2006年12月24日日曜日

[2006年有馬記念]ダイワメジャー頑張ったよ

2004年12月のデビューから約2年。いろんな意味で競馬界の中心だったディープインパクトの引退レースは、本当によく晴れた日でした。今年はもともと暖かい冬ではありましたが、例年我慢大会なのか、有馬記念観戦なのかよくわからなくなるくらい寒いのに、今年は日差しが強くて暑いくらい。結構人はいたように思ったのですが、実際の入場人員は12万を下回るくらいだったそうで、去年オグリキャップの引退レースを超えるかと言われるくらい(16万人超)入ったことを考えると、やっぱり人の移ろいというのは速いんだなあと思う今日この頃です。

スイープトウショウは馬場入りはすんなり行ったのに、今回はゲートで駄々っ子になりました。押したり引いたりして、なんとか枠入りが完了したときは、スタンドから拍手が起きるほど。あとはすんなり入って、いよいよスタートです。大方の予想通り、アドマイヤメインがやや早めの平均ペースで逃げていきます。ちょっと離れた2番手をダイワメジャー、さらに先行勢が続き、少しばらけてスイープトウショウやディープインパクト。そのまま淡々と流れて、3角辺りから先行勢が一斉に仕掛け、4角でダイワメジャーが一旦先頭に立ちますが、あっという間に外からディープインパクトが抜き去り、坂上で勝負あった、でした。



私の期待のダイワメジャー。これが思った以上に善戦しました。いやもしかしたら勝てるかもと少しは思ってた(もちろん単勝に賭けた)のですが、いくらカール・ルイスでも、マラソンでQちゃんに勝てるかというとそうではないわけで、でも実際にやったわけじゃないから、絶対無理ってわけでもないかも・・・くらいの期待だったのです。それでなくても中山の2500mはコーナーが多く、息の入るコース。私の妄想では、3角で逃げるアドマイヤメインを捕まえて、4角で後続を突き放している(皐月賞のイメージ)、というレースなら、と思ってましたが、やっぱり未知の距離ということで、そこまで冒険はできなかったようです。4角でメインを捕まえて一旦先頭に立ちましたが、既にそのときには外にディープインパクトの馬体が見えていました。ただ、抜かされてからも、すぐに止まるわけでもなく、粘りに粘って、強い3歳2騎をねじ伏せ、3着に残りましたからね。2着のポップロックは元々2500mのスペシャリストみたいな馬ですし、鞍上はミスター有馬記念のペリエ。多分同じ条件で走ることは今後もあまり無いでしょうけれども、2000mなら負けないのでは。4着のドリームパスポートとの着差もわずかでしたが、馬体が合ってからまた一伸びするような根性を見せてました。マイルCS勝ったときに、来年はドバイに・・・なんて話も出ていたそうです。奇しくも、今年のドバイのレースのとき、「やっぱりドバイのダートは芝馬のほうが合ってるのでは・・・。今度は是非秋の天皇賞馬をドバイにつれてって欲しいですね。」とエントリに書いたのですが、その秋天馬がダイワメジャーとは想像もしていませんでした。彼は皐月賞前にダートを圧勝しているので、ダート自体は問題ないと思われますし、実現したら本当に期待できそうです。今回馬券は全然ダメでしたけど、ダイワメジャーが3着に粘りこんだことで、結構気分はすっきり。何より直線で結構応援できましたからね。

ディープインパクトは結局最後まで強力なライバルを得ることは出来なかったし(去年今年で入場人員が激減したことも、馬券の売り上げ向上に全く貢献しなかったことも、それが一因と思われる。結局日本人は判官贔屓なのだ)、凱旋門賞は勝てなかったけど、私の見てきた様々な馬の中で、別格の馬でした。生涯14戦12勝うち負けたのは有馬記念の2着と、凱旋門賞3着。相手関係と言われる可能性は多分にありますが、そうであってもこんな戦績の馬は、もう一生に一度見られるかどうかかもしれません。それでも私は先行して自分で競馬を作れる馬が好きですけどね。

(12/25追記)
ダイワメジャーが東京競馬記者クラブ賞を受賞したそうです。よかったねー。もうホント一時期このまま引退かと思ってたけど、多くの強い馬が引退に追い込まれた喘鳴症を手術で乗り越え、再びGI(しかも2年前に惨敗したGI)を勝ったのは、本当にすごい。来年も無事に頑張って欲しいです。

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