めて思いました。

明日はジャパンカップ。ディラントーマスが出ない時点で、かなり興味が薄れてきてしまったのですが、それでも日本馬は今考えられる最高のメンバーが揃ったと言えるのではないでしょうか。ただ、なのにメイショウサムソンの前日発売の単勝オッズが1.8倍。ディープかおまえは、みたいなオッズです。武人気もあるのでしょうけれども、正直そこまで売れるほど強いかと言われると・・・。実際初GIとなった皐月賞は「伏兵」って言われてたわけですし、今回の馬場は前日に大雨が降った天皇賞とは全く違います。ただそうやって嫌った馬があっさり勝つことも今まで何度もあったわけですが(穴党の宿命か(笑))、もうこれは勝たれたら仕方がない、100万とか賭けるならともかく、馬券の買い方考えないとという感じ。

無事ならディープに最も迫り、かつ去年のJCを同じジョッキーで好走、メイショウサムソンとの対戦成績も明らかに上のドリームパスポートがおいしいかと思うのですが、8ヶ月の骨折休養開け。いくら鉄砲走るとはいえ、難しいでしょうか。ただ今年の秋はもうアンカツさんに何度もお世話になっているので、ここも買おう。面白いと思っているのはルメールに乗り替わるヴィクトリー。東京2400mはどうかと言われると微妙ですし、本当なら有馬記念のほうが絶対良いと思ってるのですが、血統から行くと距離は持ちそうだし、鞍上怖いですしね。あのコスモバルクを好走させたルメールさんならうまく乗ってくれそう?単勝50倍くらいつくのは美味しいのでは。勝つまではなくても複勝でも10倍くらい行きそうですから、流しの先と複勝でも。ポップロック@ペリエ&ヴィクトリー@ルメールのフランス馬券もおさえようと思ってます。何度その組み合わせにやられたことか。そして人気薄の重賞=松岡正海ということで、コスモバルクの単複(笑)。今回はまっすぐ走れると良いですね。

2007年11月23日金曜日

[枠順]ジャパンカップダート(GI)

第8回ジャパンカップダート (GI)
2007年11月24日(土) 東京11R ダート2100m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量

1枠 1番 サンライズバッカス    牡5 57 安藤 勝己
1枠 2番 スチューデントカウンシル 牡5 57 ミグリオーレ
2枠 3番 キャンディデート     牡5 57 ムーア
2枠 4番 フリオーソ        牡3 55 内田 博幸
3枠 5番 カフェオリンポス     牡6 57 後藤 浩輝
3枠 6番 ワイルドワンダー     牡5 57 岩田 康成
4枠 7番 ヴァーミリアン      牡5 57 武   豊
4枠 8番 メイショウトウコン    牡5 57 武 幸四郎
5枠 9番 エイシンロンバード    牡5 57 福永 祐一
5枠10番 ワンダースピード     牡5 57 小牧  太
6枠11番 フィールドルージュ    牡5 57 横山 典弘
6枠12番 ドラゴンファイヤー    牡3 55 田中 勝春
7枠13番 ブルーコンコルド     牡7 57 幸  英明
7枠14番 フサイチホウオー     牡3 55 ペリエ
8枠15番 ジャックサリヴァン    騸6 57 アハーン
8枠16番 ボンネビルレコード    牡5 57 柴田 善臣

今日も東京競馬場に行ってみたのですが、芝もダートも前のこりのイメージ。特にダートは前日夜に雨が降ったのか(我が家のほうは降らなかったんですけど・・・)良発表とはいえ、パサパサという感じでもなく、風は強くても全く砂埃が立っていませんでした。今日は乾燥してましたので、明日はまた違うかもしれませんが、やや時計が速い馬場な感じがします。

ヴァーミリアンは前走JBCですんごく良いなあと思ったので外しがたいのですが、スチューデントカウンシルはすごい力強そうで楽しみですね。あとはドラゴンファイヤーと思うのですが、それじゃ1番人気2番人気3番人気でちっとも面白くない(笑)。穴狙いだとこれといった逃げ馬がいないので逃げそう+福永祐一+人気薄という不気味なエイシンロンバード(東京は3102)、JBCのときも狙ったサンライズバッカス、調教は良さそうだったカフェオリンポス、フリオーソ辺りを狙ってみようかな。

2007年11月18日日曜日

[2007年マイルCS]ダイワメジャー連覇

ハットトリックに大外からハナ差差された一昨年、早めぬけ出しでダンスインザムードの追撃をかわした去年。ここ2年、毎年マイルCSはダイワメジャー本命の私は、今年も◎ダイワメジャー。6歳馬のマイルCSの成績はあまり良くないとか、そろそろ世代交代でしょう、という予想家も多かったのですが、直前の調教が良かったしマイルが一番合ってそうなので、単勝で勝負です(笑)。

スタートして、「誰がいく?」という感じのたまりがあったあと、ローエングリンが逃げ始めます。ラストランはローエンらしくと陣営も言っていましたから、これは予定どおりでしょう。ただ良いときだったら、ローエングリンはスタート直後に「おまえフライングだろ」と思えるくらい先に行ってる馬でしたから、やっぱり年齢ですかね。が、それにつられたのか、(私の中ではメジャーの後ろから行くはずだった)フサイチリシャールも掛かり気味に上がっていってしまいました。ダイワメジャーはその後ろの外目。直線向いて、内側からマイネルシーガルが抜かそうとするところで鞍上はそのとき内で差そうとするシーガルではなく、外を確認してゴーサイン。恐らく敵は外から来る馬を考えていたのだと思われます。ただ、直線抜け出してからは彼の独壇場でしたね。外からものすごい脚でスーパーホーネットが差してきますが、結局並んだときにはまだ余裕のあるメジャーの一方で、スーパーホーネットはもういっぱいいっぱいでしたし。正直鞍上の差もあったようにおもいます。スズカフェニックスは案の定脚を余したような3着。ある意味武豊騎手らしい騎乗でした。

メジャー軸の馬連は、スーパーホーネットは時計が足りないだろうし、人気すぎて面白くないと思って切ってしまったので、獲れたのは単勝だけでしたが、メジャーが勝ったからいいや。これでGI5勝。あとはラストランとして有馬に出て欲しいけど、無理せずに回ってきて欲しいです。兄妹対決も見てみたいけどなぁ。でもそしたらアンカツさんはどっちに乗るんだろう・・・。某掲示板で、年度代表馬はスカーレットブーケだな(ダイワメジャーとダイワスカーレットのお母さん)なんてレスがありましたが、確かにそうですね(笑)。

さて来週は東京競馬場最終週。ジャパンカップウィークです。しかもインフルエンザで中止になった分を含めた臨時開催1日も含めて、3日連続開催。本当にディラントーマスがやってきました!ドイツのサデックスも気になるし、アルティストロワイヤルも怖そうだし、またダートはスチューデントカウンシルに注目してる私です。一方で、日本馬だって負けていません。ダートのほうは先日のJBCクラシックのパドックで、「うぁーすごく良くなったなあ」と思ったヴァーミリアン(これもダイワメジャーやダイワスカーレットと同じスカーレットインクの一族)、叩き2走目の上に今年GIを総なめ状態のアンカツさん騎乗のサンライズバッカス、そして私が期待している3歳馬の1頭、ドラゴンファイヤーも出走します。芝のほうは人気になるだろうメイショウサムソン、いつも相手なりに走ってしまうフサイチパンドラ、あのコスモバルクには松岡騎手、ヴィクトリーにはルメール騎手が乗ることになって、楽しみなことこの上なし。骨折休養開けでどうかとは思いますが、アンカツさんが乗る予定のドリームパスポートも久々を苦にしないタイプですし、今まで掲示板を外したことがない堅実さも怖いです。もう今から楽しみ。お天気が良いと良いですね。

2007年11月17日土曜日

[枠順]マイルチャンピオンシップ(GI)

第24回マイルチャンピオンシップ (GI)
2007年11月18日(日) 京都11R 芝・外1600m
サラ系3歳以上 オープン (国際)(指定) 定量


1枠  1番 コイウタ      55 吉田 隼人
1枠  2番 エイシンドーバー  57 ルメール
2枠  3番 キングストレイル  57 岩田 康成
2枠  4番 マイネルシーガル  56 後藤 浩輝
3枠  5番 ローエングリン   57 武 幸四郎
3枠  6番 フサイチリシャール 57 ペリエ
4枠  7番 スーパーホーネット 57 藤岡 佑介
4枠  8番 ダイワメジャー   57 安藤 勝己
5枠  9番 カンパニー     57 福永 祐一
5枠 10番 トウショウカレッジ 57 池添 謙一
6枠 11番 スズカフェニックス 57 武   豊
6枠 12番 アグネスアーク   57 藤田 伸二
7枠 13番 ローレルゲレイロ  57 和田 竜二
7枠 14番 ピンクカメオ    54 四位 洋文
7枠 15番 ジョリーダンス   55 川田 将雅
8枠 16番 ピカレスクコート  57 秋山真一郎
8枠 17番 ベクラックス    57 ムーア
8枠 18番 サンバレンティン  57 角田 晃一

ダイワメジャー、出否も未定とか陣営がすごく弱気な発言だったからどうなんだろうと思っていたら、ここに来てようやく宝塚のダメージから解放された感じで、調教も良かったです。やっぱり脚質的にもマイル前後が彼には合ってると思うし、本来右回りのほうが安定してるので、自信の本命で。秋のふがいなさで人気が落ちそうなのも美味しそう(とはいえ、現時点で一番人気)。有馬で兄妹対決して引退という噂もあり、ここは妹に負けていられないですからね。

あとピンクカメオに期待したい私です。秋華賞は明らかに叩きという印象が私にはあり、オークスもそれなりに好走しているにも関わらず、牝馬戦のエリザベス女王杯ではなく、あえて古馬&牡馬混合戦のマイルGIを選択したのはこれが目標だったからではと睨んでいます。鞍上は今年は大一番で神騎乗の四位騎手。もちろん人気も無いので楽しみです。

札幌記念から天皇賞までずーっと2着のアグネスアーク。毎日王冠のときは、実はパドックみて「この馬ギリギリじゃない?」と思ってたんですよね。ところがその後天皇賞でも好走したことから考えると、元々こういう体型で、小さい体で瞬発力を最大限に活かすタイプなのかもしれません。これも抑えで。

スワンSでちょっと設けさせて貰ったリシャール(鞍上ペリエ込みで期待)、今回がラストランになるローエングリン(おつかれさま)とか、相手は迷うなー。もちろんカンパニーやスーパーホーネットとかも怖いし。

2007年11月13日火曜日

今年はすごいぞジャパンカップ

福島競馬場で再び馬インフルエンザ陽性馬が出た!という話。先週の福島記念には誘導馬としてボールドブライアンとウインブレイズも出ていたからそれはそれで心配なんですが、とりあえず福島競馬場で出走した競走馬は全馬陰性だったということで、ちょっとホッとしています。今年はあと来週に迫ったジャパンカップがすごいメンバーなんですもん。日本馬じゃなくて外国馬が。

トレセン・競馬学校ブログ: 【競馬学校】ヨーロッパ勢とJCダートにも既に写真があがっていますが、米国のアルティストロワイヤル、ドイツのサデックス、そして今年のキングジョージと凱旋門賞を勝った英国のディラントーマス。ディラントーマスはブリーダーズカップは破れてしまいましたが、この記事この記事を見ると、「柔らかい馬場が敗因」と、堅い馬場を求めて日本に来てくれる模様。来年からは種牡馬入りが決定しているらしく、JCはボーナス狙い+ラストランという日本にとっては本当にありがたい来日となりそうです。残念ながら今日グランドクチュリエは故障で辞退ということになってしまいましたが、日本のメイショウサムソンや、アドマイヤムーンも加えて、世界から注目されるレースになりそう。今年はインフルエンザのせいでサムソンは凱旋門賞無念の辞退となりましたが、そのレースが向こうから来てくれたって感じ。アルカセットが勝ったJCよりも盛り上がりそうですね。

既にアルティストロワイヤルは日本到着。JCダート出走予定のお馬さんたち(JCダート出走予定のスチューデントカウンシル、写真見たらさすが米国馬、なんか力ありそうですごいと思った。)も続々到着してて、上記トレセンブログや、JRAの広報によると15日には他の馬も来るそうです。本当にディラントーマスが来るのか、期待半分「ウソでしょ」半分で、毎日のようにRacing Post紙や、Google NewsのUK版を検索したりしてソワソワしていたのですが、何のことはない、サンスポに来日決定の記事が出ました(爆)。

24日、25日が楽しみです。

2007年11月11日日曜日

[2007年エリザベス女王杯]女王の鉄板レース

数日前に秋華賞2着のレインダンスが熱発で取り消し、当日の朝に秋華賞3着のウオッカ取り消し(4着のベッラレイアは故障で最初から登録なし)で、約15億円が返還馬券になるという波乱含みのレース。スタンプのためにウインズに行ってみたら、そこら中に「エリザベス女王杯の3番ウオッカ号は出走取り消しです」と貼り紙されてるし、しかも入り口の看板の前には案内の人が拡声器で「ウオッカ号は出走を取り消しました」とアナウンスしていました。それなのに3番の罠にはまっている人がたくさんいて、私の前に並んでいたおじさんも「この馬番は発売しておりません」と機械に怒られています。窓のところからおばちゃんが出てきて、「3番は取り消したのよ、お父さん」と諭されていました。

ただ、レースそのものは、堅いだろうと私が昨日予想したとおり、そしてみんなが考えていたとおり、「これぞ鉄板レースのお手本」みたいなレースでした。着順は秋華賞馬→去年の女王→一昨年の女王、人気も1→3→2人気。ダイワスカーレットおめでとう、早くも3冠です。しかもJpnIではなくGIに勝利しました。

「周りみてからどうしようか決めようかと思ってたのに、出たと思ったらもう突き抜けてたからそのまま行った」というアンカツさんのすごーく馬を信頼したレースぶりが見事はまった感じでしたよね。私はどちらかというと追い込みの馬より、目標にされても自分のレースに徹するという逃げ・先行の馬が好きなのです。他馬なんか関係ない、最も速いタイムでこの距離を駆け抜けた馬が勝つんだ、差せるものなら差してみろというレースこそ横綱らしいレースだなあと。圧倒的1番人気を背負いながらも自分で逃げ切ってしまったダイワスカーレットは正に「横綱レース」でした。勝ちタイム2:11:9は今までの女王杯と比べても遜色なく、淀みないレースで走ってるのに、最後は11秒台を3F続けて出されては、後ろの馬はきついですよね。アンカツさんは「ウオッカがいたら・・・」みたいなことを言ってましたが、私はやっぱり彼女が勝ててたと思います。ああいう馬がいるとどんな形でも後ろから差していこうとする馬は厳しいです。変なところ(特に京都は勝負所の3コーナーにきつい坂がある)で脚を使わなくてはならないし。

アサヒライジングは出負けしたのもありますが、結局スカーレットについていくほどの脚は無かったってことなのかなあ。自分がハナを奪っていたらもう少し粘れたかと思います。ただ距離もこの馬にはやや長い気がしますね。パンドラやスイープは良い位置にいたと思いますが、坂の上りで仕掛けなければならなかったパンドラ、どちらかというとスローペースでよーいどんを狙っていたスイープには辛いレースだったと思います。私は穴でアドマイヤキッスを狙っていた(3歳時に比べてあまりに人気がなさ過ぎで、案外こういう馬が来るのではと思った)のですが、こちらも+10キロはきつかった(笑)。毛づやは悪くなかったですが、もう一絞り欲しいという感じでした。そしてルメールさんはこれでGI何度目の2着?

スカーレットからパンドラ、アサヒ、キッスに200円づつ馬連を買っていたのですが、取りガミにはならなかったものの、払い戻しは雀の涙でした・・・。レースとしては面白かったから良いか。ウオッカが取り消した時点で買ってはいけないレースでしたね。そのウオッカは案の定JCに登録するんだそうで。あはは。頑張れウオッカ。もう一度スカーレットと対戦する前に、もう1個くらいすごいGI勝って、女傑vs女王とか言われるレースをして欲しいです。

来週はスカーレットのお兄さんが去年勝ったマイルCS。ただ、お兄さんは天皇賞の直線でのファイトが響いて、出否が微妙とのこと。残念ですが、既に勝ったレースだし、あまり無理して出なくても良いかな。どうせ京都じゃ見に行けないし。最後万全な状態で有馬に出て欲しいです。スカーレットの有馬参戦もちょっと期待してるんですけどね(こっちも無理せず来年のヴィクトリアマイルで元気な姿を見せて欲しいというのもあるんですが)。

2007年11月10日土曜日

[枠順]エリザベス女王杯(GI)

第32回 エリザベス女王杯 (GI)
2007年11月11日(日) 京都11R 芝・外 2200m
サラ系3歳以上 オープン (国際)牝(指定) 定量

1枠  1番 デアリングハート  56 藤田 伸二
2枠  2番 スプリングドリュー 56 川田 将雅
3枠  3番 ウオッカ      54 四位 洋文
3枠  4番 スイープトウショウ 56 池添 謙一
4枠  5番 ローブデコルテ   54 福永 祐一
4枠  6番 アドマイヤキッス  56 岩田 康成
5枠  7番 ダイワスカーレット 54 安藤 勝己
5枠  8番 ディアチャンス   56 横山 典弘
6枠  9番 アサヒライジング  56 柴田 善臣
6枠 10番 タイキマドレーヌ  56 小牧  太
7枠 11番 コスモマーベラス  56 吉田  豊
7枠 12番 フサイチパンドラ  56 ルメール
8枠 13番 ディアデラノビア  56 武   豊
8枠 14番 キストゥヘヴン   56 幸  英明

桜花賞馬2頭、オークス馬1頭、秋華賞馬2頭、エリザベス女王杯馬2頭、しかも今年の牝馬3冠レースの勝ち馬はすべて揃い、そして今年のダービー馬までいるエリザベス女王杯。あとはカワカミプリンセスが出れば完璧だったなーと思える、文字通り現役牝馬の最強決戦になった今年のエリザベス女王杯です。結構楽しみです。

ひとつは春からのテーマでもあるスカーレットとウオッカはどっちが強いのか、という命題があるでしょう。どっちも切れずにどちらかを頭に馬単、というのは私も買う(私の場合はもちろんスカーレット頭)と思われます。

ただ、今回は案外ダイワスカーレットが人気無い雰囲気なんですよね。距離不安や、外差し有利、逃げ不利というコース形態。そして古馬初対戦。不安材料をあげれば多々あり、その中で距離的にも脚質的にもダービー馬であるウオッカのほうが有利じゃないかという意見は結構多そうです。

2強、と言われてますけど、今年の4歳も牝馬が強いって言われてましたからね。昨年棚ぼたで勝ったフサイチパンドラや、アドマイヤキッス(人気の盲点になりそう?)も忘れちゃいけないように思います。そしてあてにならないスイープも、流れ次第では・・・。

流れと言えば、アサヒライジングがどう乗るかにかかってるかなぁ。アサヒに乗ったときの柴田善臣騎手は何か別人で、今回は積極的に逃げる馬もいないから、案外強気で行くんじゃないかなぁと思います。その後ろでダイワ、ルメールさんはその後を狙ってるみたいなことを言ってましたね。みんなが考えるそういう流れになった場合は、なんか後ろからも仕掛けられずに流れが落ち着いて、そのままなだれ込み、も考えられるかなーとか思ったり。ただ、ダイワスカーレットが頭を奪ってしまったり、玉砕覚悟の他の馬がハナを切ったりすると分からないですね・・・。

強いと言われてる馬のボックスを買えば当たりそう(荒れなさそう)な気がしますが、一方でボックスで買ったらトリガミ、という別の意味で難解なレースになりそうです。当日の馬体重やパドックの様子まで迷うかも。

(11/11追記)

掃除終わってテレビつけてびっくり。なんとウオッカに縦線入ってるじゃないですか。右寬跛行で取り消しだそうで。もう始まる前から大波乱。でもこれってスカーレットにとってはかなり痛いですよね。強いと思われてる人気の2頭が前と後方にいて、後ろの馬はウオッカをマークする場合が多かったと思う(だからベッラレイアみたいに脚余すような競馬をする馬が出てくる)のに。。。ただ、スイープが思ったより状態が良さそうだと、また騎手の視点が前と後ろに分かれるので良いと思うんですが。
ただ、後から差す馬と違って、スカーレットは自分で動ける強味があります。お兄さんほどジリ脚じゃないも良いかも。鞍上もウオッカを待ったりしないという話をしていたので、他の馬は関係ないというレースをしてくれることを祈ってます。いずれにせよウオッカが吸っていた人気が一気に吐き出されて、スカーレットからの馬連は全く妙味が無くなってしまいました。これは馬券の買い方も考えないと?