2005年6月27日月曜日

グランプリまで牝馬が優勝

昨日は宝塚記念。タップダンスシチーとゼンノロブロイという去年の有馬記念の2強が、今度は阪神に場所を変えてガチンコ勝負、という雰囲気だったのですが、よく考えると他の馬も(とくに若い馬は)GIから遠い馬じゃなかったんですよね。今年は前を走っていたのが2200mの日本レコードを持つコスモバルクで、それを追いかけたタップダンスシチーは結局坂の途中で失速。追いかけて仕掛けたゼンノロブロイも結局早仕掛けになってしまって、勝負所で足が残らず、外から伸びてきたのが牝馬のスイープトウショウ。安田記念の2着はフロックじゃなかったんですね。2着はいつも2着の(ある意味ツルマルボーイのようだ)ハーツクライで、大荒れでした。3着ゼンノロブロイという読みは正しかったのですが、まさかタップが連に絡まないとは思ってなかったしなあ。安田ではスイープを買ってた相方も、今回はさすがに勝つことは無いだろうと、遊びでトウショウ=トウショウ馬券(トウショウナイトとスイープトウショウの馬連)くらいでしたし。

牝馬は3頭いたのですが、牝馬が勝つとしたら誰もがアドマイヤグルーヴと思っていたようで、馬場入場時にアナウンサーが「39年ぶりの牝馬優勝となるか」と言っていたのもアドマイヤグルーヴのときでした。夏は牝馬が強いですから、案外暑いのも幸い(ロートルのタップには災い?)したのかもしれません。

勝ったのが牝馬4歳、2着も牡馬4歳。そろそろ世代交代なのかなあ。去年の有馬記念のとき、タップもロブロイも、その年古馬GIでも活躍していた強い3歳には負けなかったと言ってたのですが、その3歳世代(現4歳)にあっさり負けちゃいましたからね。

スイープトウショウの動向は気になります。スローになりそう(で、足を余しそう)な女王杯より、斤量も軽く、タップやバルクが出てくればスローにはならないだろう天皇賞(秋)に出てこないかな。昨日も馬場の前で馬場入りを嫌がったり(入り口で止まって、厩務員が無理矢理引っ張ったり、なだめすかしたりしてもぴくりともしない)、ゲート難を考慮されて先に入れられたりと、まだまだ我が儘お嬢様という感じなのですが、走ると怖いですからねえ。

秋になったら、この古馬路線に怪物ディープインパクトとか、シーザリオとか、現3歳世代が有利な斤量で出てきます。なんか楽しみになってきました。今年は秋も面白そうですね。

2005年6月5日日曜日

もーため息しか出ない安田記念

よーいどん?

うぉー今年は牝馬の年だって言ってたのに、2着に来たのはダンスではなく、スイープトウショウでした。やっぱりAコース変わりって微妙。内のグリーンベルトに馬が殺到してしまって、結局出せないまま終わってしまった・・・みたいな馬も多かったし。勝ったのがアサクサデンエンって。。。やっぱり競馬は難しい。愛知杯もやっぱり大荒れで、今日は全然ダメでした。あとは宝塚までおとなしくしてよう・・・。とはいえ、宝塚は堅軸が2頭いるからなあ。

そうそう、今年の安田はすごいことがあったんですよ。GIファンファーレがなんとフライングしたんです。大学生の吹奏楽団だったんですが、合図するJRA職員がフライングしたのか、職員の何かの行動を間違って指揮者が指示し、始めてしまったみたいな感じでした。会場すごいブーイング。というか、ここ何年か散々GI見てますけど、一度もなかった珍事でした(笑)。

そして、いつもと違う競馬場の雰囲気は、中国人がものすごく多かったこと。もしかしたら、3割ぐらいは中国語を話す人だったんじゃないかってくらい。香港勢3頭、特にサイレントウィットネスを見に来た人々です。ものすごい盛り上がってました。しかもツアー組んでるようで、みんな一律同じ格好なんですよ。アレ見てたら、よく弾丸ツアーとか言って、日本の青いユニフォームを着た人々が大量に、世界のあちこちに固まってサッカー見に行くじゃないですか。あれ思い出しちゃって、「やっぱりあれってどうなのよ」と思いました。よく考えると、中国も北朝鮮も韓国も、みんな同じ格好して応援するの好きですよね。アジア人の特性なのかしらん。

2005年6月4日土曜日

安田記念 (GI) 枠順

安田記念 (GI)
6月5日(日) 東京  11R
サラ系3歳上/○国際○指/芝1600m

[1] 1  アルビレオ     牡5  58.0  松永 幹夫
[1] 2  フジサイレンス   牡5  58.0  五十嵐 雄祐
[2] 3  ダイワメジャー   牡4  58.0  柴田 善臣  
[2] 4  オレハマッテルゼ  牡5  58.0  蛯名 正義 
[3] 5  ダンスインザムード 牝4  56.0  デザーモ  
[3] 6  ローエングリン   牡6  58.0  後藤 浩輝 
[4] 7  アサクサデンエン  牡6  58.0  藤田 伸二
[4] 8  バランスオブゲーム 牡6  58.0  田中 勝春
[5] 9  カンパニー     牡4  58.0  福永 祐一 
[5] 10 ボウマンズクロッシングせ6  58.0  デルペッチ
[6] 11  スイープトウショウ 牝4  56.0  池添 謙一 
[6] 12 サイレントウィットネスせ6  58.0  コーツィー  
[7] 13  アドマイヤマックス 牡6  58.0  武   豊  
[7] 14  ユートピア     牡5  58.0  安藤 勝己  
[7] 15  サイドワインダー  牡7  58.0  内田 博幸 
[8] 16  ブリッシュラック  せ6  58.0  モッセ 
[8] 17  テレグノシス    牡6  58.0  勝浦 正樹
[8] 18  ハットトリック   牡4  58.0  四位 洋文 

さてさて、今年も春の3歳戦が終わりを告げ、いよいよ古馬のGIです。しかもその幕開けにふさわしい、超豪華メンバーのマイル戦。デュランダルがいないのは残念ってみんな言いますけど、私はやっぱりロブロイにも出て欲しかったな~。距離は問題無いと思うんですけど・・・。まあとにかく国際GIにふさわしいアジア頂上決戦になりました。

例年のいかにも空き巣GIと呼ばれるような「なんとなくどれも来そう」じゃなくて、実力伯仲の「どれが勝ってもおかしくない」なので、人気の割れ方もすさまじいです。1番人気が6倍前後をいったりきたり。しかも1時間ごとに1番人気が入れ替わっている模様。こういうときは、案外実績がものを言うし、やっぱり「自分の好きな馬を買う」ほうが後々後悔しない。ここは、やはり「喉の状態がよくなってから、普段も猛獣のよう」と言われてしまう皐月賞馬、ダイワメジャーから行きたいです。調教と実績からテレグノシスが対抗。あとは手広く流してもOKそうな配当で、久々に穴狙いが楽しめそう。楽しみです。