今日は9Rにはレゴラスとか、11Rにフラムドパシオンとか、12Rの目黒記念にもアルナスラインとか結構面白い馬も出ていて、他のレースも楽しめましたが、やっぱりダービーですよね。
3歳馬のGIなんかで馬体重をみたり、パドックをみたりして、買い目を悩むとろくなことがないとようやく学び、今日は六曜が先勝だったこともあって朝一でダービーの馬券を買うことに。ディープスカイとメイショウクオリアからそれぞれ昨日言ってた馬に流してみました。やっぱりパドックみてたら「ディープスカイはいいけど、ブラックシェルも買っておいたほうがよかったかなー」とか迷ったりしましたがぐっとがまん。でもNHKマイルを戦って中2週なのに、ディープスカイはプラス6キロ。汗をかくこともなく、先頭を悠然と歩く姿は、パドックでも目立ってました。
しかし!レース始まったら「あれー」って感じで。最内枠だから、良いポジションを取るためにある程度行くんじゃないかなーと思ってたんです。ところが、スタートは良かったのに、外から来た逃げ宣言をしていたアグネススターチや、それをおさえるように前に出たレッツゴーキリシマ、内からサクセスブロッケンあたりに前に入られて、どんどん後ろの位置取りに・・・。

しかも、もともと逃げるつもりだったアグネススターチではなく、レッツゴーキリシマが逃げています。ごちゃつく後ろをあざ笑うかのように、超スローペースに落とした幸騎手。向こう正面の辺りでしびれを切らしたようにレインボーペガサスが掛かり気味にあがっていって、ややペースがあがりましたが、私の軸ディープスカイ、そしてメイショウクオリアは最後方。クオリアはもうペースについていけない感じでしたし、ディープスカイはペースがあがった3コーナー過ぎには、内に閉じこめられて何もできない状態で、「あーこれはもうだめかなー」と諦めてました。
レース後、四位騎手は「雨が続いていて内が荒れてたから・・・」みたいなことを言っていましたが、実際のところ、今日は「内しか伸びない」馬場だったと思うのです。実際ダービーでもディープスカイの目の前にいたブラックシェル(鞍上武豊騎手)はあえて内に入れましたし、2着以下も内から伸びてきた馬でした。他のレースでも大外回した人気馬が何度も取りこぼしてるのをみて「今日は外回したらダメだなあ」って私も思ってたんですよね。洋芝が長すぎるくらい伸びてましたし。
それが、直線向いたときにディープスカイがとった(というか、それしか手段が無かった)進路が、大外。しかもスローペースで直線向いてるものですから、18頭が横にずらりと並んだ中での大外です。うあーそこ出してどうするよ・・・と思っていましたが、一応軸馬だし、応援してたから、ディープスカイだけにピンを合わせて撮りましたよ。超大外を通ってるので、デジ一に300mm望遠じゃ近すぎてファインダーに収まらないこの大きさ(笑)

四位騎手、まるで祈るように追ってましたね。心で「届け、届け」って思ってたのかも。
結果としてみれば、ごちゃついた内を通るよりもそれが良かったのでしょうか。まるでディープインパクトが勝ったダービーを再現してるようでした。内を抜けたスマイルジャックがあと100mで完全に後続を突き放し、実況も「スマイルジャックが先頭だ!」と言った時に大外最後方から追い込んできたのがディープスカイ。しかもきっちり1馬身半突き抜けて勝つ完勝でした。本当に強かった。絶対無理って思ったのに。
逆にスマイルジャックは距離不安が言われながら、ほぼ完璧に乗ったと思うんです。ポジションも完璧、追い出しも完璧で、最も伸びる内の何頭分目かを綺麗にトレースするように伸びてきて、後続を突き放しました。恐らく馬群を抜け出たときに小牧騎手も勝ったと思ったんじゃないでしょうか。それを直線向いたときには一番後ろにいた馬に大外から差されちゃうんですからね。今日はっきり感じたのですが、やっぱりダービーってすごく特別なレースで、騎手が上手く乗るというより、馬自身が勝ち取るレースなんですね。それが昔から言われてる「一番運の良い馬が勝つ」ってことなのかもしれません。
もしかしたら、と思った残り100m、しかもあと1頭抜けてるのは流した先でも人気薄のスマイルジャック。私は叫び続けました。そのせいで今ノドが痛いです。
ディープスカイはこれで変則二冠達成です。皐月賞出てないし、距離も長いだろうからあえて菊花賞に出る必要ないですよね。広くて直線の長い東京の方が向いてそうだし、天皇賞(秋)に出て欲しいなあ。NHKーダービーの変則二冠の先輩、キングカメハメハが出来なかった変則三冠の夢を達成して欲しいです。
ダービーの後、11レースを挟んで(フラムドパシオンすごく強かった!こんどこそJCダートで頑張れ)、最終レースは目黒記念。アルナスラインを一着一頭軸で二,三着にロックとスルタンを入れた三連単2点で勝負したのですが、逃げるホクトスルタンをアルナスラインが半馬身まで追い詰めたところがゴールでした。残念。これも買っていた3頭が抜けた上に、外からアルナスラインがものすごい脚で伸びてきたので、やはり残り100mを叫び続けてノドが痛いです。世代レベルとして、現4歳は特に牡馬がいまいちといった評価を受けてきましたが(ダービーもNHKマイルも牝馬に獲られてしまったし、有馬でも3歳牝馬に最先着された)、ここにきて案外面白い世代なのかもと思えてきました。クラシックまでに完成されるサンデーサイレンス産駒と違って、徐々に力をつけてくるタイプが多いのかもしれないですね。
さて来週は安田記念。香港馬も強そうですが、私は京王杯SCで強いところを見せてくれたスーパーホーネットを応援してます。去年のマイルCSで随分強くなったなーと思ったので、ダイワメジャーのいない今年のマイル路線をひっぱっていってくれるよう、さらなる飛躍を期待してます。
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