今年も1年の競馬が終わりました。競馬ほど1月~12月というサイクルを強く思い出させるものはないと思ってるんですが、それだけに、最後はちゃんと1年を振り返る必要に駆られるのも競馬ならではです。
今年はレースが結構面白かったとも言えるんですよね。何頭か早い逃げ馬が出てきてくれて、締まったレースがありました。中でもリーチザクラウンがその筆頭。私はもともと逃げる馬が結構好きなんですが、その逃げのタイプと彼は少し違うので、それほど注目はしていませんでした。しかし、1年振り返ってみると、リーチザクラウンが思いきって逃げていたレースはすごく面白かったな―という気がするんです。菊花賞、JC、そして有馬記念。菊花賞、JC,有馬は共に2頭が最後まで競り合う展開にもなり、手に汗握るレースとも言えました。
ダイワスカーレットが今年引退し、とても残念に思っていたところに、昨年「期待」と書いていたブエナビスタが頑張ってくれました。オークスの直線は、まさに「まさかまさかの末脚」でしたし、秋華賞も(ケチがつかなければ)いいレースでした。有馬記念でも先行馬総崩れの状況の中、勝ち馬のドリームジャーニーに最後まで食い下がったのが彼女でした。来年も期待できそうです。ウオッカと共にドバイという話もあるようなので、まずはそこから楽しみ。
今年のベストレースを選ぶならば、JCかなあ。早すぎるペースの中から敢然と抜けてきたウオッカ、そして菊花賞馬のオーケンブルースリとの数センチ差の攻防。強い馬が強いレースをするのが私は結構好きです。そういう意味では、有馬記念もとても盛り上がりました。また、個人的に(馬券的に)盛り上がったのは阪神Cです。馬柱表をほとんど見ておらず、パドックで選んだ2頭を馬連で買ったら、1着2着に来たのですが、その2着がもう1頭買ってない馬と同着で、結果が出るまで本当にドキドキしました。
ワーストレースは誰もが思うと思いますが(既に書いてますが)、エリザベス女王杯です(笑)。乗っていた騎手が口をそろえて「馬群を抜ければ勝てると思って直線向いたら、はるか前方に2頭いた」と言ってる回顧がかなり笑えました。レースを観戦する我々は、いろんな角度で映し出される映像を見てるし、タイムも表示されてるからどういうレースが行われているのかを把握できますが、時速60キロとも80キロともいわれる速度で走る馬の上で、しかも周りにもたくさんの馬がいる中でレースをしているジョッキーは、意外と周りが見えてないんだなあというのを実感したレースでもありました。
今年は馬券のほうはいまいち乗り切れないまま終わったのですが、有馬記念が中ったので、よしとしよう。来年頑張ります。来年の中央競馬は1月5日の東西金杯からです。
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