2008年4月20日日曜日

[2008年皐月賞]やっぱり社台だった

本当に難しい皐月賞でした。何が逃げるかも見えなかったし、「この馬くらいは確実なんでは」と思った馬もいないし。そういうメンバーだったからこそ、最初から「逃げよう」と思っていた川田騎手の作戦勝ちだったのかも。どの馬も「出せるだけで幸せ」というより「勝てる可能性」がありましたので、着狙いより上を狙ってレースに挑んだのだと思います。その色気のせいで、見てる側としてはやや消化不良のレースになってしまいました。ある意味駆け引きが面白かったとも言えるのかもしれませんが、川田騎手が逃げた段階で、既にレースは決まってたのかもしれません。

というわけで、皐月賞は逃げた馬がそのまま勝ってしまいました。昨日から時計がかかる馬場でしたし、特に今日は差しが全然決まってないイメージでしたし、改めて考えてみると、朝日杯も同じようなレースでしたよね。

母父サンデーとか、社台とか、やっぱり大枠は変わってないと思ったところまでは間違ってなかったようで、皐月賞も1,2着が社台ファーム生産馬。キャプテントゥーレは狙ってたんですが、ー18キロでしたからねえ。タケミカヅチはパドックでとてもよさげでしたので、少し買ったのですが。

一方のマイネルチャールズは全馬に意地悪されてましたね。常に外に馬がいるし、出すに出せない状況で、仕掛けが遅れたかなあ、と。キャプテントゥーレが逃げ出したときに、思い切ってついていけばよかったのでしょうけれども、松岡騎手もクラシックで一番人気に乗ってそこまで神経が太くなれなかったってことでしょうか。惜しい。ただ、この馬はダービーで巻き返せるか、って言われるとやや疑問符。

キャプテントゥーレは、「ダービーは無視してここをメイチに仕上げる」と陣営がいってたようなので、次走はどうするのでしょう。NHKマイルかなあ。私もダービーは長いと思うんですけどね。

私が最終的に狙っていたのは、レインボーペガサスだったんですが(アンカツが中山重賞でいまいちなのは分かってて、あえて買った)、4コーナーで最後方。「あーもうダメかなー」と思いきや、最後の最後で画面の外側にちらりと赤い帽子が出てきてちょっと驚きました。この馬場で上がり最速は評価すべきだと思いますが、こちらも正直ダービーは長いような気もするのです。。。タケミカヅチは今日も器用に内をついてきましたし、共同通信杯でも良いパフォーマンスを見せてたので、面白いかもしれないですね。

オークス同様、ダービーはまた分からなくなりました。青葉賞で何が勝つかが楽しみです。

2008年4月19日土曜日

[枠順]皐月賞(JpnI)

第68回 皐月賞 (JpnI)
2008年4月20日(日) 中山11R 芝2000m
サラ系3歳 オープン 牡・牝(指定) 定量

1枠 1番 タケミカヅチ    牡3 57 柴田 善臣
1枠 2番 スマイルジャック  牡3 57 小牧 太
2枠 3番 フサイチアソート  牡3 57 横山 典弘
2枠 4番 スズジュピター   牡3 57 後藤 浩輝
3枠 5番 レインボーペガサス 牡3 57 安藤 勝己
3枠 6番 キャプテントゥーレ 牡3 57 川田 将雅
4枠 7番 オリエンタルロック 牡3 57 武 幸四郎
4枠 8番 ダンツウィニング  牡3 57 池添 謙一
5枠 9番 マイネルチャールズ 牡3 57 松岡 正海
5枠10番 ブラックシェル   牡3 57 武  豊
6枠11番 スマートファルコン 牡3 57 福永 祐一
6枠12番 ベンチャーナイン  牡3 57 武士沢友治
7枠13番 ドリームシグナル  牡3 57 吉田 隼人
7枠14番 ノットアローン   牡3 57 藤岡 佑介
7枠15番 サブジェクト    牡3 57 岩田 康誠
8枠16番 レッツゴーキリシマ 牡3 57 幸  英明
8枠17番 フローテーション  牡3 57 内田 博幸
8枠18番 ショウナンアルバ  牡3 57 蛯名 正義

桜花賞の大荒れで、やっぱり皐月賞も荒れるのでは、いや逆に堅くなるのでは・・・と気持ちの揺れる今日この頃ですが、とにかく馬柱表見てもぜーんぜん役に立たない感じですね。あえて1頭選ぶとするならば、中山2000m専用とも言えるマイネルチャールズ。前走も強かったし、松岡騎手はここ一番で強いですしね。選ぶとしたらこの馬じゃない?と思える馬なのに、案外人気ない(配当がつく)のも魅力かもしれません。

ただ、やっぱり穴を狙いたい私です。桜花賞の勝ち馬はよく見ると「社台生産馬」で、母父はサンデーサイレンスでした。荒れても大枠の流れは変わっていないと見て、同じく母父サンデーのスマイルジャックが気になってます。同年の桜花賞と皐月賞を両方勝つってものすごく難しいことなのだと思うので、確率的には切るほうが正しそうですが・・・。

また、堅実君という意味ではショウナンアルバも応援したいところ。蛯名騎手は中山得意のイメージがありますし。

流し先で、スプリングSで狙っていたベンチャーナイン(いつも穴で来るから、そろそろ?)と母父サンデーのスズジュピター、朝日杯で軸にしたキャプテントゥーレ。現在大ブレイク中のフジキセキ産駒・サブジェクト(大一番だけ走りそうなタイプ?)・・・うーん、でもそんなことを言っていたら、全部買わなくちゃならなくなりそう。きっと明日ギリギリまで迷ってると思います。

2008年4月13日日曜日

[2008年桜花賞]小牧騎手が初GI(JpnIだけど)

前の速い縦長の展開から、4コーナー回って18頭(間違えた、ポルトフィーノがいなかったから)17頭が横いっぱいに広がって追い比べする展開は、見応えありましたねえ。正に「戦国時代のクラシックレース」という感じでした。もうどれが勝ってもおかしくない、と思いましたが、最後の最後で付き抜けたのは、12番人気のレジネッタ。

同じ勝負服のソーマジックがパドックでよく見えて軸にしてたので、最後はおーいけるか?なんて思っちゃいましたけど、外から伸びてきたのはレジネッタ!と言われて思い出しましたよ。

相方に頼まれた複勝。

2着はさらに人気のないエフティマイア、3着が私が応援してたソーマジックで、2,3着も人気があまりなかったので、複勝でも10倍以上つきました(私のソーマジックとレジネッタのワイドにしておけば・・・と思っても後の祭り(笑))。

これでオークスもわけが分からなくなりましたね。何しろ4着に16番人気のハートオブクイーンとか入ってますからね。オークスも騎手の差、枠の差、仕上げの差など、直前までわからなさそうです。今日もトールポピーの-10キロは少し細い感じでしたしね。それに、レジネッタは血統的に東京2400mは長すぎるから、きっとNHKマイルでしょう。

小牧騎手の嬉し涙が印象的だった桜花賞でした。

来週は皐月賞です。今日の桜花賞見てたら、同じく混戦の牡馬も何が来てもおかしくないですよね。ただ、人気薄だったとはいえ、今日の桜花賞も1,3着が社台ファーム、2着がノーザンファームの生産馬、そしてレジネッタは母父サンデーサイレンスだったことを考えると、クラシックはまだ血で走ってるという感じもします。多分人気は中山2000m専用とも言えるマイネルチャールズですが、スプリングS勝ち馬のスマイルジャックほかスプリングS組にちょっと期待。

2008年4月12日土曜日

[枠順]桜花賞(JpnI)

第68回 桜花賞(JpnI)
2008年4月13日(日) 京都 11R 芝・外1600m
サラ系3歳 オープン 牝(指定) 定量


1枠 1番 デヴェロッペ    53 吉田 豊
1枠 2番 エーソングフォー  53 四位洋文
2枠 3番 エイムアットビップ 53 福永祐一
2枠 4番 マイネレーツェル  53 内田博幸
3枠 5番 オディール     53 安藤勝己
3枠 6番 マダムルコント   53 角田晃一 
4枠 7番 ポルトフィーノ   53 武  豊
4枠 8番 ハートオブクイン  53 幸 英明
5枠 9番 リトルアマポーラ  53 武幸四郎
5枠10番 トールポピー    53 池添謙一
6枠11番 エアパスカル    53 藤岡佑介
6枠12番 ベストオブミー   53 岩田康誠
7枠13番 ソーマジック    53 後藤浩輝
7枠14番 ルルパンブルー   53 吉田隼人
7枠15番 レジネッタ     53 小牧 太
8枠16番 ブラックエンブレム 53 松岡正海 
8枠17番 シャランジュ    53 村田一誠
8枠18番 エフティマイア   53 蛯名正義

土曜日の阪神牝馬Sを結構楽しみにしている私です。大混戦の桜花賞は難解ですねぇ。サンデーサイレンス直仔がいなくなり、こういう大一番でも抜けた馬がいなくなったというのは、サンデーをつけてた牝馬にどの馬をつけるのか、生産者側も試行錯誤といったところなのでしょう。去年は明らかにウオッカとダイワスカーレットが抜けてるなーと思ってたのですが、今年はさっぱりですね。

結構頑張ってると思うのが、お騒がせ種牡馬のウォーエンブレム産駒(なんでお騒がせなのか知らない人は、Wikipediaでも見てください)。ブラックエンブレム、エアパスカルの2頭出走は、クロフネと並ぶ快挙です。しかもどちらも重賞勝ちしての出走で、かなり期待できそう。特にブラックエンブレムは桜花賞では分の悪い関東馬、しかも松岡騎手騎乗ですから、応援したいです。

あとは阪神JFで応援して、勝ってくれたトールポピー。エイムアットビップは前走はうーん、という感じでしたが、内枠で思い切って行くのであればスピード能力はあると思うので楽しみですね。あとは妙に相性の悪いオディールかなあ。当日の気配と追い切りでもう一度考えます。

(4/12追記)
今朝見たら、ポルトフィーノが出走取り消してました・・・。お母さんのエアグルーヴも熱発で回避したんですよね。ダイナカールも桜花賞に1番人気で出走しながら負けるし、これまた人気だった姉のアドマイヤグルーヴも、1番人気でぶっとんだ記憶があります。「悲願」とか書いてるスポーツ紙もあったのに、桜花賞に縁のない血統なのかも。

2008年4月6日日曜日

最強牝馬の2008年初戦

先週、ようやくマーチSで当たって一息つき、今週の大阪杯は楽しみにしていました。何しろダービー2着馬そろい踏みのほかにも、天皇賞馬、皐月賞馬、そして今年は「兄」に続けて応援することに決めている「妹」ダイワスカーレット。

でも、スカーレットが1番人気っていうのは、ちょっと予想外だったんですよね。確かに馬格のあるスカーレット、しかも53キロとはいえ有馬記念2着の馬が斤量56キロで、牡馬というだけでGIを勝ったことのないサンライズマックスでも57キロというのは、彼女にとってハンデに近いというのはわかります。それに適距離は適距離。でも、天皇賞春秋連覇したメイショウサムソンや、そのサムソンに対戦成績では負けていないドリームパスポート、昨年の皐月賞・菊花賞馬とか、メイン・インティのダービー2着馬とか、かなり豪華なメンバーが揃った大阪杯で、全馬無事に行けば、すくなくとも宝塚も同じようなメンバーじゃない?と思うくらい。それなら3番人気くらいで単勝ウマーかと思ったんですが・・・。蓋を開けてみれば、2倍を切るかというレベルの断然の一番人気。お兄さんは勝っても人気無かったんですけどねえ。

というわけで、今回はさすがにスカーレットの単勝に1000円というわけにはいかず、スカーレット頭の三連単と、スカーレットからエイシン、インティ、サンライズマックスの三連複を買ったんですが、欲をかいた私が悪かった。普通に連で流してれば取れたのに(笑)。

というわけで、スカーレットが見事勝ちました。強かったです。プラス12キロで牡馬を従えて2000mを1分58秒7で逃げ切りです。4コーナーで2番手、3番手を走っていた強い牡馬たちが殺到してきたときは、あー差されるか?!と思ったけれども、そこから絶対に抜かされず、しかも鞍上の鞭一発で振り切っちゃった。パドックの馬体は、同じく大幅増だったアサクサキングスと比べてもすっきりしてたし、昨年末減ってた分と成長分だったのかも。ヴィクトリアマイルはまあ問題ないでしょう。その後安田だと間が無いから、あるいは宝塚か。。夏場は海外に行くという話もあるそうなので、楽しみです。とりあえず直近の目標は、牡馬混合戦のGIを獲ることですよね。エアグルーヴ以来の牝馬による年度代表馬を目指して頑張って欲しいです。

さて、来週は桜花賞。去年はウオッカかダイワスカーレットかという面白いレースでしたが、今年は本当に賭けという意味で面白そうな混戦レース。私は底を見せていないブラックエンブレム、そして前走は惜敗だったトールポピーに期待してます。