競馬が始まる頃には雨もあがり、7レースあたりからはかなり強い日差しも差してきました。とはいえ、無茶無茶暑いというほどでもなく、また最終的に入場人員は10万を少し超える程度だったようで、盛り上がるのにも観戦するのにもこのくらいがちょうどいいなーと思ったのでした。馬場差は先週よりは無くなってたかな。どちらかというと、最内よりも中央の部分が走りやすそうで、だから逃げ馬が有利か、というとそうでもなく差しも決まるレースもありました。また見た目以上に馬場は渋っていて、芝レースの後ではどの騎手も泥だらけになってるような感じでした。
ダービーの前座であるはず?の9Rむらさき賞で松岡騎手が単勝2万4000円の大穴(三連単は200万超)を開けて、ざわつく空気の中、また今年も中居君が最上段から顔を出し、島谷ひとみが国歌を独唱して、いよいよダービーです。ちなみに私の夢は(心中馬は)、メイショウサムソンです。
そのメイショウサムソンはものすごくいいスタートで、外の逃げ馬の出方をうかがう感じ。案の定逃げてなんぼのアドマイヤメインと、フサイチリシャールが出てきますが、もう少し粘るかと思ったリシャールはあっさりハナを譲り、アドマイヤメインのペース。この時点で「ああメインが残るかなー」と思いました。サムソンはいい位置で内側をロスなく進みます。

ややスローのまま、4コーナーで2段目にいた馬が一斉に仕掛けました。メイショウサムソンは馬場の真ん中のとても良い位置を見事に抜けてきて、あとの敵は逃げるアドマイヤメインだけ。坂途中で2頭がものすごい叩き合いを演じましたが、坂上で勝負は決しました。明らかに一杯一杯のアドマイヤメインに対し、メイショウサムソンは楽な手応え。最後は鞭も使わずにゴールし、着差以上に完勝でした。3着以下には2馬身以上の差をつけ、しかもその3着は皐月賞で2着だったドリームパスポートでしたから、どこかの競馬新聞が言っていたような皐月賞フロック説は払拭されたといってよいでしょう。
今年も三冠馬誕生の可能性が出てきましたよー。なんか去年に比べて地味〜な三冠馬になりそうな感じではありますが、でも私はサムソンのほうが好きだな(馬券が獲れたのだけが理由じゃないよ!)。父のオペラハウスの産駒にはあのテイエムオペラオーもいるわけで、逆に古馬になってからの活躍も期待されます。
さて、来週は5週連続GIのラストを飾るにふさわしい国際GIとなりそうな、安田記念です。今年はあの悪名高きグリーンベルトは現れず、来週はBコースを使用する予定とか。今日の雰囲気では、まあ大外をぶん回して届く感じではありませんが、それでも内外それほど変わりはないようでしたし、今週は中間雨予報も無いので、良いコンディションでの安田記念が期待できそう。私は左回りは目が回るのじゃ〜とか、坂は苦手なのじゃ〜とか言われても、ダイワメジャーを応援する予定です。でも結構好きな馬、カンパニーにあの内田博幸が乗るとか、ハットトリックも調子を戻してきていそうとか、今年で引退のダンスインザムードも気になったりとか、そして今年はちょっと違う大先生騎乗のオレハマッテルゼとか、外国馬も強い馬がくるので、本当に迷いそうなメンツです。まあ迷うだけに楽しみも大きいのですが・・・・
でも今のところ日曜の天気は曇り時々雨なのね・・・。あまりに降るようだと、もしやバランスオブゲームが来ちゃったりするかも?
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