2006年12月28日木曜日

[2006年を振り返って]競馬

今年の競馬界は、正にディープインパクトに支えられ、そして振り回された一年だったように思います。今年競馬場で実際に彼のレースを見たのは、宝塚記念、ジャパンカップ、そして有馬記念の3回でしたが、いずれも圧勝と言って良いレースでしたからね。いろいろあったけど、面白い(単に速いだけじゃなくてね)子供が産まれると良いですね。ディープインパクトのレースで、一番印象に残っているのは、やっぱり菊花賞です。多分誰もがそう言うと思うけど。でもそれはディープのパフォーマンスもさることながら、典ちゃんの好騎乗が果たした役割も大きかったと思います。だからこそ、ディープインパクトには強力なライバルと、彼にガチンコ勝負しようとする騎手が欲しかったな(だからルメールさんもすばらしかった。今年は有馬での騎乗が無くて本当に残念)。あの後、彼に遠慮したのか、一頭だけ祭り上げるような雰囲気になってしまったために、せっかくの競馬ブームの種火が、種火のまま消え去ってしまったのだと思います。

しかし、私の中でのベストレースは、ダイワメジャーが勝った毎日王冠でした。私が初めて競馬場で見たグレードレースが毎日王冠だったのですが、それ以来GIIの割にメンツが揃う面白いレースなので(下手なGIよりGIに見えると言っても過言ではない)、毎年見に行ってます。今年もGI馬6頭が出走したこのレースで、東京は不得意と認識され、1800mも長いだろうと評価されたダイワメジャーは3番人気でした。実際実績では勝ったり負けたりのメンバーで、馬券的には難しい一戦と言えましたが、なんか私は「メジャー、今回はいけるんじゃないか」と思ってたんですよね。欲しかった外枠を引き、メジロマントルが良いペースで引っ張ってくれたお陰で、直線ダンスインザムードに越されながらも、内からもう一伸び。直線隣にいたダンスを応援する知らない人に負けず、メジャーを応援したのも忘れられません(笑)。ここからGI2連勝、最後も未知の2500mに挑みながら3着と、充実の秋でした。ダンスはダイワメジャーと同じレースを走ると、何故かダイワメジャーを越せない、ということが話題となり(よしだみほが漫画でネタにしたほか、凝ったFlash作品も登場)、ダンスが香港に遠征したときの武騎手の敗戦の弁が「ダイワメジャーがいなかったからかな」というのも笑いました。

最も記憶に残ったのが、エリザベス女王杯。こちらも世代交代か、それとも女王二連覇か、あるいは伏兵台頭か、と盛り上がったレースでした。重賞勝ち馬も多かったですし、何より今年の3歳牝馬は牡馬混合でも良績を残しています。特にここに無敗で望んだカワカミプリンセスは、その地味な出自も手伝って、結構注目されていましたが・・・・。なんとそのカワカミプリンセスが直線で突き放して圧勝しながら、長い審議の後に降着という無念の結果。オークスを競馬場で見たとき、この(かなりのハイペースで、消耗戦だった)レースで差してくるという根性がすごいなーと感心したのですが、ここでこんな形で土がつくとは。無敗のままなら、有馬記念参戦という話もあったそうで、本当に残念でした。とはいえ、馬は完勝でしたから、私の心の中では無敗です。来年はこの馬の時代かも?

そして来年のクラシックを担う2歳馬は、とうとうサンデーサイレンス産駒のいなくなった世代。ポストサンデーはどの種牡馬になるのか、まだまだ見えてきていません。ステイゴールドや、タニノギムレット、そして去年もGI馬を出しているアグネスタキオンなど、元々レースでも強かった馬たちが面白そうですが、意外な馬が現れる可能性も?私は今のところダイワメジャーの妹・ダイワスカーレット、そして新馬戦を見たよしみでフサイチホウオーを応援中(そしてどっちもアンカツが主戦。なんか、アンカツさん、血色が良くなって去年より若返った気がするのは私だけ?)。来年またスプリングSとかに新星が現れたら面白いかもしれないですね。まだ私の好きな強力な逃げ馬が見つけられてないのが残念かな(強いて言えば、スカーレットは逃げても十分いけると思いますが)。やっぱり逃げ馬がいて、どの馬も実力出し切るようなレースじゃないと面白くないですよね。タップが無茶逃げしたレースはどのレースも面白かったもん。

というわけで、来年最初のレースは、1月6日東西金杯から始まります。今年は3連休をフルに使って、6、7、8日が初回中央競馬開催日です。シンザン記念には早くもスカーレットが登録してますし、ガーネットステークスも面白そう。もちろん金杯もですが、京都金杯なんて40頭以上の登録で、まだ出走馬さえ読めない状況ですからね。これはお屠蘇(じゃなくてコーヒーかもしれないけど)を飲みながらゆっくり考えよう。一頭だけ桁の違ったディープがいなくなったら、俄然競馬が面白くなるかも〜と期待してる私です。

(12/29追記)
年末の大一番、東京大賞典を観戦に大井競馬場に行ってきました。人出はすごいのですが、どこかのんびり競馬を楽しめる地方の雰囲気も結構好きです。私は3連覇を目指すアジュディミツオーに期待してたのですが、ミツオーの体重が+18キロ。うーん、やっぱり病気の影響は大きかったか・・・。今日の大井は珍しく外枠の外差しが決まる馬場だったということもあったのですが、ミツオーは逃げられず、ナイキアディライトをダイヤが追いかけるハイペースの展開。直線内でクーリンガーが粘るところをダイヤも食い下がりますが、ミツオーはもういっぱい。外からものすごい脚で追い込んでくる馬がいたので、「あの追い込んできてるのは誰?」と言っていたところに、ようやく私の目に入ってきたのが、中央で見慣れた青い勝負服でした。「ブルコンかよ!」と驚く周りを尻目に、1着でゴールイン。そして2着がびっくりクーリンガー。パドックに芦毛の馬が最初に出てきたとき、誘導馬かと思ってしまった(あ、1番ゼッケン付けてるよ、クーリンガーか、と思わず笑ってしまった)のですが、久々の激走は、俺はまだ現役だぜ〜と見せつけてるようでした。すまぬ。ブルーコンコルドは本当に展開がはまったとしか言いようの無い勝利でしたね。稍重だったし、馬場が合ってたのかもしれません。来年はまずフェブラリーかな。案外どっかんな結果でしたが、結構面白いレースでした。

2006年12月24日日曜日

[2006年有馬記念]ダイワメジャー頑張ったよ

2004年12月のデビューから約2年。いろんな意味で競馬界の中心だったディープインパクトの引退レースは、本当によく晴れた日でした。今年はもともと暖かい冬ではありましたが、例年我慢大会なのか、有馬記念観戦なのかよくわからなくなるくらい寒いのに、今年は日差しが強くて暑いくらい。結構人はいたように思ったのですが、実際の入場人員は12万を下回るくらいだったそうで、去年オグリキャップの引退レースを超えるかと言われるくらい(16万人超)入ったことを考えると、やっぱり人の移ろいというのは速いんだなあと思う今日この頃です。

スイープトウショウは馬場入りはすんなり行ったのに、今回はゲートで駄々っ子になりました。押したり引いたりして、なんとか枠入りが完了したときは、スタンドから拍手が起きるほど。あとはすんなり入って、いよいよスタートです。大方の予想通り、アドマイヤメインがやや早めの平均ペースで逃げていきます。ちょっと離れた2番手をダイワメジャー、さらに先行勢が続き、少しばらけてスイープトウショウやディープインパクト。そのまま淡々と流れて、3角辺りから先行勢が一斉に仕掛け、4角でダイワメジャーが一旦先頭に立ちますが、あっという間に外からディープインパクトが抜き去り、坂上で勝負あった、でした。



私の期待のダイワメジャー。これが思った以上に善戦しました。いやもしかしたら勝てるかもと少しは思ってた(もちろん単勝に賭けた)のですが、いくらカール・ルイスでも、マラソンでQちゃんに勝てるかというとそうではないわけで、でも実際にやったわけじゃないから、絶対無理ってわけでもないかも・・・くらいの期待だったのです。それでなくても中山の2500mはコーナーが多く、息の入るコース。私の妄想では、3角で逃げるアドマイヤメインを捕まえて、4角で後続を突き放している(皐月賞のイメージ)、というレースなら、と思ってましたが、やっぱり未知の距離ということで、そこまで冒険はできなかったようです。4角でメインを捕まえて一旦先頭に立ちましたが、既にそのときには外にディープインパクトの馬体が見えていました。ただ、抜かされてからも、すぐに止まるわけでもなく、粘りに粘って、強い3歳2騎をねじ伏せ、3着に残りましたからね。2着のポップロックは元々2500mのスペシャリストみたいな馬ですし、鞍上はミスター有馬記念のペリエ。多分同じ条件で走ることは今後もあまり無いでしょうけれども、2000mなら負けないのでは。4着のドリームパスポートとの着差もわずかでしたが、馬体が合ってからまた一伸びするような根性を見せてました。マイルCS勝ったときに、来年はドバイに・・・なんて話も出ていたそうです。奇しくも、今年のドバイのレースのとき、「やっぱりドバイのダートは芝馬のほうが合ってるのでは・・・。今度は是非秋の天皇賞馬をドバイにつれてって欲しいですね。」とエントリに書いたのですが、その秋天馬がダイワメジャーとは想像もしていませんでした。彼は皐月賞前にダートを圧勝しているので、ダート自体は問題ないと思われますし、実現したら本当に期待できそうです。今回馬券は全然ダメでしたけど、ダイワメジャーが3着に粘りこんだことで、結構気分はすっきり。何より直線で結構応援できましたからね。

ディープインパクトは結局最後まで強力なライバルを得ることは出来なかったし(去年今年で入場人員が激減したことも、馬券の売り上げ向上に全く貢献しなかったことも、それが一因と思われる。結局日本人は判官贔屓なのだ)、凱旋門賞は勝てなかったけど、私の見てきた様々な馬の中で、別格の馬でした。生涯14戦12勝うち負けたのは有馬記念の2着と、凱旋門賞3着。相手関係と言われる可能性は多分にありますが、そうであってもこんな戦績の馬は、もう一生に一度見られるかどうかかもしれません。それでも私は先行して自分で競馬を作れる馬が好きですけどね。

(12/25追記)
ダイワメジャーが東京競馬記者クラブ賞を受賞したそうです。よかったねー。もうホント一時期このまま引退かと思ってたけど、多くの強い馬が引退に追い込まれた喘鳴症を手術で乗り越え、再びGI(しかも2年前に惨敗したGI)を勝ったのは、本当にすごい。来年も無事に頑張って欲しいです。

2006年12月21日木曜日

[枠順]有馬記念(GI)

第51回有馬記念(GI)
2006年12月24日(日) 中山9R 芝2500m
サラ系3歳以上 オープン (混合)(指定) 定量

1枠 1番 ポップロック    牡5 57 O・ペリエ
2枠 2番 デルタブルース   牡5 57 岩田 康成
3枠 3番 ドリームパスポート 牡3 55 内田 博幸
   4番 ディープインパクト 牡4 57 武   豊
4枠 5番 ダイワメジャー   牡5 57 安藤 勝己
   6番 スイープトウショウ 牝5 57 池添 謙一
5枠 7番 コスモバルク    牡5 57 五十嵐冬樹
   8番 メイショウサムソン 牡3 55 石橋  守
6枠 9番 トウショウナイト  牡5 57 武士沢友治
  10番 アドマイヤメイン  牡3 55 柴田 義臣
7枠11番 スウィフトカレント 牡5 57 横山 典弘
  12番 アドマイヤフジ   牡4 57 武 幸四郎
8枠13番 ウィンジェネラーレ 牡6 57 蛯名 正義
  14番 トーセンシャナオー 牡3 55 勝浦 正樹

私と彼との出会いは、2003年12月28日、シンボリクリスエスが引退レースとして選んだ有馬記念の日でした。前日の雪で大障害は延期となり、当日は快晴でしたが寒い一日でした。当時の写真を見ると内らち沿いに避けられた雪が残っています。この日の新馬戦でデビューした栗毛の馬は、なんとパドックで寝るという前代未聞の所行に出ました。以来、そのエピソードは何度もネタとして披露されてきました。しかし、そんな彼は半年後に皐月賞を手に入れ、GIホースの仲間入りを果たします。その皐月賞の日も競馬場にいた私。10番人気のその馬を、相方にバカにされつつも、デビューから買ってるからという理由だけで、三連複・馬連両方で買っていました。

それがダイワメジャーです。

以来、高額の払戻金をもたらした、そのでっかい馬体の割に繊細、そしてやんちゃなその馬にすっかり魅せられました。後にノド鳴りと診断され、惨敗したレースでも、そして手術して再びターフに戻ってきてからも、ずっと買い続けた一頭です。

有馬記念は、その年最も気に入った馬にファン投票し、そしてその馬を全力で応援するレースだと思っています。今回は、何より全力で応援したい馬が出ているのです。だから予想でも何でもありません。距離が持たないとか、マイルCSから有馬記念なんてローテーションがあり得ないとか、関係ありません。自己満足です。

◎ダイワメジャー。

4枠は有馬記念で最も勝ち馬の出ている好枠。彼にはちょっと内すぎるようにも思えますが、中山の外枠は本当に不利。今年の馬場は案外内がしっかりしているので、出たなりにうまいポジションに付けられると良いなあ。いずれにせよ内のディープも外のスイープも後方待機の馬ですから、いきなり邪魔されることはないでしょう。

今年は04年クラシックカルテット(04皐月賞馬、04菊花賞馬、04秋華賞馬、04特別賞馬)を筆頭に、有力5歳馬が大量に出走してきます。頑張れ。あと来年に向けて3歳馬も応援(そしたら全部じゃん、とかいうつっこみは無し)

2006年12月10日日曜日

2歳チャンプ&香港レース

牝馬の2歳チャンプはタニノギムレット産駒でしたが、牡馬の2歳チャンプはステイゴールド産駒のドリームジャーニーでした。タニノギムレットは今年の出走が初年度産駒、ステイゴールドは今年2年目です。既に去年からステイゴールド産駒はそこそこ頑張っていましたが、まだまだポストSSは見えない雰囲気です。

それにしてもドリームジャーニーすごかったなあ。蛯名騎手らしく?みごとに出遅れて、道中ややハイペースだったこともあってかなり離れた最後方。向こう正面で終わったかなーと思ってたのに、直線で大外からゴボウ抜き。前にいたオースミダイドウを交わして「これは勝った」と思ったであろうローレルゲレイロも見事に差しきって勝ちました。今年の中山の芝はそれほど速い時計が出ないようなので(先週の結果からも)、時計は例年と比べて見劣りするものの、現時点では十分と言った感じ。ステイゴールドらしい末脚爆発で、今後も楽しみです。今年はダイドウも絶対と言えるほど強い雰囲気ではなかったし、ポストSSを争ういろんな系統の馬がいて、朝日杯の割に意外と荒れ(中荒れくらいだけど)ました。私は恐らく東スポ杯組が強いだろう、とフライングアップルからドリームジャーニーも買ってたのですが、フライングアップルは坂を上がったら前と同じ脚色になっちゃったからなー。いずれにしろゲレイロは入ってなかったので負けです。アップルは馬体は良かったのでこれから、かもしれません。

やはり東スポ杯組が強かった(アップルも+6キロのやや太めの馬体ながら、4着に好走)ので、フサイチホウオーが今の感じでは抜けたかな〜という印象。彼は新馬戦を見てるし、東スポ杯でも軸にして取れたので、これからも応援していきます。

さて、今日は香港でのGI4レースも行われています。JCとも有馬とも微妙な日程で、今年は菊花賞馬が香港へ行ってしまうという寂しい事態に。アドマイヤメインもソングオブウインドも有馬出て欲しかったな(一応アドマイヤメインは登録がある模様)。香港ヴァースが引退レース予定だったウィジャボードは跛行で出走取消、香港スプリントでは日本のスプリンターズSで圧勝したテイクオーバーターゲットが禁止薬物検出のため出走取消と、なんか始まる前から波乱の様相でした。香港ヴァースではメインは失速、ソングオブウインドは頑張って4着。スプリントではメイショウボーラーは最初から大きく出遅れ、向こう正面で競走中止との情報。うー大丈夫か、無事に帰ってこい、と思ってたところ、怪我じゃなくて単なるストライキだったそうで(残念だけど、怪我じゃなくてよかった・・・笑)。マイルはダンスインザムードが出走しましたが、一昨年と同じく惨敗。馬体重も減っていたし、香港の馬場は彼女には合ってないのかもしれないですね。3月のドバイに連れて行くかも・・・って話はどうなるかなぁ。

今年はもうダメかなーと思いきや、ラストの香港カップでアドマイヤムーン@武豊が頑張ってくれました。直線プライド@ルメールが抜け出し、その後ろからアドマイヤムーンが急追。しかし、差せるか!と思ったところがゴールでした。。。。きっと競馬場やウインズのパブリックビューイングは盛り上がったでしょう。ムーンが猛追してきたとき、ここで凱旋門賞(あるいは去年の有馬)の雪辱か!<武豊、と思いましたが、やっぱりダメでしたね。プライドは牝馬ながら強かったです。ジャパンカップ来て欲しかったな〜。凱旋門賞でディープを後ろから差したのは伊達ではありませんでしたね。しかし、今年の有馬もこんな感じになりそうな予感?まだ有馬記念でのルメールの騎乗馬が決まってないようですが、やはり今年も怖そうです。

2006年12月8日金曜日

[枠順]朝日杯フューチュリティステークス(GI)

第58回 朝日杯フューチュリティステークス(GI)
2006年12月10日(日) 中山11R 芝・外1600m
サラ系2歳 オープン (混合)牡・牝(指定) 馬齢

1枠 1番 ジャングルテクノ  牡3 55 四位洋文
2枠 2番 ゴールドアグリ   牡3 55 安藤勝己
2枠 3番 ドリームジャーニー 牡3 55 蛯名正義
3枠 4番 マイネルレーニア  牡3 55 松岡正海
3枠 5番 マイネルサニベル  牡3 55 田中勝春
4枠 6番 アロマンシェス   牡3 55 勝浦正樹 
4枠 7番 フライングアップル 牡3 55 北村宏司
5枠 8番 アドマイヤホクト  牡3 55 横山典弘
5枠 9番 ローレルゲレイロ  牡3 55 本田優
6枠10番 エーシンビーエル  牡3 55 幸英明
6枠11番 オースミダイドウ  牡3 55 O.ペリエ
7枠12番 マイネルシーガル  牡3 55 後藤浩輝
7枠13番 コアレスレーサー  牡3 55 柴田善臣
8枠14番 アドマイヤヘッド  牡3 55 岩田康誠
8枠15番 マイネルフォーグ  牡3 55 内田博幸

サンデーサイレンス産駒のいない2歳戦。牝馬の2歳チャンピオンレースは、非SS系とも言えるタニノギムレット産駒が勝ちました。今週はどうでしょうか。牡馬は結構競馬場で見ている馬がいて、特にマイネルシーガルは、道中もう絶対無理って思えるような不利を受けながら直線伸びたレースは「なんかすごい馬だな〜」と印象に思った一頭。フライングアップルも応援したいし、初GI制覇がかかる松岡君のマイネルレーニアも楽しみですが、どっちかっていうと1800m以上を使ってきた馬のほうが強いからなあ。それに人気のオースミダイドウは本当に強そうですね。レース見てても、1頭だけなんか古馬が混じってる?みたいな雰囲気。鞍上もペリエで不安なし。朝日杯は堅いレースですしね、点数絞ってちょっと遊ぶ程度に。穴になるかわからないですが、前で競馬が出来、調教でよさげだった(でもちょっとマイルは長そう?)アドマイヤホクトに期待。関東馬ですし。

明日の鳴尾記念は、なぜか元気いっぱいのローエングリンが59キロでもこのメンバーなら勝負になると見て期待してます。天皇賞はペースも距離も鞍上も向いてなかったよね。

2006年12月1日金曜日

[枠順]阪神JF (GI)

第58回 阪神ジュベナイルフィリーズ (GI)
2006年12月3日(日)  阪神11R 芝1600m
サラ系2歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢

1枠 1番 テンザンコノハナ  牝2 54 角田晃一
   2番 ウオッカ      牝2 54 四位洋文
2枠 3番 ルミナスハーバー  牝2 54 小牧 太
   4番 ホットファッション 牝2 54 中舘英二
3枠 5番 ピンクカメオ    牝2 54 蛯名正義
   6番 キャッスルトン   牝2 54 高田 潤
4枠 7番 マイネルーチェ   牝2 54 幸 英明
   8番 ハロースピード   牝2 54 岩田康成
5枠 9番 アストンマーチャン 牝2 54 武  豊
  10番 コスモベル     牝2 54 モンテリーゾ
6枠11番 メジロアダーラ   牝2 54 スボリッチ
  12番 クラウンプリンセス 牝2 54 プラード
7枠13番 バクシンヒロイン  牝2 54 藤岡佑介
  14番 ディーズメンフィス 牝2 54 勝浦正樹
  15番 ジーニアス     牝2 54 横山典弘
8枠16番 イクスキューズ   牝2 54 藤田伸二
  17番 ローブデコルテ   牝2 54 福永祐一
  18番 ハギノルチェーレ  牝2 54 武幸四郎

鞍上だけ見るとジャパンカップよりよっぽど国際色豊かなジュベナイルフィリーズ。阪神1600mという桜花賞の舞台で行われながら、案外桜花賞と結びつかないのもこのレース。2歳のこの時期にGIだからと無理させるのがいけないのでしょうか。このレース当たる気がしないんですよね。今年も、競馬場で見たことあるのってピンクカメオくらいだしなあ。アストンマーチャンというふざけた名前の馬が人気しそうですが、先週ジャドールのレースを見てて、思い出したことがあるのです。「レコードを出した馬は、次走走らない」。実際のところ本当に強い馬はそんなこと関係なかったりするのですが、2歳のこの時期の牝馬が、2歳レコードを1秒近くも縮めちゃったのはちょっとやり過ぎだったのではないかと思っている私。ここでもあっさり勝っちゃう可能性も否定できないし、勝てるようだと桜花賞は最有力になりそうですが、どうでしょうね。また、ファンタジーSはちょっと厳しいレースでしたよね。そう考えてファンタジーS以外のレースを使った馬が面白いかなと思ってるのですが(と言っても2歳牝馬の500万下なんてそんな真剣に見てないのでよくわからん)。当日の気配にもよりますが、勝浦君を応援しようと思ってる私でした。

長距離重賞が大好きな私は、平地最長距離重賞のステイヤーズSが楽しみです。ただ難しいなあ。アイポッパーが恐らく人気だと思うのですが、この馬3600m走れるのかしら。比較的長距離を走っている馬ですが、私の中であまりステイヤーなイメージが無いんですよね。前走の好走と鞍上人気もあって一本かぶりになりそうな感じがしますが、しかしこの馬を無視すると、どこから入ったらいいのかも分からないくらい混沌状態ですね。菊花賞2着馬から3歳500万下勝ったばっかの3歳牝馬まで、獲得賞金差25倍。そんな馬たちが同じレースを走るからこそ、超長距離レースは面白いのかもしれません。ファストタテヤマ応援したいけど、一昨年このレース1番人気で見せ場なしの最下位でしたからねえ・・・。