昨日書いたとおり、キストゥヘヴンからいくつか流した上で、さらにキストゥヘヴンの複勝もおさえた私。ところが、馬体重が出て、パドックを見て、ウオッカの出来が思った以上に良いのを見て、ダンスインザムードを思い出しました。同じように黒かったあの怪物牝馬も、何故か牝馬限定戦で惨敗したあとに、牡馬との混合大レースで善戦したりしてました。ウオッカは牝馬同士のぬるいレースだと嫌気がさしちゃうんじゃないかと私も思ってたので、中京9レースで当たった分をウオッカの単勝に追加投入。
スタートして案の定コンゴウリキシオーがハナを主張。「逃げ馬についていけ」と言われていたらしいアルマダは2番手に、そしてその内になんとウオッカ。場内放送とターフビジョンの映像でウオッカが先行しているのがわかった観客は、かなりざわめきました。コンゴウリキシオーが作ったペースは前半3Fが34.8。今年に入ってからのGIでは無かったようなかなり厳しいペースで、しかも同じように1F11秒台を刻んでいきます。それを先行してて大丈夫なのか・・・という気はしましたし、私は後方にいるキストゥヘヴンも気になります。逆にこれは前が潰れて、後ろから追い込める可能性も・・・という期待もあり。
直線向いて、坂途中でアルマダ、そしてウオッカがコンゴウリキシオーの後ろから追い出しましたが、ここでまたびっくり、ウオッカの脚が全然違います。

アルマダに騎乗していたホワイト騎手は、「想定どおりに乗れたけど、ウオッカが凄かった」と言ってたそうですが、ヴィクトリアマイルや去年のレースで、追い込みながらもなんか届かない、というレースをしていたウオッカとは別馬です。あっと言う間に後続を引き離し、しかもその差は全く縮まりません。結局2着に3馬身半の差を付ける完勝。タイム1分32秒7は、去年と比べると若干遅いものの、足元が悪く時計がかかりがちだった今年の馬場を考えると、かなりの好タイムと言えるでしょう。+8キロと馬体も戻ってましたし、パドックで見たときもかなり落ち着いていましたし、中2週という限られた時間の中で、ここまで立て直してきたのは、さすが角居厩舎と言ったところでしょうか。キストゥヘヴンも頑張ってはいましたが、流れも厳しかったですし、内枠が逆にひびいて、勝負所でちょっと前が詰まってしまいました。
ダービーを勝った女王の復活に、場内も惜しみない拍手を送っていました。イワターとか、ウオッカーとか、いろんな声が上がってましたが、いろいろ言ってはいても、やっぱり強い馬が強いレースをすると嬉しいですよね。今回は香港からもかなり強力な馬が参戦してきていたので、日本馬の勝利が嬉しかったというのもありました。もちろん、私の単勝が4倍になって返ってきたことも(笑)。岩田騎手も嬉しかったのでしょう。その大声援に応えて手をあげたり、ガッツポーズをしたりしてくれました。

レースが終わった後は、さすがのウオッカもかなり疲れた様子でしたが、夏場はゆっくり休んで、秋に備えて欲しいです。ライバルのダイワスカーレットも、本当はマイルくらいが一番強いと思うんですよね。再びこの2頭が得意の距離でガチンコ勝負する日を楽しみにしています。

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