
去年と同じ時間に西門に着くも、去年以上の混雑。まあまあ良い観戦場所が取れましたが、やっぱりダービーは違いますね。
というわけで、今日は東京優駿、日本ダービーの観戦です。新スタンドが出来てから、収容人数がかなり増えたとみえて、先日のオークスでも9万を超える人が入ったそうですが、メインレース直前までかなり余裕で歩ける状態だったのです。しかしさすがにダービーではそうはいきませんでした。最終的には約14万人があの競馬場内に入ったそうです。国立競技場の収容人員が56206人であることと比較して貰うと、その人間の多さを多少は実感していただけると思いますが、もうその異様な雰囲気というか、人間が沢山いることによる「見えない圧力」みたいなものを全身で感じました。
レース直前には派手な衣装を身にまとった錦織健が、素晴らしい歌声で君が代を独唱して会場を盛り上げ、スタンド最上階からこれまた派手な衣装の中居正広が手を振って、さらに会場は盛り上がり、実況が聞こえないような大歓声の中、スタートが切られました。
レースは単勝支持率が70%を超えたというディープインパクト1強ムードで、相手も大体別路線だろうな~という確信があったので、予定通りディープ=インティライミからダンツキッチョウ、ニシノドコマデモ(直前の調教で決めた)、ダンスインザモアの3点で、払い戻しが大体5000円程度になるように差を付けて賭けてました。手広く賭ける面白さが無かったので、ただひたすら面白いレースを期待していた私。インティライミがどこまで迫れるのかが一番の感心事でしたが・・・。
ディープインパクトは感動で言葉を失うほど強かったのでした。レースは速くも遅くもなく、ばらけた縦長の展開。ディープはあまりスタートは良くありませんでしたが、4角早めに追い出しをすると、直線に入って横に広がった展開から早々に抜け出し、馬場の真ん中を飛ぶように走ってきました。前にいたインティライミはさらに早めに最内から抜け出したのですが5馬身差の2着。3着は・・・残念ながら皐月賞2着馬のシックスセンスでした。やっぱり私とダービーは相性が悪いようです。
予定通り2冠制覇し、口取り写真でピースサインをした鞍上の武豊。次3本の指を立てられるのは菊花賞なのか、それとも・・・。宝塚記念にもファン投票だけで出られそうなので、既に勝負のついてしまった3歳どおしではなく、早く古馬との対戦が見てみたい私です。ダービー馬で宝塚に挑戦したことがあるのはネオユニヴァースだけですが、ネオよりは確実に上だと思うんですよね。無理させて競争馬生活が短くなってしまうのは寂しいので、よく考えた上で使って貰いたいのですが、でもやっぱり今、これは本当に伝説になる馬だと言わせるには、ゼンノロブロイやタップダンスシチーと戦わないとな~とも思うのです。
そんな凄い馬なのですが、レースが終わったあとに近くを通ったときの目は、なんだか困ったような顔でした。いや、こういう馬の目が私は大好きなんですけど。
