2007年5月27日日曜日

[2007年ダービー]データは絶対ではない

朝から晴れ上がり、絶好のダービーデー。暑いと言っても風は気持ちよく、日陰に入れば過ごしやすい一日でしたから、東京競馬場もびっしり人が入っていました。

1番人気は6年間一度も負けていない、日本で最も堅いレース。10年前まで遡っても、1番人気が馬券圏内から消えたことがないレース。しかも1頭東京で一度も負けたことのない馬がいる。今年の春のGIは荒れまくってるけれども、さすがに今回は荒れないだろう、そんな予想で、フサイチホウオーが一本かぶりの人気となったダービーでしたが・・・。




びっくりしました、紅一点のウオッカが勝っちゃいました。ビワハイジ以来、11年ぶりの牝馬ダービー参戦。しかし戦後牝馬の挑戦は何度かあったものの、好走歴すらほとんどなく、さすがに東京2400m、しかも一生に一度、誰もが本気のダービーでは例え3歳でも牡馬との対戦は厳しいだろうという見方だったように思います。相方をはじめ、周りの人の多くが、「勝たないだろうけど、記念で単勝(あるいはがんばれ馬券)買う」と言っていたこともあってか、ウオッカは3番人気というかなり高評価を得てはいましたが、実際のところ、新聞での印は△が多かったです。単穴というより、不気味だから一応流しの先には入れる、みたいな。私もヴィクトリーからウオッカに流してたんですが。。。

スタート直後、前に行くと思われたヴィクトリーが出負けしたのが予定外。それ以外はサンツェッペリン、そして外からアサクサキングスが逃げる展開で、予定通り。そして皐月賞を同じように前に2頭が離れて逃げてて、人気馬2頭が後ろの馬群の前目につけてるという状態でしたから、他の馬も全然行く気なし。元々今日は内が伸びる馬場で、人気薄の逃げ馬が逃げ粘るレースが多かったのですが、アサクサキングスは正にどんぴしゃり。直線向いてもサンツェッペリンとキングスが2頭後続を離して頑張ってる状態で、私はサンツェッペリンが勝てるかと思いましたよ。ところが道中ややスローだったこともあって、瞬発力という意味では抜けているウオッカがどどーんとど真ん中を抜けてきたんですよね。飛んできたのがウオッカだということに気づいた場内、ものすごい声援でした。それだけならまだしも、ホウオーもヴィクトリーも直線全然伸びない。その外をアドマイヤオーラが右に左によれまくりながら差してきたのですが、サンツェッペリンを差したころでゴールでした。2着は内で頑張っていたアサクサキングス。ウオッカはさらにその3馬身前でした。ハナ差とかそんなんじゃなくて、もう明らかにウオッカが完勝。2分24秒5のタイムは、レースレコード決着だった先週のオークスより1秒近く速く、時計だけ見るなら桜花賞で3着以下をぶっちぎった2頭は、やっぱり化け物的に強かったんだということを改めて見せつけてくれました。



ダービー好走が条件だった凱旋門賞も、牡馬を押しのけてダービーを勝ってしまったことで、本決まりになりそう?3歳、しかも牝馬なら、ハンデと言っても良いような斤量差が貰えるので、馬格が小さかったディープが59.5キロで出走したよりも、ずーっと勝てそうな気がします。うまく調整して頑張ってきて欲しいです。そして是非年末は有馬へ。もう牝馬とやる必要ないでしょう。ああ、でもダイワスカーレットとはもう一度対戦して欲しいかな。

馬券はぜーんぜんダメでしたけど、戦後初、1943年クリフジが勝って以来64年ぶりの牝馬のダービー馬誕生を目の前で見られて、本当に良かったです。多分生きているうちにもう一度見られるかしら。もし次64年後だったら無理ですね(笑)。しかし、皇族が観戦に来ると、どんなレースでも牝馬が勝ってしまうのかなあ。2着にアサクサキングスが粘ったことで、馬連5万円超、三連単は200万超という、ダービーとは思えない大荒れ配当。牝馬が勝ったことのみならず、1番人気2番人気ともに掲示板を外すという非常に珍しいレースとなりました。

さすがにこの配当では「勝った勝った、のみにいくか」という雰囲気ではなかったようで、12Rのもうひとつのメインレース、目黒記念の時にもまだ場内にたくさん人が残っていました。私の本命はアドマイヤフジだったのですが、直線向いたとき力強く抜けてきたので、「おっしゃーこれは貰ったー」と思いきや、内からポップロック、そして外から3歳馬ココナツパンチに差されて3着だったのでした(T_T)。まあ久々だったし、結構斤量も貰ってたので、次走に期待、かな。



さて、来週はいよいよ5週連続GI最終週、安田記念です。私の(?)ダイワメジャーが満を持して出走。最近鞍上がやや不振なのが気になるのですが、今年こそ条件の良い外枠を貰って、サンデーサイレンス産駒初の安田記念制覇を果たして貰いたいです。先日アドマイヤムーンが香港で負けてしまったので、やっぱりドバイまで行くと厳しいかなと思ったのですが、今日ポップロックが快勝してくれたので、やや安心。元気な姿を東京競馬場で見せてくれることを祈ります。

(追記)

例年のごとく、ちょっと遅れた東京0R(開門ダッシュステークス)に参戦しましたが、今日ネットでいろいろ見てたら、「各出入り口で警察官立ち会いのもと荷物検査を実施した。」(皇太子さま貴賓室で初観戦-日刊スポーツ)なんて記事見つけちゃいましたよ。ええ、もちろん荷物検査なんて全くありませんでした。下手したら爆弾でも持ち込めそうな私の銀箱(300m望遠レンズ入りカメラケース)も、当然フリーパスでした。警察官(機動隊の腕章してた)は確かにめちゃくちゃ多くて、首相が通ることになっていた(と後で知った)ウィナーズサークル近辺の柵の最前列には、警察官が立ちはだかって観戦の邪魔をしていました。別に一番混雑するダービーの日に来なくていいじゃん、と思いましたけど。

2007年5月25日金曜日

[枠順]日本ダービー(JpnI)

第74回 東京優駿(JpnI)
2007年5月27日(日) 東京10R  芝2400m
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 タスカータソルテ  57 武   豊
1枠 2番 ゴールドアグリ   57 勝浦 正樹
2枠 3番 ウオッカ      55 四位 洋文
2枠 4番 ゴールデンダリア  57 柴田 善臣
3枠 5番 トーセンマーチ   57 内田 博幸
3枠 6番 マイネルフォーグ  57 川田 将雅
4枠 7番 フィニステール   57 藤田 伸二
4枠 8番 ドリームジャーニー 57 蛯名 正義
5枠 9番 ヒラボクロイヤル  57 武 幸四郎
5枠10番 プラテアード    57 北村 宏司
6枠11番 ナムラマース    57 藤岡 佑介
6枠12番 サンツェッペリン  57 松岡 正海
7枠13番 ローレルゲレイロ  57 池添 謙一
7枠14番 アドマイヤオーラ  57 岩田 康成
7枠15番 フサイチホウオー  57 安藤 勝己
8枠16番 アサクサキングス  57 福永 祐一
8枠17番 ヴィクトリー    57 田中 勝春
8枠18番 フライングアップル 57 横山 典弘

今年も競馬の祭典、日本ダービーデーがやってきます。有馬記念もお祭りですが、ダービーの盛り上がりは、また違った意味で華やかさがあります。今年はそのダービーデーに皇太子と首相が揃って来るという話で、東京競馬場は厳戒態勢?になりそうです。とはいえ、天皇行幸のときも、入場に細かい荷物検査とか無かったですけどね(そんなことをしていたら、別の意味で暴動になりそう?)。私のカメラケース(銀箱)とかフリーパスだったし(笑)

ダービーは穴党の鬼門です。ここ10年、1番人気が馬券圏内から外れたことが無いのです。恐らく1番人気はフサイチホウオーでしょう(金曜日の最終オッズはディープか、ってくらい一本かぶり)。しかも彼が強いのはよーくわかってます。でもなんかつまらない。春はこれだけ荒れた荒れたって言われてて、実際同じようなメンバーで行われた皐月賞も大荒れだったわけです。だからちょっと一番人気に逆らってみたいなーという気もあり。ただホウオーは強いだろうなーという気持ちもあり。

あれから過去のヴィクトリーのレースとか見てたんです。そしたら、何でこの馬皐月賞で人気無かったんだろうと不思議に思いました。フサイチホウオーとも皐月賞前にラジオNIKKEI賞で対戦して、最後は決め手勝負で負けたものの、強いレースをしています。しかも新馬戦とか、自分で勝手にレースをつくって、自分で勝利をもぎ取る、正に名前の通りの勝ち方が小気味良い感じ。普通に考えたらホウオーとヴィクトリー、2頭のどちらか、という感じがします。スカーレットとウォッカと同じくらい、勝ったり負けたり、良いライバルになって欲しいという希望もあります。

3連複や3連単まで考えたとき、もう1頭が面白そう。今年の3歳牝馬は強いと前から言われてはいましたが、NHKマイルを牝馬が勝ち、さらにオークスがレコード勝負になったことで、それを証明した感があります。ウオッカも単なる客寄せパンダではないかも。以前今上天皇が来た天皇賞(秋)は、牝馬が1着3着に入って大荒れでしたし、面白いかもしれません。

当然私の中では皐月賞で思わぬ複勝をプレゼントしてくれたサンツェッペリンも応援。このところ皐月賞で人気薄ながら2着に入ってきた馬は、ダービーでも好走しています。シックスセンス、ドリームパスポートに続け!サンツェッペリン。あとは既に同じコースを経験している青葉賞組が面白いかなと思っています。ヒラボクロイヤルは前々走がフロックではないことを証明しましたし、フィニステールは直線不利がありながらも粘りました。そして私が最も期待する穴馬がトーセンマーチ。実は青葉賞のときも期待して流しの先に入れたのに、軸を間違えて泣いたのでした。まだ4走しかしておらず、重賞も勝っていないのですが、相手なりに走る馬という感じで、青葉賞では15番人気という低評価を覆して2着に飛び込み、ダービーへの出走権を手に入れるという離れ業をやってのけてます。「でも本番は(サンツェッペリンがいるから)松岡乗れないよねー。だから本番は要らないかなー」と思ってたのに、なんと鞍上に内田博幸騎手を確保。『競馬ブック』の写真でも馬体が良さそうですし、楽しみです。

2007年5月21日月曜日

初デートで行きたくない場所1位を超絶勧めてみる

初めてのデートでは行きたくないところランキング - goo ランキング

なんと!栄えある?第1位はパチンコ・競馬場・競艇場だそうで。まず、パチンコと競馬場と競艇場を並べる理由がさっぱりわからないのです。パチンコと競馬場・競艇場って違うと思うけどなー(そして競輪場が無いのは何故?)。だって、後者は目の前でレースをしてくれるわけで、パチンコみたいに自分で何かしなくちゃならないわけじゃないですよね。そして、パチンコに行く初デートって・・・理解できないんですけど(笑)

記事では大井のトゥインクルレースがフォローとしてあげられてますが、大井競馬場はやっぱり昭和の匂いがするんですよね。客層も中央競馬以上にギャンブル臭があるし。でも私の中では競馬場は結構良いアイディアだと思うんです。女性だと一度も行ったことがない人が多いし、100円から楽しめるし(映画なんか行ったら、一人1800円だもんね)、ただ、最初は東京競馬場のほうが無難じゃないかなぁ。東京競馬場は六本木ヒルズも真っ青ってくらい綺麗で広いです(客層は全然違うけど)。トイレなんかもすんごい綺麗。あちこちで初めて競馬場に来ました、って女の子に男の子が馬券の買い方を教えてあげてる光景もよく見ます(おい、いきなり馬単かよと思うときありますが[笑])。まずは単勝の買い方を教えてあげて、パドックや名前を見て気に入った馬を100円買う。全く競馬を知らない人でも、武豊ぐらいは知ってると思いますから、武騎手が東京に来ているときを選ぶのも良いかもしれません。いきなりGIだとすごい混雑なので、毎日王冠とか青葉賞とか、寒くもなく暑くもなく、そこそこ人の入る重賞のときがおすすめ(やはりライブ競馬の醍醐味は、あの歓声と一体感だと思う)。徐々に馬連、ワイドといった券種、ボックス買いとか、流しとか、馬券の買い方を教えてあげてたら、ダンナよりも嵌っているという、それが私だったりします。

ランチの私のおすすめは、フジビュースタンド4階の馬そばでそばかうどんを買い、パドック側のテラス(階段状になっているので、座れる)に出て、イベントや馬を見ながら食べるという方法です。そういうのが嫌いな人はダメかもしれないけど。3階に新しくできたパン屋(目玉は大穴ドーナツ200円)や、1階の麺類のお店でテイクアウトで買って、ローズガーデンで食べるのもおすすめ。結構座るところが多いし、小さな放牧場に毎回違う種類の馬(たまに往年の名馬)が放牧されてます。おにぎりが良ければ、地下1階にある神山商店がおにぎり専門店。230円で好きなおにぎりをお茶漬けにできます。この前比較的好評らしい1階のパスタを食べてみたのですが、ちょっと女性には量が多いかも。一度馬耳東風軒の丼物に挑戦したいのですが、量の割に高いので躊躇してます(なんか価格変更されたという噂も聞いたので、また見てみよう)。ラーメンもいろいろありますが、西海が私はおすすめ。

競馬場スイーツとしておすすめは、耕一路のモカソフト。また新しくできた馬耳東風軒の杏仁豆腐はコストパフォーマンスはあまり高くはありませんが、そこそこ美味しかったです。競馬場らしいモノだと、日本庭園の売店で売っている「GI焼き」。単なる今川焼きなんですけどね。コーヒーなら2階にエクセシオールカフェが入ってます。あとチュロス。3階のコンビニでも売ってるんですが、内馬場の売店までお散歩がてら行くと、クジが引けます。

実は私まだ競馬博物館とか行ったことないし、内馬場も数えるくらいしか行ってないし、乗馬体験とか一度もしたことないし、ラウンジは入ったけれども、指定席には入ったことないし、いろいろと知らない場所もあるのですが、単に競馬だけじゃなくても結構楽しめますよ。

2007年5月20日日曜日

[2007年オークス]オークスレコード更新&勝春騎手海外GI制覇!

フジビュースタンド(多分3割くらいの人はフジヤマスタンドだと思ってるとみた)の面目躍如で、直線から綺麗に富士山が見えた2007年オークスデーは、朝から荒れ模様でした。堅そうに見えた1レースから馬連が万馬券。その後も馬連10万馬券が出るなど、本命が来てもヒモが最低人気、みたいな無茶なレースが続きます。6Rにタイガーマスクが登場したものの(馬名がタイガーマスクで、メンコがタイガーマスクだった。負けたのはあのメンコのせい?(笑))、派手に負けてくれたりもしました。

なんかここまで荒れるとメインは案外誰もが納得するような着順に収まるんじゃないかと思い始めたお昼休み。ダイワスカーレットの突然回避で、土曜日までいろいろと馬柱表を見ながら検討した結果、ローブデコルテがよさそうかも、と思ってローブからの馬連(ベッラ以外は人気薄へ)+ベッラレイア1頭軸の三連複を買うことにしたのです。荒れる荒れると言われてるけれど、やっぱり重賞で好走する馬と、頭数合わせで出走できた馬との差は大きいと思ったのもあります。他のレースはもう諦めて、早めにオークスを買ってレースを待ってました。

ただそれでも、何が逃げるのかなー、まあ何が逃げたとしてもスローになりそうな感じが・・・と思ってました。アマノチェリーランは距離不安があるし、大外枠のザレマが無理にペースを上げたりしないだろう(今までの時計でも、それほど速いレースが出来るとは思えない)、アドマイヤスペースは、馬体重からも鞍上からも、そんな無茶なレースはしないのでは・・・というのが私の、そして恐らく大方の予想だったと思います。が、逃げたのは最内枠のスマートストーム。しかもダービーかよと思えるようなハイペース。1000m通過が1分を切り、しかもその後も1F13秒台に落ちることは一度もなくレースは進みました。昨日のGCの「明日のレース分析」で、誰かが「ハイペース」と予想し、「え、ハイペースですか?」と司会者からもツッコミ入ってましたが、あの予想家の方、恐れ入りましたという感じ。

しかも、最後方に位置すると思われていたベッラレイアが案外好位にいたのです。ザレマをぴったりマークという感じで、前から5頭目あたりを進んでいました。人気馬2頭、特に切れる脚を持っているベッラレイアが前にいるわけですから、余計にペースが厳しくなったというのもあるかも。ローブデコルテはそのベッラレイアをさらにマークするような場所にいましたが、直線向いたときは結構後ろになっていました。そして、さあ追い出そう、というところで外からミンティエアーに見事に進路をブロックされたのです。まるでフローラステークスのベッラレイアを見ているよう。その間に、比較的前につけていたベッラレイアが先頭に立っていました。



ただ、3年連続オークスで連に絡んでいる福永騎手、そう簡単に諦めません。大外に持ち出して、再度追い出し、猛然と追い込んできました。



最後は内外離れてのハナ差の争い。ベッラレイアが勝ったか・・・と思いましたが、最後の最後でローブデコルテが差しきってました。最初見てたときは、ベッラレイアが優勢かと思ってたんですが、スローで見るとローブデコルテが微妙に出てる感じ。場内から「あーあ」と「うぉー」が混じったような歓声。

三連複は切ったラブカーナが買っていたミンティエアーを差しきって3着に入線したため、馬連だけ。見事にガミりました(笑)。っていうか蛯名騎手、勝ち馬をブロックしておきながら、その馬に外から差しきられ(写真を見ると、ローブデコルテが外から追い込んできて、びっくりしたのか、そっちを振り返ってるんですよね<蛯名騎手)、しかももう1頭に差されるなんて・・・あーあ。

タイムは2分25秒3のオークスレコード。専門紙でも良馬場で2分27秒台くらいの予想だったし、今までのオークスレコードは2分26秒1ですから、ものすごい記録が出たことになります。馬場が良かったのもありましたが、最後方に負けたスマートストーム@長谷川騎手が、見事なラビット役を果たしたのがまずひとつ。そして、負けたとはいえ、中ほどよりも前にいたベッラレイアが最後まで伸びるという強いレースをしたのも要因かと思います。ベッラレイアの上がり3Fは35.0。34秒台の脚が使えたのは、後方にいた馬だけでしたし、ほとんどの馬が36秒台でしたから、相当強いと言えるのでは。後方一気しか出来ないと思ってたけど、こういうレースが出来て、ちゃんと最後まで伸びることができるのならば、今後も期待できそうですよね。ほぼ完璧なレースをし、もうあと一完歩で勝てるというところで、自分より人気の無かった馬にほんのちょっと差されちゃうところが、ナリタトップロード産駒っぽいかも。愛される名馬になりそうな予感。

さて、来週は競馬の祭典・日本ダービーです。桜花賞4着だったローブデコルテがこんなレースをしたことで、ウォッカも面白いかもしれないですね。ただ2400mにもなると、さすがに3歳でも牡馬牝馬の差は大きいというか、斤量差あってもややつらいかなーという気はしてるのですが(ちなみにダービーレコードは2:23:3)、ダービーだけに夢に賭けてみたいという気もちょっとあります。まあフサイチホウオーはやっぱり強いと思いますけど、サンツェッペリンや、ヴィクトリー(ただ、お兄さんも東京で走ったというイメージが無い・・・)、そして面白いかなと思っているのが、青葉賞組。ヒラボクロイヤルはもちろん、あの900万馬券を演出した内田騎手が乗るというトーセンマーチや、前走不利のあったフィニステールも、まだ経験が浅い代わりに大負けをまだしていないのもあって、期待してます。

(追記)
そして、今、シンガポール航空国際競走が終わって、シャドウゲイト@田中勝春騎手が完勝しました。去年1着だったコスモバルクは、粘りに粘って2着。日本馬のワンツーフィニッシュでした。GIを139連敗していた勝春騎手、今年は年男だそうですが、クラシックだけじゃなくて、国際GIを勝ってしまいましたよ。シャドウゲイト、本当に強かったです。次は宝塚かな。去年バルクが帰ってくるまでに大変でしたから、まずは2頭とも無事に帰ってきて欲しいです。

2007年5月17日木曜日

[枠順]オークス(JpnI)

第68回 優駿牝馬 (JpnI)
2007年5月20日(日) 東京11R 芝2400m
サラ系3歳 オープン 牝(指定) 定量

1枠 1番 スマートストーム  55 長谷川浩大
1枠 2番 ローブデコルテ   55 福永 祐一
2枠 3番 マイネルーチェ   55 大野 拓弥
2枠 4番 ハロースピード   55 松岡 正海
3枠 5番 ミンティエアー   55 蛯名 正義
3枠 6番 ミルクトーレル   55 松田 大作
4枠 7番 ベッラレイア    55 秋山真一郎
4枠 8番 ピンクカメオ    55 四位 洋文
5枠 9番 レインダンス    55 鮫島 良太
5枠10番 トウカイオスカー  55 後藤 浩輝
6枠11番 カタマチボタン   55 藤田 伸二
6枠12番 ラブカーナ     55 菊沢 隆徳
7枠13番 ウィンナワルツ   55 村田 一誠
7枠14番 ラストベガ     55 横山 義行
7枠15番 アマノチェリーラン 55 池添 謙一
8枠16番 アドマイヤスペース 55 柴田 善臣
8枠17番 ザリーン      55 幸  英明
8枠18番 ザレマ       55 武   豊

桜花賞時には3強と言われていた今期の牝馬クラシック路線。アストンマーチャンは桜花賞で脱落、負けはしたものの強いレースだったウォッカはオークスではなくダービーへと転戦。ダイワスカーレット1強ムードが漂っていたところに、フローラSで異次元の末脚を見せて新星・ベッラレイアがオークスへ出走することになりました。ダイワの粘りか、それともベッラレイアの末脚か。春のGIは本当に荒れてるけど、桜花賞も堅かったように、オークスは収まるべきところに収まるだろう、なんて思っていたのに。

ダイワスカーレットが熱発で回避。。。。

私、前走のベッラレイアを見ていて、確かに強いけど、あの脚質は不安もある。実際、前走は届いたけど、本当にGIの流れになったら届かない可能性も高いと思ってたんです。だから、ダイワスカーレットを本命に、人気薄にも流してみようと思ってました。が!最初から本命が出走しないんじゃ、もう一度一から予想しなおしじゃないの。しかも、上記の理由でベッラレイアは軸として信頼するには不安要素が多すぎると思うんですよね(恐らく人気になるし)。

というか、桜花賞前から3強はどうかと思うけど、ダイワ・ウォッカは崩れないだろうと思っていて、他の馬はアウトオブ眼中だったので、馬柱表見てもオークスとは思えないような印象薄いメンバー。うぉーどうしよう。

逃げるのは何かなと思うのですが、桜花賞と同じでアマノチェリーランでしょうか。ただ逃げても逃げのこれそうにないところがまた・・・。ザレマも前かなあ。ただ今週からCコースになっちゃうし、大外枠はちょっと厳しそう。ハロースピードが写真で見た限りでは馬体が綺麗で面白そう。騎手自身が「正直長いと思う」距離をどう乗るのか(玉砕覚悟?)、GIジョッキーの仲間入りをした松岡騎手の穴男ぶりに期待。あとわたしとしては、トウカイオスカーに期待してるんですけどね。前走負けちゃったけど、上がりは最速。位置取りや流れによっては善戦も可能かと。ただ、同じ脚質のもっとすごい馬がいますからね・・・。そのベッラレイアは勝ってもおかしくないので、彼女も買います。ナリタトップロード産駒と、トウカイテイオー産駒がワンツーとか、夢が広がる感じがしませんか?

なんかもう出走前から荒れ気味のオークスですが、またしても「ぽかーん」な結果になるのか、日曜日が楽しみです。スカーレットは今回見られないのは残念だけど、こんなところで無理しても仕方ないので、またの機会を楽しみにしています。

2007年5月13日日曜日

[2007年ヴィクトリアマイル]松岡正海騎手GI初制覇

またしても日焼けをしてしまい、首周りに冷えピタを貼っているhiroeです。こんばんわ。首周りが競馬焼けしているなんて、立派なオヤジです。

今日は午前中ぜーんぜんダメだったんですよね。軸は来るのにヒモが来ない。デュランダルの半弟にあたるトーセンイマジゲンがデビューの日で、もちろん彼から買ったのに、2着のデュポンサークルって誰ですか?!って感じで。この2着の馬の管理厩舎が古賀厩舎。今日は古賀厩舎の馬が何頭も出走していたのですが、どれもこれも人気薄。ところがその人気薄の馬が2着3着に来るものだから、変な荒れ方をしていました。写真はトーセンイマジゲン。初出走で経験馬相手にこのレースが出来れば、今後も楽しみです。



その古賀厩舎はメインのヴィクトリアマイルにアサヒライジングを出走させています。強い逃げ馬が好きな私にはたまらないお馬さんです。彼女は逃げなきゃ、ってタイプではないのですが、それにしてもこのところどうも思い切った逃げができなくて、直線失速というふがいないレースが続いていたのですが・・・。

さて、そのメインレース、第2回ヴィクトリアマイルです。このところGIというと「必ず荒れる」という印象。春のGIは、馬連3桁”配当”ならぬ馬連3桁”倍率”、三連単はいつも100万を超えるというわけの分からないレースが続いています。日刊競馬によると、ついやけくそ気味に人気薄馬券を買ってしまうことを(NHKマイルの勝ち馬ピンクカメオにかけて)「ピンカメ症候群」と言うそうですが、枠順エントリにも書いたように、今回はAクラスの馬とそれ以外の馬との格差が大きいから、それほど荒れないだろうなあというのが私の予想でした。が、もし荒れるとしたら、カワカミが来ててもヒモに変な馬が入ってくるようなときだろう、というわけで、カワカミプリンセスから流し馬券、そして、東京マイルの鬼・フジキセキ産駒、今年飛ぶ鳥を落とす勢いの奥平厩舎、さらに大きなレースになると何故か神懸かり騎乗をする松岡騎手ということで、予想のとおりコイウタの単複(がんばれ)で勝負。

古賀厩舎のアサヒライジングが、今回は思い切って逃げました。彼女が作ったペースはずーっと11秒台を刻むやや速めの平均ペース。いつものとおりスイープトウショウもカワカミプリンセスも直線に賭けてましたが、こういうペースだと追い込みは厳しいんですよね。先行馬が潰れるくらいの暴走でも、逆に直線切れ味勝負、みたいなのでも2頭とも対応できたと思うのですが、ずーっと同じペースで、しかも前も垂れない、だと切れ味勝負に賭けてる馬は届くわけがないのです。

というわけで、スイープもカワカミも惨敗。カワカミはぶっつけ本番でローテーション的につらかったのもあったかもしれませんが、やっぱり東京マイルという特殊な距離は、長いところを使ってきた彼女には合ってなかったのかも。スイープは衰えちゃったのかなあ。いずれにせよ今日のペースは彼女には合ってなかったですよね。今日はパドックでも比較的落ち着いてたし、馬場も一度騎手を振り落としはしましたが、すんなり入ってたんだけどな。

カメラをあげて、全体を確認し「あー2頭とも届かないなー、内の馬が残った」と思ったところで、その勝ち馬の鞍上がものすごい派手なガッツポーズ。うぁー誰勝ったんだ?!(カワカミ軸だった私は、内の馬はファインダーでも全然見てなかった)とターフビジョンを見ると、クローズアップされたゼッケンの馬番が4番で・・・・

「あああああ!コイウタだ!私の「がんばれ馬券」だ!」

周りがどん引きするくらい大きな声をあげてしまいました。大分内の馬場が悪くなっているようで、まるで見えないラチがあるかのように4コーナーから全馬が内3頭分くらい空けて走るレースが続いてたのですが、コイウタはそのギリギリのラインを内に入れて伸びてきたのでした。2着に逃げ粘ったアサヒライジングは、今回は柴田騎手が生まれ変わったような好騎乗で、逃げ馬としてはこれ以上ないという完璧なレースをしてたと思うのです。ただ、前目の内側で折り合って、追い出しをうかがうという位置取り、最後の直線で外へ振った人気馬を尻目に、内に入れるという好判断と、それ以上のレースをしたのが松岡騎手でした。3着はデアリングハート。2強かとまで言われたカワカミとスイープは掲示板にさえ乗れず、3番人気だったアドマイヤキッスも、3着が指定席だったディアデラノビアも7着6着で、12番人気、9番人気、8番人気と入線した今回、またしても三連単200万を超える大荒れ。

松岡正海騎手がここでGI初制覇しました!彼は石橋脩騎手と共にデビューの頃から応援してて、特にこのところ力をめきめきつけている松岡騎手は近いうちにGI獲れるだろーなーと思ってたので、その瞬間が生で見られたのは本当に嬉しかったです。着順が確定して、地下馬道から出てくるとき、はにかむように手をあげた松岡騎手の嬉しそうな仕草がとても印象的でした。ダービーでも期待してますよ。



さて、来週はオークスです。天気も今のところ大丈夫そうで、今度こそ日焼け対策をして行くのだと気合いを入れています。ダイワスカーレットの粘りか、それともベッラレイアのキレか。ウオッカはダービーに行くことに決まってしまった(もう一度対戦して欲しかったけどなー)ので、人気的も実力的この2頭のどっちかかと思うのですが、さて今度こそすんなり決まるのでしょうか。それともスカーレットは粘れず、ベッラレイアも不発で、またしても大荒れとなるのでしょうか。というわけで、また来週。

2007年5月12日土曜日

[枠順]ヴィクトリアマイル(JpnI)

第2回ヴィクトリアマイル(JpnI)
2007年5月13日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系4歳以上 オープン (国際)牝(指定) 定量


1枠 1番 サヨウナラ     牝6 55 中村 将之
1枠 2番 ディアデラノビア  牝5 55 岩田 康成
2枠 3番 アサヒライジング  牝4 55 柴田 善臣
2枠 4番 コイウタ      牝4 55 松岡 正海
3枠 5番 フサイチパンドラ  牝4 55 福永 祐一
3枠 6番 カワカミプリンセス 牝4 55 武 幸四郎
4枠 7番 スイープトウショウ 牝6 55 池添 謙一
4枠 8番 キストゥへブン   牝4 55 横山 典弘
5枠 9番 スプリングドリュー 牝7 55 内田 博幸
5枠10番 アグネスラズベリ  牝6 55 角田 晃一
6枠11番 ソリッドプラチナム 牝4 55 小牧  太
6枠12番 ブルーメンブラット 牝4 55 川島 信二
7枠13番 コスモマーベラス  牝5 55 蛯名 正義
7枠14番 アドマイヤキッス  牝4 55 武   豊
7枠15番 サンレイジャスパー 牝5 55 佐藤 哲三
8枠16番 デアリングハート  牝5 55 藤田 伸二
8枠17番 ジョリーダンス   牝6 55 安藤 勝己
8枠18番 ビーナスライン   牝6 55 秋山真一郎

第1回は非常に堅い決着となったヴィクトリアマイル。牝馬の場合、牡馬と互角に走る一部の名牝と、牝馬同士ならどうにかなるというタイプの落差が激しくて、そういう意味で、牡馬とはやってないけど恐らく強いだろうカワカミプリンセスや、牝馬ながら宝塚記念を勝っているスイープトウショウ(去年出ていたら恐らく人気の一角だっただろう)、そしてどんな馬と走っても3着のディアデラノビア、JCでも見所のあったフサイチパンドラあたりは、それなりのレースをするんじゃないかなと思うんですよね。逆にこの4頭がいないGIIの牝馬戦とかだとどんぐりの背比べになっちゃうから難しい。エリザベス女王杯も堅かったように(別の意味で波乱でしたが)、上位の馬は大体同じ、その馬が出てこない牝馬限定のGII、GIIIならわからないけど、GIなら堅いだろうなあという印象があります。万が一荒れるとすれば、その中の1頭が消えて、変な馬が入ってきたとき。アサヒライジングは好きなんですが、上に乗ってる錘がなあ(笑)。このところのふがいないレースを見ていると、なぜオークスのときみたいに玉砕覚悟でペースをあげる戦法に出てくれないのかと残念に思います。マイルのほうが合ってそうだし、カーブの少ない東京なら見直し必要かな。東京マイルで面白そうなのはコイウタ。鞍上込みで期待してます。

2007年5月6日日曜日

[2007年NHKマイルC]場内騒然

雨の中、NHKマイルを見に行ったのですが、さすがに「レジャーを考えている方は、日程変更も考慮に入れてください」という気象庁の「大雨予報」が出ているなか、微妙なメンツのGIレースで結構空いていました。それでも去年よりは入ってたらしいですが、工事が終了して今まで入れなかった部分が全部開放されたことで、やはりかなり場内は広くなっているということなのでしょう。トイレも空いてるし、レストランも楽しめる程度に空いているという感じでした。あのくらいのほうが良いかな。雨はいやですが。強風+雨予報だったので、今日はカメラは無し。来週は晴れるといいなあ。

午前中に1度勝ったのでその後は適当に過ごし(結構相方が当たってたのでお昼もおごって貰い)、昼休みのN響の演奏会(さすがN響という感じ)を楽しんで、さてNHKマイル。当初の予定どおりダイレクトキャッチから買ったのですが、あまりに雨が降ってしまったので、うーんどうだろうとやや不安。人気薄だったレーニアからもちょっと買って、発走を待ちます。しかし!もともとどんぐりの背比べでしたが、一番最初に切った馬が勝ってしまいましたよ(笑)。17番人気(ブービー人気)のピンクカメオ。私の持っていた日刊競馬はピンクカメオは綺麗に無印でしたし、実際単勝7000円以上付く人気薄。レーニアがひっぱったレースのペースは、馬場の割に案外速くて、前の方にいた人気の馬はどんどん脱落し、代わりにレース前半はペースについていけずに後方でフラフラしていた馬が、直線だけで突き抜けてきました。皐月賞は負けましたが、重賞を2着続きで善戦していた1番人気のローレルゲレイロは、あと200mくらいで先頭に立ったんですよね。おーとうとう彼も勝てるか?!と思ったところに、外からオレンジの帽子(7枠)。オレンジの帽子キター!と思ったら、見えた馬番が14番で「あれ、ダイレクトキャッチじゃない、14番ってなんだっけ?」。相方が「ピンクカメオだ!」と叫んで思い出したのです。この5月の連続GIレースに対して、それぞれのレースクイーンがいるのですが、NHKマイルはオレンジの衣装を着てたんですよ。発走前、「オレンジの枠が来るんじゃないの?」「だとしたらダイレクトキャッチか、それともハイソサエティーか」なんて言ってたんですよね。もう1頭のオレンジ(7枠)、ピンクカメオなんて完全に無視でした。2着は人気に応えて粘ったローレルゲレイロ。しかしさらに3着は最低人気、これだけの混戦の中で単勝人気はかなり割れていたのですが、その中でただ1頭単勝100倍を超えていたムラマサノヨートー。たとえ2着が1番人気でも、馬柱の中に書かれていても多くの人の目に最初から見えていない2頭が1着3着では、それは大荒れです。場内にため息のようなどよめきが起こりました。三連複で100万超、三連単の払い戻しは973万円。当然重賞競走では最高配当です。1着3着はワイドでも払い戻し5万を超えてしまいました。

いちじゅうひゃくせん・・・って数えなくちゃわからないような配当が出たとき、またしてもどよめき。私もかなり高配当馬券に流していたのですが、さすがに今回は掲示板で買ってたのは5着のトーホウレーサーだけ(笑)。「毒気を抜かれる」ってこういうことなのかーと実感した1日でした。

2007年5月5日土曜日

[枠順]NHKマイルカップ(JpnI)

第12回 NHKマイルカップ(Jpn1)
2007年5月6日(日) 東京11R 芝1600m
サラ系3歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 アサクサキングス  57 武 幸四郎
1枠 2番 マイネルレーニア  57 松岡 正海
2枠 3番 オースミダイドウ  57 岩田 康成
2枠 4番 マイネルフォーグ  57 川田 将雅
3枠 5番 マイネルシーガル  57 後藤 浩輝
3枠 6番 イクスキューズ   55 横山 典弘
4枠 7番 キングスデライト  57 長谷川浩大
4枠 8番 ゴールドアグリ   57 安藤 光彰
5枠 9番 ワールドハンター  57 蛯名 正義
5枠10番 ローレルゲレイロ  57 藤田 伸二
6枠11番 トーホウレーサー  57 四位 洋文
6枠12番 シベリアンバード  57 田中 勝春
7枠13番 ダイレクトキャッチ 57 北村 宏司
7枠14番 ピンクカメオ    55 内田 博幸
7枠15番 ハイソサエティー  57 柴山 雄一
8枠16番 シャドウストライプ 57 安藤 勝己
8枠17番 ダノンムロー    57 武   豊
8枠18番 ムラマサノヨートー 57 小林 淳一

過去10年、皐月賞組は24頭出走して0−1−3−20。2着はコスモサンビーム、3着だったのはタニノギムレット、ボーラーという皐月賞でも善戦以上の成績を残してきた馬、そしてショウナンナンバーだったのですが、ショウナンの時代は皐月賞とNHKがもう1週離れてたようです。皐月賞惨敗して、「やっぱりダービーは無理だから・・・」という消極的なのはいまいちかなと思うのです。皐月賞を叩いて、NHKというローテーションってあんまり考えられないし、皐月賞でメイチに仕上げながら、中3週というのも微妙な間隔(あと1週遅いか早いかだったら違うと思うんですけど)。その上今年の皐月賞は結構スタミナ勝負のレースでした。というわけで、皐月賞組は思い切って軽視。逆に共同通信杯でフサイチホウオーに迫る善戦をしながら、中山の馬場を嫌って最初から皐月賞を目標にせず、NHKマイルかプリンシパルSというローテーションを組んできたダイレクトキャッチに魅力を感じます。まだ4走しかしておらず、またマイルを走ったのは新馬戦だけ、共同通信杯から約3ヶ月の休み明けというのは不安ですが(&鞍上も)、共同通信杯のときはフラフラしながら大外を上がってきて、最後フサイチホウオーをかわすか、くらいの勢いでしたからね。案外マイネルフォーグは前走フロックじゃないのでは・・・という感じもあるし、勝ち馬のトーホウレーサーと共に、馬場が渋って時計がかかれば、という気がします。制裁点の多さばかりでなく、ここ一番で強いところがますますアンカツ似になってきた松岡騎手騎乗のレーニアも忘れちゃなりません。そして、キングスデライトもちゃんと抽選を通ってくれたし、これまた良い枠を引いたので、「がんばれ」で買おう。イクスキューズは実績上位だと思うのですが、フローラS使ったのがなあ。皐月賞組であえて、というなら東京で何度か見ているマイネルシーガルと、良い枠引いたと思うアサクサキングス。