2008年11月16日日曜日

[2008年エリザベス女王杯]2008年の最強迷レース

「スタートしました!あ!落馬です!5番・・・ポルトフィーノ?!ポルトフィーノ落馬です!」

エリザベス女王杯はスタートから波乱の様相。桜花賞を取り消し、オークスは骨折で断念、秋華賞は賞金足りなくて除外、とことごとくGIに縁の無かった不運の良血馬、ポルトフィーノがなんとスタート直後に落馬してしまいました。京都舞台のGI、人気馬のスタート直後の落馬、しかも落ちたのは武豊騎手。2002年の菊花賞、ノーリーズンに騎乗した武豊騎手がスタート直後に落馬したのを思い出した人も多かったのでは。

しかも今回はここで終わりではありませんでした。ポルトフィーノはそのまま前にとりつき、しかもかなりのペースで逃げ始めます。実質レース上では逃げていたコスモプラチナのさらにずっと前をポルトフィーノが走っています。コスモプラチナでも1000m59秒台でしたから、かなりのペースで走っていたのでしょう。

馬群が直線に入ってきましたが、画面にポルトフィーノが映っていません。コースを外れてどこかに入り込んだと思いきや、引きの画面になったら見えました。大外から差してくる馬が空馬のポルトフィーノ。しかも抜け出した実際の勝ち馬・リトルアマポーラをきっちりと差しきり、空馬が堂々の一着でゴールしました。

騎手が落ちたので斤量はかなり軽くなってるわけですが、それにしたってあのペースで走って、4コーナーでずっと外に膨らんで馬群の中段まで下がりながら、大外を騎手に追われるわけでもなく駆け上がってきて、さらに差しきってしまうのは、あまりにアホなのか、それとも勝手にレースが出来る馬なのか、いずれにせよ1600mしか勝ってないから要らないんじゃ、と思った私の認識は甘かったと思いました。騎手乗ってたら十分勝ち負けでしたね。思ってる以上に強いのかもしれません。

勝ち馬はリトルアマポーラで、さすがルメール騎手の好騎乗でしたが、3歳を嫌っていた私はカワカミから買っていたにも関わらず馬券は全然だめでした。またしても横山騎手はGI2着。一体何度目でしょうね。まあ天皇賞とは別の意味での迷レースが見られたのでよしとしますか。

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